ADO を使用して、ADSI LDAP プロバイダ経由でオブジェクトにアクセスする方法

概要

ADSI (Active Directory Service Interfaces) LDAP (Lightweight Directory Access Protocol) プロバイダは、ADO (ActiveX Data Objects) を使用して LDAP 準拠のディレクトリのオブジェクトにアクセスするための OLE DB インターフェイスを実装したものです。これを行うには、ADO の Connection オブジェクトを作成し、そのオブジェクトの Provider プロパティを "ADsDSOObject" に設定する必要があります。ADO の Connection オブジェクトの Open メソッドの接続文字列 (最初の引数) には、"" も含め、任意の文字列を指定できます。


Connection オブジェクトの Execute メソッドの CommandText (最初のオブジェクト) は、4 つの要素で構成される LDAP クエリで、セミコロンで区切られた次の形式を取ります。
   <LDAP://server/adsidn>;ldapfilter;attributescsv;scope
上記の各部分は、それぞれ次のような意味を表します。

  • server は、ディレクトリをホストするサーバーの名前 (または IP アドレス) です。
  • adsidn は、名前空間のルートを左に置き "/" で区切られた、ADsPath 形式で表現されたクエリの開始ポイントの DN (Distinguished Name) です。名前空間のルートを右に置きコンマで区切られた相対識別名による X.500 形式の属性名も使用できます。
  • ldapfilter は、LDAP フィルタ文字列です (rfc2254 を参照してください)。
  • attributescsv は、レコードセットの各行に返されるコンマ区切りの属性名の一覧です。
  • scope は、base、onelevel、または subtree のいずれかを指定します。
: rfc2253 では、ADSI LDAP 構文の基準になっている LDAP 構文を指定しています。


Exchange Server 内のすべての受信者コンテナ内のすべてのオブジェクトの ADsPath、クラス、および cn 属性を返すには、次の CommandText を (URL 形式で) 使用できます。
      LDAP:<//server/o=organization/ou=site/cn=recipients>;
(objectClass=*);ADsPath,objectClass,cn;subtree"
または (属性名形式) で使用します。
     <LDAP://server/cn=recipients,ou=site,o=organization>, _
(objectClass=*);ADsPath,objectClass;subtree

詳細

次の Visual Basic のサンプル コードは、このクエリを示したものです。

サンプル コード

  Dim conn As ADODB.Connection
Dim rs As ADODB.Recordset
Set conn = New ADODB.Connection
conn.Provider = "ADSDSOObject"
conn.Open "ADs Provider"
Set rs = conn.Execute( _
"<LDAP://server/o=organization/ou=site/cn=recipients>;" _
& "(objectClass=*);ADsPath,objectClass,cn;subtree")
While Not rs.EOF
Debug.Print rs.Fields(0).Value, rs.Fields(1).Value, _
rs.Fields(2).Value
rs.MoveNext
Wend
conn.Close

関連情報

RFC 2253 および RFC 2254 を含む一般的な LDAP RFC の一覧と説明については、「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) の次の資料を参照してください。
221606 [NT] 共通の LDAP RFC
関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
275917 [PRB] ADSI 2.5 と MDAC 2.6 の互換性の問題

関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 187529 (最終更新日 2004-07-13) を基に作成したものです。


この資料に含まれているサンプル コード/プログラムは英語版を前提に書かれたものをありのままに記述しており、日本語環境での動作は確認されておりません。
プロパティ

文書番号:187529 - 最終更新日: 2004/12/17 - リビジョン: 1

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