Windows Server で SNMP が有効になっている場合にログに記録されるイベント 1500
この記事では、Simple Management Network Protocol (SNMP) が有効になっているときにイベント ID 1500 が記録される問題の回避策について説明します。
適用対象: Windows Server 2019、Windows Server 2016、Windows Server 2012 R2
元の KB 番号: 2002303
現象
SNMP 機能が Windows Server にインストールされると、次のイベント ID 1500 ソース SNMP がシステム イベント ログに記録され、SNMP サービスの開始ごとにさらに 1 つのイベントが記録されます。
ログ名: システム
ソース: SNMP
日付: <日付><時刻>
イベント ID: 1500
タスク カテゴリ: なし
レベル: エラー
キーワード: クラシック
ユーザー: N/A
コンピューター: <コンピューター名>
説明:
ソース SNMP からのイベント ID 1500 の説明が見つかりません。 このイベントを発生させるコンポーネントがローカル コンピューターにインストールされていないか、インストールが壊れています。 ローカル コンピューターにコンポーネントをインストールするか、コンポーネントを修復してください。 イベントが別のコンピューターから発生している場合、イベントと共に表示情報を保存する必要があります。 イベントには、SYSTEM\CurrentControlSet\Services\SNMP\Parameters\TrapConfiguration という情報が含まれていました。
注:
SNMP トラップを設定すると、イベントはログに記録されなくなります。
原因
SNMP サービスは、イベントの説明に記載されているレジストリ パスが存在するかどうかを確認し、そうでないと判断するため、このエラーがログに記録されます。
このレジストリ パスは SNMP トラップ構成に必要であり、トラップが設定されると作成されます。
回避策
これは SNMP またはシステムの動作に影響を与えないと判断されており、無視する必要があります。
SNMP 機能の最初のインストールと開始後にイベントがログに記録されますが、次に示す問題のレジストリ パスを作成することで、イベントの再発を回避できます。
この問題を回避するには、次の操作を行います。
- [スタート] をクリックし、[コントロール パネル] をポイントし、[管理ツール] をポイントして、[コンピューターの管理] をクリックします。
- コンソール ツリーで、[ サービスとアプリケーション] を展開し、[ サービス] をクリックします。
- 右側のウィンドウで、[ SNMP サービス] をダブルクリックします。
- [トラップ] タブ を クリックします。
- [OK] をクリックします。
TrapConfiguration キーは、その操作の下にHKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CCS\Services\SNMP
作成されます。
詳細
SNMP サービスで、レジストリ キー HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\SNMP\Parameters\TrapConfiguration
にアクセスしているときにエラーが発生しました。
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