[HOWTO] ビットワイズ フィルタを使用して Active Directory クエリを実行する方法

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概要

Active Directory オブジェクトの属性の一部は、 ビットワイズ フラグで構成されています。そのため、特定のビットが設定されているオブジェクトのみを返すクエリを実行するために、ビットワイズ演算子を使用する必要が生じることがあります。このクエリの作成には、LDAP (Lightweight Directory Access Protocol) Matching Rule コントロールを使用します。

詳細

LDAP Matching Rule は次の構文で指定します。
attributename:ruleOID:=value
attributename には属性の LDAPDisplayName を入力し、ruleOID には Matching Rule コントロールのオブジェクト ID (OID) を入力し、value には比較演算に使用する 10 進値を入力します。値が 16 進数の場合は、10 進数に変換した値を使用します。


ruleOID には、次のいずれかの値を指定します。
  • 1.2.840.113556.1.4.803 - これは、LDAP_MATCHING_RULE_BIT_AND ルールのオブジェクト ID です。このルールが適用されるのは、プロパティのすべてのビット値が一致する場合のみです。したがって、このルールは AND ビットワイズ演算子と似た働きをします。
  • 1.2.840.113556.1.4.804 - これは、LDAP_MATCHING_RULE_BIT_OR ルールのオブジェクト ID です。このルールは、プロパティのビットが 1 つでも一致する場合に適用されます。したがって、このルールは OR ビットワイズ演算子と似た働きをします。
無効化されているユーザー クラス オブジェクトを対象とした Active Directory クエリの例を以下に示します。この例でユーザー クラス オブジェクトの情報を保持する属性は userAccountControl です。この属性は、異なるフラグの組み合わせで構成されています。オブジェクトの無効化を設定するフラグは UF_ACCOUNTDISABLE です。値には 0x02 (10 進数の 2) を指定します。userAccountControl 属性に UF_ACCOUNTDISABLED ビットを指定したビットワイズ比較フィルタは、次のようになります。
(UserAccountControl:1.2.840.113556.1.4.803:=2)
上のビットワイズ比較フィルタを使用した Microsoft Visual Basic のサンプル スクリプトを以下に示します。
Set oNSP = GetObject("LDAP://Win2000Server/rootdse")
Set oConfig = GetObject("LDAP://Win2000Server/" & oNSP.get("DefaultNamingContext"))

Set oConn = CreateObject("ADODB.Connection")
oConn.Provider = "ADSDSOObject"
oConn.Open ""

strQuery = "<" & oConfig.ADsPath & ">;(&(objectClass=User)(userAccountControl:1.2.840.113556.1.4.803:=2));name,objectClass;subtree"

Set oRS = oConn.Execute(strQuery)
While Not oRS.EOF
MsgBox oRS.Fields("name")
oRS.MoveNext
Wend

MsgBox "done"

Set oConn = Nothing
Set oRS = Nothing
Set oConfig = Nothing
Set oNSP = Nothing

関連情報

LDAP Matching Rule の詳しい使用方法については、Platform SDK (Software Development Kit) を参照してください。 この情報は Platform SDK の次の場所にあります。



Networking and Directory Services
Active Directory, ADSI, and Directory Services
Active Directory
Using Active Directory
Searching the Active Directory
Creating a Query Filter
How to Specify Comparison Values
LDAP Matching Rule の詳しい使用方法については、Platform SDK に収録されているサンプルも参照してください。これらのサンプルは \Microsoft PlatformSDK\Samples\NetDs\ADSI\Samples\ActiveDir\Attributes and SDK\Samples\NetDs\ADSI\Samples\ActiveDir\GetSchemaInfo フォルダに収められています。

関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 269181 (最終更新日 2001-01-19) をもとに作成したものです。


この資料に含まれているサンプル コード/プログラムは英語版を前提に書かれたものをありのままに記述しており、日本語環境での動作は確認されておりません。


プロパティ

文書番号:269181 - 最終更新日: 2004/03/30 - リビジョン: 1

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