地理的に分散したサイトでの Windows クラスタリング

概要

地理的に分散した (マジョリティ ノード セット) サーバー クラスタが構築されるネットワークおよび記憶域のインフラストラクチャは、標準のクォーラム デバイス サーバー クラスタとは大幅に異なる特性を持っています。そのため、これらのサーバー クラスタは、別のテスト プログラムによって認定されます。既存のサーバー クラスタを地理的に分散したサーバー クラスタに変換する必要がある場合は、マイクロソフトにより認定されている、地理的に分散したサーバー クラスタ構成を実現できるように、ハードウェアの製造元に問い合わせてください。


既存の認定された構成に、データのレプリケーション用ソフトウェアおよび LAN (Local Area Network) の拡張ハードウェアを追加することで、地理的に分散したさまざまなソリューションを構築できます。ただし、これらのソリューションでは、あらかじめ認定されていた構成の性質が、特にタイミングや遅延 (レイテンシ) の点で大幅に変更されます。このため、マイクロソフトのサポート対象となるには、地理的に分散したクラスタのハードウェアとソフトウェアの構成がクラスタのハードウェア互換性リスト (HCL) で認定され、このリストに記載されている必要があります。
HCL および Windows クラスタの関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。

309395 サーバー クラスタに関するマイクロソフトのサポート ポリシーと、ハードウェア互換性リストおよび Windows Server Catalog
ハードウェアが認定を受けていても、ソフトウェア ソリューションが認定を受けていない場合は、サポートされません。

詳細

単一のクラスタを構成するメンバを複数の異なるサイトに展開する場合は、Windows クラスタを使用して、地理的に分散したクラスタを実現することができます。このような拡張されたクラスタ構成は、Windows クラスタでは検出されません。このため、地理的に分散したクラスタを構築するにあたり、特に以下の点に注意してネットワークおよびストレージ アーキテクチャの整合性を保つ必要があります。
  • クラスタ ノード間をプライベート ネットワークまたはパブリック ネットワークで接続する場合、その接続は、仮想 LAN (VLAN) などの技術を使用した、ルーティングを介さない単一の LAN である必要があります。この場合、接続に使用されるネットワークでは、ノード間での往復の最大待ち時間として 500 ミリ秒以内が保証されている必要があります。また、クラスタの相互接続は必ず標準の LAN と同じものとして認識される必要があります。
  • 地理的に分散したレプリケーションに対応したストレージ技術を使用する場合、LUN から Windows クラスタへの永続的なアービトレーションなどの点で、単一のディスクを使用した場合との整合性が保たれている必要があります。クォーラム ディスクは、すべてのサイト間において、同期モードでリアルタイムにレプリケートされる必要があります。
地理的に分散したクラスタの複雑性により何らかの問題が発生した場合は、ハードウェアの製造元に問い合わせる必要があります。多くの場合、構成の中に、クラスタが機能するために必要なサードパーティのソフトウェアやドライバが含まれています。Microsoft Product Support Services では、サードパーティのコンポーネントと Windows クラスタとの相互作用については十分な情報がない場合があります。


認定されている構成で、対象のサイトを相互接続するノード間の最長距離がサポートされている必要があります (たとえば、1 マイル離れたノード間を光ファイバ ケーブルで接続する構成が認定されている場合、ノード間が 1 マイルより離れている構成や、サイト間が銅線ケーブルで接続されている構成はサポートされません)。

関連情報

関連情報については、以下のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
プロパティ

文書番号:280743 - 最終更新日: 2008/01/13 - リビジョン: 1

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