クライアント側がサポートしている DHCP オプション

概要

Windows NT DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol : 動的ホスト構成プロトコル) サーバー サービスでは、DHCP サーバーから DHCP クライアントに、送信可能なオプションのリストを提供できます。DHCP クライアントはこれらのオプションから、構成情報を取得できます。DHCP サーバーがサポートしているオプションは RFC 1533 に定義されていますが、Microsoft DHCP クライアントではこれらのオプションの一部のみを受け付けます。

詳細

Microsoft DHCP クライアントでは、現在次の 2 つのオプションを使用できます。



- DHCP Protocol Options
- Information Options


注 : () 内の値は、オプションのコード番号です。


DHCP プロトコル オプション

DHCP Message Type (53) : このオプションは、DHCP メッセージの種類を知らせます。このオプションのコードは 53 で、長さは 1 です。このオプションの有効な値は、以下のとおりです。



Value Message Type
----- ------------

1 DHCPDISCOVER
2 DHCPOFFER
3 DHCPREQUEST
4 DHCPDECLINE
5 DHCPACK
6 DHCPNAK
7 DHCPRELEASE


Lease Time (51) : このオプションは、クライアントが IP アドレスのリース期間を要求するクライアント要求 (DHCPDISCOVER または DHCPREQUEST) で使用されます。DHCP サーバーはリース期間を指定するために、サーバー応答 (DHCPOFFER) でこのオプションを使用します。この値は秒単位で表され、符号なし 32 ビット整数値で指定されます。このオプションのコードは 51 で、長さは 4 です。


Renewal Time (58) : このオプションは、アドレス割り当てからクライアントが RENEWING 状態になるまでの時間間隔を指定します。この値は秒単位で表され、符号なし 32 ビット整数で指定されます。このオプションのコードは 58 で、長さは 4 です。


Rebind Time (59) : このオプションは、アドレス割り当てからクライアントが REBINDING 状態になるまでの時間間隔を指定します。この値は秒単位で表され、符号なし 32 ビット整数で指定されます。このオプションのコードは 59 で、長さは 4 です。


Information オプション

Subnet Mask (1) : このオプションは、RFC 950 [5] に従ってクライアントのサブネット マスクを指定します。DHCP 応答にサブネット マスクとルーターの両オプションを指定する場合は、サブネット マスク オプションを必ず先に指定します。このオプションのコードは 1 で、長さは 4 オクテットです。


Default Router (3) : このオプションは、クライアントのサブネット上にあるルーターの IP アドレスのリストを指定します。ルーターは優先度の順にリストされている必要があります。このオプションのコードは 3 で、長さ 4 オクテット以上の 4 の倍数値でなければなりません。


DNS Server (6) : このオプションは、クライアントが利用できるドメイン ネーム システム (STD 13, RFC 1035 [8]) ネーム サーバーのリストを指定します。サーバーは優先度の順にリストされている必要があります。このオプションのコードは 6 で、長さ 4 オクテット以上の 4 の倍数値でなければなりません。


Domain Name (15) : このオプションは、DNS ホスト名の解決のために DHCP サーバーがクライアントに割り当てる DNS ドメイン ネームを指定します。


WINS Server (NetBIOS Name Server) (44) : NetBIOS Name Server (NBNS) オプションは、優先度の順にリストされている RFC 1001/1002 [19] [20] NBNS ネーム サーバーのリストを指定します。このオプションのコードは 44 で、長さ 4 オクテット以上の 4 の倍数値でなければなりません。


NetBIOS Node Type (46) : このオプションを使用すると、設定可能な NetBIOS over TCP/IP クライアントを RFC 1001/1002 の定義に従って設定できます。値は、次に示すクライアント タイプを、単一のオクテット値として指定します。

Value Node Type
----- ---------

0x1 B-node
0x2 P-node
0x4 M-node
0x8 H-node
上の表に示す値は 16 を基数としています (16 進数)。このオプションのコードは 46 で、長さは 1 です。


NetBIOS Scope Id (47) : このオプションは、クライアントの NetBIOS over TCP/IP スコープ パラメータを RFC 1001/1002 の定義に従って指定します。文字セットの制約については、コード [19]、[20]、および [8] を参照してください。このオプションのコードは 47 で、長さは 1 以上です。その他のオプションを指定しても、クライアント側で無視され、どのような方法を使っても利用できなくなります。このオプションでは大文字と小文字が区別されることに注意してください。


: DHCP クライアントでは、次のレジストリ設定を変更できます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\Dhcp\Parameters\Options\ Option ID
これらの各オプションでは、DHCP クライアント側に対応するコードが存在します。一部のコードは Windows NT レジストリに追加する前にデータ変換が必要です。したがって、データ変換を行っていないと、キーを追加できません。

関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID
121005 (最終更新日 2000-10-16) をもとに作成したものです。


プロパティ

文書番号:121005 - 最終更新日: 2005/10/21 - リビジョン: 1

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