Data Protection Manager エージェントの通信に関する問題

この記事は、Data Protection Manager (DPM) エージェントで発生する通信の問題に関するエラー メッセージを修正するのに役立ちます。

元の製品バージョン: System Center Data Protection Manager
元の KB 番号: 970090

現象

DPM エージェントでは、通信の問題に関する次のエラー メッセージが表示されます。

DPM エージェントは、通信エラーのため、サーバー>上の DPM サービスとの通信に<失敗しました。 DPM エージェントを実行している<コンピューターからサーバー>にリモートでアクセスできることを確認します。 サーバー>で<ファイアウォールが有効になっている場合は、DPM エージェントを実行しているコンピューターからの要求がブロックされていないことを確認します (エラー コード: 0x800706ba、フル ネーム: <サーバー>)。

アクセスが拒否されたため、DPM はサーバー>上<の保護エージェントと通信できませんでした。 (ID 42 詳細: アクセスが拒否されました (0x80070005))

エラー 270: DPM が DPM 保護エージェントと通信できなかったため、サーバー>で<エージェント操作が失敗しました。 コンピューターが別の DPM サーバーによって保護されているか、保護されたコンピューターで保護エージェントがアンインストールされている可能性があります。

原因

この問題は、保護されたサーバー上の次のいずれかのセキュリティ グループに DPM マシン アカウントが存在しない場合に発生します。

  • DPMRADmTrustedMachines
  • DPMRADCOMTrustedMachines
  • 分散 COM ユーザー

解決方法

[原因] セクションに記載されているセキュリティ グループから DPM マシン アカウントが見つからない場合は、DPM マシン アカウントを手動で追加します。

たとえば、DPM サーバーの名前が DPM01 で、この名前が Contoso ドメインに属している場合は、保護されたサーバー上の各グループのメンバーとして Conotoso\DPM01 が表示されます。

保護されたサーバーがドメイン コントローラーである場合、保護エージェントのインストールが失敗すると、 DPMRADmTrustedMachines グループと DPMRADCOMTrustedMachines グループが削除される 可能性があります。 この問題は、次のコマンドを実行して解決できます。

<drive letter>:\Program Files\Microsoft Data Protection Manager\bin\SetDpmServer.exe -dpmServerName <DPM server name>

たとえば、このコマンドの最後の部分は次のようになります。

SetDpmServer.exe -dpmServerName DPM01

注:

  • DPM01 は、実際の DPM サーバー名です。
  • このコマンドは、Active Directory に 2 つのグループを再作成し、DPM マシン アカウントをこれらのグループと 分散 COM ユーザー グループに追加します。