Outlook で代理人と本人がキャッシュ モードとオンライン モードを混在して使用した場合に特定の操作で本文に不正な文字列が追加される

現象

以下のシナリオを想定します。
  • サーバーとして Exchange Server 2007 を使用しています。
  • あるコンピュータ (以下、PC_A) の Outlook でキャッシュ モードによりメールボックス (以下、UserA) に接続し、別のメールボックス (以下、UserB) に受信トレイへの作成編集者権限を与えます。
  • 別のコンピュータ (以下、PC_B) の Outlook でオンライン モードにより UserB に接続します。
  • PC_B で UserA の受信トレイにある、本文が約 1 万文字以上のテキスト形式または HTML 形式のメールを開き、そのメールのフラグや分類項目を変更します。
  • PC_A で変更されたメールがキャッシュに同期されるのを待ちます。

上記のシナリオで、PC_A に同期されたメールの本文に不正な文字列 (文字化けデータや別のメールの本文など) が追加される場合があります。

また、 サーバーとして Exchange Server 2010 を使用している場合や Office 365 の Exchange Online を使用している場合に、上記の PC_B で本文の編集をすると現象が発生することがあります。

原因


オンライン モードでプロパティの変更が行われた際に、キャッシュ モードのクライアントに同期される変更内容に含まれる本文の最後に終端を意味する NUL 文字 (キャラクター コード 0) が付与されず、そのあとに続くメモリ上のデータが本文に追記されることが原因で発生します。


解決方法

Outlook 2010 では以下の修正プログラムの適用により現象を回避可能です。

2553391 Description of the Outlook 2010 hotfix package (Outlook-x-none): December 11, 2012

回避策


現象が発生した場合には、下記の手順で不正な文字列が追加されたメールを元に戻すことが可能です。
  1. 現象が発生したメールが含まれるフォルダーを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  2. [全般] タブの [オフライン アイテムをクリア] をクリックします。
  3. [Shift]+[F9] キーを押し、フォルダの再同期を行います。

また、以下のいずれかの方法で予防可能です。
  • 全クライアントでキャッシュ モードを無効にする。
  • 全クライアントを Outlook 2010 にアップグレードし、モードをキャッシュ モードまたはオンライン モードで統一する。

状況

マイクロソフトでは、この問題をこの資料の対象製品として記載されているマイクロソフト製品の問題として認識しています。
プロパティ

文書番号:2769792 - 最終更新日: 2016/09/29 - リビジョン: 1

Microsoft Office Outlook 2003, Microsoft Office Outlook 2007, Microsoft Outlook 2010, Microsoft Exchange Server 2007 Enterprise Edition, Microsoft Exchange Server 2007 Standard Edition, Microsoft Exchange Server 2010 Enterprise, Microsoft Exchange Server 2010 Standard

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