Office 2010 スイートおよび Office 2010 プログラムを、他のバージョンの Office を実行しているコンピューターで使用する方法について

2007 Microsoft Office については、次の資料を参照してください。 928091 .
Microsoft Office 2003 については、次の資料を参照してください。 828956 .
Microsoft Office XP については、次の資料を参照してください。 290576 .
Microsoft Office 2000 については、次の資料を参照してください。 218861 .

はじめに

この資料では、Microsoft Office 2010 スイートおよび Microsoft Office 2010 プログラムを、他のバージョンの Microsoft Office を実行しているコンピューターで使用する方法について説明します。また、バージョンが異なる Office で競合が発生することを防ぐためのヒントも紹介します。

詳細

1 台のコンピューターに複数のバージョンの Microsoft Office をインストールして使用できます。たとえば、同じコンピューターに Microsoft Office 2010 と Microsoft Office 2003 を両方インストールして使用できます。ただし、マイクロソフトでは併用を推奨していません。

注: ターミナル サービスが有効になっている Microsoft Windows で複数のバージョンの Microsoft Office を使用することは、サポートされていません。複数のバージョンの Office を実行する必要がある場合は、ターミナル サービスを無効にしてください。

仮想化

この資料で説明されている問題を回避するには、仮想化環境を使用して 1 つ以上の Office 製品を展開する方法があります。以下に、これらのテクノロジを示します。

Windows 7 および Windows Virtual PC

Windows Virtual PC は Windows 7 では無料でダウンロードできます。Windows Virtual PC を使用すると、この資料の他の部分で説明されている競合を発生させることなく、1 台の Windows 7 コンピューターに複数のバージョンの Office をインストールできます。Windows Virtual PC の詳細については、次のサポート技術情報を参照してください。

Windows Virtual PC について (http://support.microsoft.com/kb/958559)

リモート デスクトップ サービスとターミナル サービス

リモート デスクトップ サービスまたはターミナル サービスを使用すると、サーバー上にインストールをホストして、クライアントから接続することにより完全な Windows 環境を実現することができます。この選択肢の詳細については、Web ページ (http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/bb897474.aspx) の情報を参照してください。

Application Virtualization

Microsoft Application Virtualization (App-V) では、互換性のないアプリケーションをオペレーティング システムの同じインスタンス上で実行できるようにすることができます。アプリケーションは、インストールされず、競合を最小限にし、エンドユーザーにオンデマンドでストリーミングされる、一元的に管理されるサービスになります。この選択肢の詳細については、http://www.microsoft.com/japan/windows/enterprise/products/mdop/app-v.aspx で App-V に関する情報を参照してください。


これらの選択肢の詳細情報は、Office 2010 リソース キット (http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ff602180.aspx) に記載されています。

インストールの順序

注: このインストールの順序は、Microsoft Visio などのスタンドアロンの Microsoft Office 製品にも適用されます。

仮想化を使用せずに 1 台のコンピューターに複数のバージョンの Office をインストールして使用する場合、以下の順序でインストールします。

バージョンインストールの順序
Microsoft Office XP1 番目
Microsoft Office 20032 番目
2007 Office スイートおよび 2007 Office プログラム3 番目
Microsoft Office 2010 スイートおよび Microsoft Office 2010 プログラム (32 ビット版のみ)4 番目
最も古いバージョンの Office を最初にインストールする必要があります。たとえば、Office 2003 と Office 2010 プログラムを同じコンピューターで使用する場合、最初に Office 2003 をインストールします。各バージョンの Office スイートおよび Office プログラムのレジストリ キー、共有プログラム、ファイル名拡張子、およびその他の設定を正しく管理するために、この順序でインストールする必要があります。

注: 上記の表は Office XP、Office 2003、Office 2007 および Office 2010 のインストールについて説明したものです。他にも古いバージョンの Microsoft Office がありますが、マイクロソフトによるサポートが終了しているため、この資料では説明しません。

重要: インストールされている Office の 1 つを削除した場合、各バージョンの Office が正常に動作するために、残りのバージョンの Office を再インストールすることが必要な場合があります。

この資料の以下の説明では、32 ビット版の Office が上記の順序でインストールされていることを前提としています。

Office 2010 スイートおよび製品 (64 ビット版)

1 台のコンピューター上で 64 ビット版の Office 2010 スイートまたは Office 2010 プログラムを 32 ビット版の Office と共に実行することはサポートされていません。セットアップ プログラムはコンピューター上に Office 2010 より前の 32 ビット版の Office プログラムが存在することを検出し、64 ビット版の Office 2010 をインストールする前に 32 ビット版を削除することを要求します。

Office Bin フォルダーの場所

Office 2010 スイートおよび Office 2010 プログラムをインストールする場合、セットアップ プログラムでは、32 ビット版の Windows には既定のフォルダーとして Program Files\Microsoft Office フォルダー、64 ビット版の Windows には Program Files (x86)\Microsoft Office フォルダーが既定のフォルダーとして使用されます。ただし、Office Bin フォルダーは、Program Files\Microsoft Office\Office14 または Program Files (x86)\Microsoft Office\Office14 です。Office Bin フォルダーは、Office の実行可能ファイルがインストールされるフォルダーです。1 台のコンピューターで複数のバージョンの Office を使用したいユーザーにとっては、この配置の方が使い勝手がよくなります。この配置は、Office XP で最初に使用されました。Office XP の Office Bin フォルダーは、Program Files\Microsoft Office\Office10 です。Office Bin フォルダーの名前は変更できません。

Office ショートカット バー

Office 2010、2007 Office スイートおよび 2007 Office プログラムと、Office 2003 には、Office ショートカット バーが含まれていません。ただし、Office XP が同じコンピューターに既にインストールされている場合は、Office ショートカット バーが引き続き保持されます。

Office XP が Office 2010 スイートまたは Office 2010 プログラムと共にインストールされている場合、Office ショートカット バーを独立して起動できます。

[スタート] メニューのショートカット

Office XP により [スタート] メニューのショートカットがインストールされると、ショートカットの名前は、[スタート] メニューの [プログラム] に表示される名前と同じになります。Office 2003、2007 Office スイートおよび 2007 Office プログラム、および Office 2010 では、[プログラム] の Office フォルダーにバージョン番号を含むショートカットがインストールされます。混乱を避けるため、各ショートカットに Office XP 製品を示すバージョン番号を追加することをお勧めします。たとえば、Office 2010 スイートおよび Office 2010 プログラムをインストールする前に、Microsoft Access へのショートカットの名前を "Microsoft Access 2002" に変更します。

詳細を参照するには、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
292584 Office XP セットアップ プログラムにより、以前のバージョンの Office の [スタート] メニュー項目が上書きされる
Office XP の [スタート] メニューのショートカットを手動で移動した場合、以下のいずれかの操作を実行すると、[スタート] メニューの [プログラム] にショートカットが再作成されます。
  • ショートカットを移動したバージョンの Office を再インストールする。
  • ショートカットを修復する。
注: Office 2003 セットアップまたは Office XP セットアップ プログラムをカスタマイズして、ショートカットを [スタート] メニューの別の場所にインストールできます。これを行うには、Microsoft Office リソース キットのカスタム インストール ウィザードを使用します。Office 2007 よりも前のバージョンの Office の Office リソース キットについては、マイクロソフト Web サイト (http://technet.microsoft.com/ja-jp/office/default.aspx) を参照してください。

2007 Office スイートおよび 2007 Office プログラムおよび Office 2010 では、Office カスタマイズ ツールを使用すると、ショートカットに別の場所を指定できます。Office カスタマイズ ツールにアクセスするには、次の手順を実行します。

  1. コマンド プロンプトを開きます。
  2. Office 2010 CD に移動します。
  3. 次のコマンドを実行します。

    setup /admin
注: Office カスタマイズ ツールは、Microsoft Office 2007 および Office 2010 のボリューム ライセンス版でのみ使用可能です。

Office カスタマイズ ツールの詳細については、以下のマイクロソフト Web サイトを参照してください。

http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc179097.aspx

複数のバージョンの Outlook

Microsoft Outlook 2010 は以前のバージョンの Microsoft Outlook と共存できません。Outlook 2010 をインストールする場合は、セットアップ プログラムにより Microsoft Office Outlook 2007、Microsoft Office Outlook 2003、および Microsoft Outlook 2002 が削除されます。[旧バージョンの削除] ダイアログ ボックスの [これらのプログラムを残す] チェック ボックスをオンにした場合でも、セットアップ プログラムによりこれらのバージョンの Outlook は削除されます。

Microsoft Office Groove 2007 および Microsoft SharePoint Workspace 2010


Microsoft SharePoint Workspace 2010 は Microsoft Office Groove 2007 と共存できません。SharePoint Workspace 2010 をインストールする場合は、セットアップ プログラムにより Microsoft Office Groove 2007 が削除されます。[旧バージョンの削除] ダイアログ ボックスの [これらのプログラムを残す] チェック ボックスをオンにした場合でも、セットアップ プログラムにより Groove 2007 は削除されます。

複数のバージョンの Word

同じコンピューターに 2 種類のバージョンの Microsoft Word がインストールされていると、Word 2010 の起動に時間がかかります。これは、そのコンピューター上で Word 2010 によって Word 2010 自体の自動登録が行われるためです。

この自動登録は無効にできます。自動登録を無効にすると、Word 2010 の起動が速くなります。ただし、自動登録を行わないと Word が正しく機能しなくなる可能性があるため、この方法を使用することは推奨できません。

重要: このセクション、方法、またはタスクには、レジストリの変更方法が記載されています。レジストリを誤って変更すると、深刻な問題が発生することがあります。レジストリを変更する際には十分に注意してください。万一に備えて、変更の前にレジストリをバックアップしてください。問題が発生した場合でも、レジストリを復元できます。バックアップおよび復元方法の詳細を参照するには、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
322756 Windows でレジストリをバックアップおよび復元する方法
Word 2010 の自動登録を無効にするには、次の手順を実行します。

  1. Word 2010 を終了します。
  2. レジストリ エディターを起動します。
    • Windows 7 または Windows Vista の場合は、[スタート] ボタンをクリックし、[検索の開始] ボックスに「regedit」と入力し、Enter キーを押します。

      管理者のパスワードを要求するダイアログ ボックスが表示された場合はパスワードを入力して [OK] をクリックし、確認を要求するダイアログ ボックスが表示された場合は [続行] をクリックします。
    • Windows XP の場合は、[スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。[名前] ボックスに「regedit」と入力し、[OK] をクリックします。
  3. 次のレジストリ サブキーを見つけてクリックします。

    HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\14.0\Word\Options
  4. 手順 3. に記載されているサブキーが選択されている状態で、[編集] メニューの [新規] をポイントして、[DWORD 値] をクリックします。
  5. NoReReg」と入力し、Enter キーを押します。
  6. [NoReReg] を右クリックし、[修正] をクリックします。
  7. [値のデータ] ボックスに「1」と入力し、[OK] をクリックします。
  8. [ファイル] メニューの [レジストリ エディターの終了] をクリックして、レジストリ エディターを終了します。
注: 他のバージョンの Microsoft Word で修復をブロックするには、各バージョンに対してこのレジストリ キーを作成する必要があります。パスのバージョン番号は適切なバージョンに置き換えます。

エクスプローラー内の Office ファイル

エクスプローラーで Office ファイルをダブルクリックしてファイルを開く場合、以下のルールが適用されます。注: Windows の [最近使ったファイル] で Office ファイルをダブルクリックした場合にも、このルールが適用されます。
  • ファイルを作成したバージョンのプログラムがコンピューターで実行されている場合、ファイルはそのバージョンのプログラムで開かれます。
  • Office XP では、ファイルを作成したバージョンのプログラムがコンピューターで実行されていない場合、そのファイルは最後にインストールされたバージョンのプログラムで開かれます。
  • Microsoft Access および Microsoft Word では、ファイルを作成したバージョンのプログラムがコンピューターで実行されていない場合、そのファイルは最後に起動したバージョンのプログラムで開かれます。
  • 特定のバージョンの Office に含まれるプログラムにファイルを関連付けるには、Office セットアップ プログラムを実行し、[修復] をクリックします。これを実行すると、そのバージョンの Office に対するファイルの関連付けが登録されます。
注: この方法を使用して、Word または Access でファイルの関連付けを登録できません。

注: いずれかのバージョンの Office 用のソフトウェア更新プログラムをインストールした場合、ソフトウェア更新プログラムによってそのバージョンの Office が修復されます。ソフトウェア更新プログラムのインストール後、ファイルの関連付けを復元するために、一部またはすべての Office 製品を修復することが必要な場合があります。Office 2010 の機能の修復方法の関連情報を参照するには、以下のリンクをクリックしてヘルプ トピックを参照してください。

Office プログラムを修復または削除する

他のプログラムの Office OLE オブジェクト

複数のバージョンの Office を実行しているコンピューターで別のプログラムに Office オブジェクトを挿入する場合、プログラムの最新のバージョンが使用されます。たとえば、Microsoft Excel ワークシート オブジェクトを Word 文書に挿入すると、最新のバージョンの Word および Excel が使用されます。Office 2010 プログラムを使用していないユーザーとこのファイルを共有している場合、この動作が原因で問題が発生することがあります。

共有プログラム

「インストールの順序」で説明した順序で Office の複数のバージョンをインストールした場合、数式エディターや Clip Gallery などの共有プログラムを使用する際に、通常、問題は発生しません。[オブジェクト] ダイアログ ボックスで、各共有プログラムに対して複数のエントリが表示されることがあります。この現象は、コンピューターに複数のバージョンの共有プログラムがインストールされていることがあるために発生します。

Word 使用時の Windows インストーラーのメッセージ

複数のバージョンの Word がコンピューターにインストールされている場合、Microsoft Word 2010 を起動すると Windows インストーラーが実行されることがあります。また、Windows インストーラーで Word をインストールする準備をしているという内容のメッセージが表示されることがあります。このメッセージは、Word が起動される前に表示されることがあります。

Windows インストーラーは、起動した Word のバージョンが、登録されているバージョンと異なる場合に実行されます。この修復処理は完了までに数分かかる可能性があることを認識しておく必要があります。

Access 使用時の Windows インストーラーのメッセージ

複数のバージョンの Access がインストールされているコンピューターで、Microsoft Office Access 2003、Microsoft Office Access 2007 または Microsoft Office Access 2010 を起動すると、Windows インストーラーが実行されることがあります。また、"インストールの準備中" または "構成中" というメッセージが表示されることがあります。このメッセージは、Access が起動される前に表示されます。

Access 2010 を使用した後に Access 2003 または Access 2007 を起動すると、Windows インストーラーの修復処理により、毎回 Access 2003 または Access 2007 が登録されます。同様に、前のバージョンの Access を使用した後に Access 2010 を起動すると、Windows インストーラーの修復処理により、毎回 Access 2010 が登録されます。Access 2002 では、それより新しいバージョンの Access を使用した後に起動しても、修復処理は開始されません。起動した Access のバージョンが、以前に使用した Access のバージョンと同じ場合は、Windows インストーラーの修復処理は発生しません。

プロパティ

文書番号:2121447 - 最終更新日: 2011/07/05 - リビジョン: 1

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