Regedit.exe と Regedt32.exe の相違点


概要


Windows NT ベースのオペレーティング システムには、Regedit.exe および Regedt32.exe という 2 つのレジストリ編集用ユーティリティが含まれています。この資料では、Windows NT ベースの各オペレーティング システムにおける 2 つのユーティリティの相違点について説明します。

詳細


Windows NT 3.x

Regedit.exe

Regedit.exe は 16 ビット Windows の登録データベースのエディタであり、Windows の登録データベースの変更に使用します。データベースは、Reg.dat という名前で Windows ディレクトリに格納されています。データベースには、16 ビット アプリケーションに関する情報が格納されていて、ファイルを開く際や出力する際にファイル マネージャによって使用されます。また、OLE (Object Linking and Embedding) をサポートするアプリケーションでも使用されます。Reg.dat は、WOW (Windows on Windows) および 16 ビットの Windows アプリケーションで使用され、維持されます。WOW レイヤは、仮想 DOS コンピュータ (VDM) の上位に位置します。


Regedit.exe は、以前の 16 ビット アプリケーションとの互換性を維持するために Windows NT に含まれている 16 ビット アプリケーションです。Regedit を使用することにより、Windows NT 環境の Reg.dat を検査できます。Windows NT の初期インストール後に初めてログオンする際に、Reg.dat データベース ファイルを Windows NT レジストリに移行することができます。

Regedt32.exe

Regedt32.exe は、Windows NT の構成データベースのエディタであり、Windows NT の構成データベース (Windows NT レジストリ) の変更に使用します。このエディタを使用することにより、Windows NT レジストリの参照や変更を行うことができます。このエディタでは、ハイブと呼ばれる、レジストリのセクションごとにウィンドウが表示されます。各ウィンドウは 2 つの部分で構成されており、左側にはレジストリ キーを表すフォルダが表示され、右側には選択されたレジストリ キーに関連付けられている値が表示されます。Regedt32 は強力なツールです。このツールを使用してレジストリ値を変更する場合は、十分な注意が必要です。レジストリの値に欠損や誤りがあると、インストールされた Windows NT が使用できなくなる場合があります。

Windows NT 4.0 および Windows 2000

Regedit.exe

Windows NT 4.0 および Windows 2000 に含まれている Regedit.exe は、主に検索用です。Regedit.exe を使用して、Windows NT 4.0 または Windows 2000 のレジストリに変更を加えることはできますが、Windows NT 4.0 または Windows 2000 の一部の機能やデータ型については、このツールによる参照および編集を行えないものがあります。


以下に、Windows NT 4.0 および Windows 2000 に含まれているバージョンの Regedit.exe の制限事項を示します。
  • レジストリ キーのセキュリティを設定することはできません。
  • REG_EXPAND_SZ および REG_MULTI_SZ というデータ型の値を表示、編集、または検索することはできません。REG_EXPAND_SZ 値を表示すると、Regedit.exe では、バイナリ データ型として表示されます。これらのいずれかのデータ型を編集すると、Regedit.exe では、そのデータ型が REG_SZ として保存され、そのデータ型の本来の機能を果たさなくなります。
  • キーをハイブ ファイルとして保存または復元することはできません。
Windows NT ベースのコンピュータまたは Windows 2000 ベースのコンピュータでは、検索以外の目的で Regedit.exe を使用することは推奨されていません。

Regedt32.exe

Regedt32.exe は、Windows NT 4.0 および Windows 2000 の構成データベースのエディタであり、Windows NT の構成データベース (Windows NT レジストリ) の変更に使用します。このエディタを使用することにより、Windows NT レジストリの参照や変更を行うことができます。このエディタでは、ハイブと呼ばれる、レジストリのセクションごとにウィンドウが表示されます。各ウィンドウは 2 つの部分で構成されており、左側にはレジストリ キーを表すフォルダが表示され、右側には選択されたレジストリ キーに関連付けられている値が表示されます。Regedt32 は強力なツールです。このツールを使用してレジストリ値を変更する場合は、十分な注意が必要です。レジストリの値に欠損や誤りがあると、インストールされている Windows が使用できなくなる場合があります。


: Regedit.exe とは異なり、Regedt32.exe では登録エントリ (.reg) ファイルのインポートとエクスポートはサポートされていません。

Windows XP および Windows Server 2003

Regedit.exe

Regedit.exe は Windows XP および Windows Server 2003 の構成データベースのエディタであり、Windows NT の構成データベース (Windows NT レジストリ) の変更に使用します。このエディタを使用することにより、Windows NT レジストリの参照および変更を行うことができます。このエディタでは、レジストリ キーのセキュリティの設定、REG_EXPAND_SZ および REG_MULTI_SZ の表示と変更、およびハイブ ファイルの保存と復元がサポートされています。左側には、レジストリ キーを表すフォルダが表示され、右側には選択されたレジストリ キーに関連付けられている値が表示されます。Regedit は強力なツールです。このツールを使用してレジストリ値を変更する場合は、十分に注意する必要があります。レジストリの値に欠損や誤りがあると、インストールされている Windows が使用できなくなる場合があります。

Regedt32.exe

Windows XP および Windows Server 2003 の Regedt32.exe は、Regedit.exe を実行するための小さなプログラムです。Regedt32.exe を実行すると、実際には Regedit.exe が実行されます。

関連情報


関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
256986 Microsoft Windows レジストリの説明
Regedit および Regedt32 の関連情報については、これらのユーティリティのヘルプまたは Windows NT リソース キットの Resource Kit Tools Overview Help を参照してください。

関連情報


この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 141377 (最終更新日 2004-10-19) を基に作成したものです。