Exchange 2010 環境において、グローバル カタログ サーバー停止後、アドレス帳へのアクセスに失敗する

現象

Outlook を起動している状態で、アドレス帳参照時に使用されているグローバルカタログ サーバーが停止した場合、別のグローバル カタログ サーバーへの切り替わりが行われないため、アドレス帳の参照に失敗致します。 なお、Outlook をキャッシュ モードで使用している場合は、オフライン アドレス帳を参照するため、今回の現象は発生致しません。

1. Outlook を起動し、アドレス帳を参照します。
2. Exchange 2010 はアドレス帳のデータを取得するためにグローバルカタログ サーバーへ接続を行います。
3. 手順 2 で取得した結果を基にユーザーにアドレス帳の情報を返します。
4. その際、Exchange では、該当ユーザーからのセッションを維持し、そのセッションにおいては、手順 2 で取得したグローバルカタログ サーバーに接続します。
5. 手順 2 のグローバル カタログ サーバーを停止させます。
6. Outlook を起動したままの状態で、再度アドレス帳を開くと、アドレス帳の参照に失敗します。

原因

Exchange 2010 環境では、Outlook がアドレス帳へアクセスする際には、Microsoft Exchange Address Book サービスへアクセスします。 Exchange 2010 の Microsoft Exchange Address Book サービスでは、Outlook からのセッションが続いている限り、アドレス帳参照時に使用されるグローバルカタログ サーバーは、同一のグローバル カタログ サーバーを使用し続けます。そのため、該当のグローバル カタログ サーバーが停止した場合は、Outlook からのセッションが再作成されない限り、アドレス帳の参照に失敗致します。

回避策

以下のいずれかの方法にて、Microsoft Exchange Address Book サービスへのセッションを再作成することで、現象を回避することが可能です。

1. Outlook を再起動します。
2. タスク トレイに表示されている Outlook アイコンを Ctrl キーを押しながらマウスを右クリックし、表示されたショートカット メニューより [接続状態] をクリックします。表示された [Exchange Server の接続状態] ウィンドウにて、 [再接続] をクリックします。

関連情報

Microsoft Exchange Address Book サービスの詳細について以下の技術情報をご参考下さい。


Title: アドレス帳サービスについて

URL  : http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ee332346.aspx
プロパティ

文書番号:2776607 - 最終更新日: 2016/09/29 - リビジョン: 1

Microsoft Exchange Server 2010 Enterprise, Microsoft Exchange Server 2010 Service Pack 1, Microsoft Exchange Server 2010 Service Pack 2, Microsoft Exchange Server 2010 Standard

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