ネットワーク経由でpst ファイルを参照している場合、ファイルサーバー上でメモリ枯渇による STOP エラーが発生する場合がある

適用対象: Windows Server 2008 R2 DatacenterWindows Server 2008 R2 EnterpriseWindows Server 2008 R2 Standard

現象


ファイル サーバー上で Outlook の個人用フォルダー (.pst ファイル) を共有して使用している場合、ファイル サーバー上でページプールなどのシステム リソースの枯渇や、大量のディスク I/O による障害が発生する場合があります。 また、ページプール不足により、以下のような様々なストップエラーが発生する可能性があります。

例 1) 0x00000050

例 2) 0x0000000A


- 詳細

.pst ファイルは、ローカルで使用されることを前提で開発されたファイルのため、共有フォルダ上に置いて使用することはお勧めしていません。
このファイルをネットワーク上の共有フォルダに配置した場合、対象ファイルへの I/O が全てネットワーク経由でサーバーに通知され、サーバー上で処理されることになります。この際、.pst ファイルの管理のため、サーバー上では多くのページプールを消費し、またサーバーのディスク I/O の負荷が非常に高くなります。
複数の .pst ファイルを共有フォルダに置いている場合や、多くのユーザーが同時に .pst ファイルにアクセスした場合は現象がより顕著となり、メモリ不足やディスク I/O の遅延により様々な障害が発生する可能性があります。

回避策


.pst ファイルをサーバーで共有せずに、各クライアントで保存してください。

関連情報


.pst ファイルについての説明は以下をご覧ください。以下のヘルプは Microsoft Outlook 2010 です。
Outlook データ ファイル (.pst および .ost) の概要

また、以下のサポート技術情報にも、弊社が推奨する LAN または WAN 上での .pst ファイルの使用に代わる解決策や .pst ファイルの使用制限について詳細が記述されています。
297019 LAN リンクまたは WAN リンク上での個人用フォルダー (.pst) ファイルの使用の制限