Windows Vista および Windows Server 2008 の [状況に応じたディスプレイ] を [オン] に設定した状態で、システムのログオフ、または再起動を実施した後にスクリーン セーバーが起動しなくなる場合がある

現象

Windows Vista および Windows Server 2008 の [状況に応じたディスプレイ] を [オン] に設定した状態で、スクリーン セーバーの起動、または解除を繰り返して、システムのログオフ、またはコンピューターの再起動を行うと、スクリーン セーバーが起動しなくなる場合があります。

補足 : [状況に応じたディスプレイ] の初期値は、以下のとおり電源プランの設定によって異なります。
  • 電源プランの設定が [バランス] か [省電力] の場合は、[状況に応じたディスプレイ] は [オン] に設定されています。また、Windows Vista の場合は、電源プランの初期設定は、[バランス] です。
  • 電源プランの設定が [高パフォーマンス] の場合は、[状況に応じたディスプレイ] は [オフ] に設定されています。

原因

[状況に応じたディスプレイ] を有効にしている場合には、スクリーン セーバーが起動した直後に解除を行う処理を 2 回以上続けて行うと、システムの内部処理によって設定されている待ち時間を経過してもスクリーン セーバーが起動しないように起動時間の調整がされるため、この現象が発生します。

スクリーン セーバーを起動時間の調整が行われる際に一時的に、以下のレジストリが変更されます。

レジストリキー :HKEY_CURRENT_USER\ControlPanel\Desktop
レジストリ値 :ScreenSaveActive

ScreenSaveActive の値が 0 に設定されると、スクリーン セーバーが無効になります。一時的にスクリーン セーバーが無効になった後、システム内部で作成されたタイマーによって、一定時間経過後にレジストリの値が元に戻ります。



ScreenSaveActive が一時的に 0 になっている状態で、ユーザーがログオフやシステムの再起動を行うと、システム内部で作成されたタイマーが無効になります。このため、再度ログオンを行った後は、ScreenSaveActive の設定値が 0 のままとなり、スクリーン セーバーが無効になります。

解決方法

この現象を解決するには、電源プランの設定に応じて、[状況に応じたディスプレイ] の設定を無効にしてください。



電源プランを [高パフォーマンス] に設定している :

以下の手順を実行することで、[状況に応じたディスプレイ] の設定を無効にできます。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をクリックします。
  2. [コントロール パネル] の [システムとメンテナンス] をクリックし、[電源オプション] をクリックします。
  3. [お気に入りのプラン] の 現在選択しているプランの [プラン設定の変更] をクリックします。
  4. [詳細な電源設定の変更] をクリックします。
  5. [電源オプション] の [ディスプレイ] を展開し、[状況に応じたディスプレイ] を展開します。
  6. [設定] ボックスをクリックして、[オフ] をクリックします。
  7. [電源オプション] の [OK] をクリックし、[コントロール パネル] を閉じます。
電源プランを [バランス] または [省電力] に設定している :

電源プランの設定を、[バランス] または [省電力] に設定している場合、[状況に応じたディスプレイ] の設定を [オフ] にできない以下の問題があります。


955708 デスクトップ PC に Windows Vista をインストールすると [状況に応じたディスプレイ] を無効にできない

電源プランの設定を [バランス] または [省電力] にしている場合は、以下の手順に従って powercfg コマンドを利用して [状況に応じたディスプレイ] を無効にしてください。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[プログラムとファイルの検索] ボックスに、cmd と入力して、Enter キーをクリックします。
  2. [コマンド プロンプト] 画面で、以下のコマンドを入力して、Enter キーをクリックします。

    powercfg –list

    実行結果の出力例 :

    補足 : * のついているものが、現在有効になっている設定です。

    既存の電源設定 (* アクティブ)
    -----------------------------------
    電源設定の GUID: 381b4222-f694-41f0-9685-ff5bb260df2e (バランス)*
    電源設定の GUID: 8c5e7fda-e8bf-4a96-9a85-a6e23a8c635c (高パフォーマンス)
    電源設定の GUID: a1841308-3541-4fab-bc81-f71556f20b4a (省電力)
  3. 以下のコマンドを入力し、Enter キーをクリックして、ディスプレイの設定を変更します。

    powercfg -SETDCVALUEINDEX <現在有効になっている電源設定のGUID> 7516b95f-f776-4464-8c53-06167f40cc99 90959d22-d6a1-49b9-af93-bce885ad335b 0

    powercfg -SETACVALUEINDEX <現在有効になっている電源設定のGUID> 7516b95f-f776-4464-8c53-06167f40cc99 90959d22-d6a1-49b9-af93-bce885ad335b 0

  4. 以下のコマンドを入力して設定の確認をします。

    以下の実行結果の出力例のように、[状況に応じたディスプレイ] の [現在の AC 電源設定のインデックス] または [現在の DC 電源設定のインデックス] の値が 共に 0 になっていれば、無効に設定されています。

    powercfg -query 381b4222-f694-41f0-9685-ff5bb260df2e 7516b95f-f776-4464-8c53-06167f40cc99

    実行結果の出力例 :

    電源設定の GUID: 90959d22-d6a1-49b9-af93-bce885ad335b (状況に応じたディスプレイ)
    利用可能な設定のインデックス: 000
    利用可能な設定のフレンドリ名: オフ
    利用可能な設定のインデックス: 001
    利用可能な設定のフレンドリ名: オン
    現在の AC 電源設定のインデックス: 0x00000000
    現在の DC 電源設定のインデックス: 0x00000000

回避策

この現象を回避するには、再度スクリーン セーバーの設定を有効にしてください。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をクリックします。
  2. [コントロール パネル] の [個人設定] をクリックし、[スクリーン セーバー] をクリックします。
  3. 現在選択されている以外のスクリーン セーバーを一度選択し、[適用] ボタンをクリックできる状態にします。
  4. 任意のスクリーン セーバーをクリックして選択し、[OK] ボタンをクリックします。
  5. [コントロール パネル] を閉じます。
プロパティ

文書番号:2590664 - 最終更新日: 2016/09/29 - リビジョン: 1

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