Netsh ユーティリティを使用して DHCP スコープをエクスポートおよびインポートする方法

この記事では、Netsh ユーティリティを使用して DHCP スコープをエクスポートおよびインポートする方法について説明します。

適用対象: Windows Server 2003
元の KB 番号: 281626

概要

Windows Server 2003 の Netsh.exe ユーティリティには、動的ホスト構成プロトコル (DHCP) のエクスポートとインポートに使用できる 2 つのコマンドが含まれています。 これらのコマンドを使用して、DHCP スコープを選択的にエクスポートおよびインポートできます。

詳細

Netsh.exe を使用して、アクティブなアカウントがローカル Administrators グループのメンバーである場合にのみ、DHCP スコープをインポートおよびエクスポートできます。 アクティブなアカウントが Domain Admins グループに属している場合は、Netsh.exe を使用してインポートまたはエクスポートするときに"アクセスが拒否されました" というエラー メッセージが表示されることがあります。 Domain Admins グループは、組み込みの Administrators グループのメンバーです。

Netsh.exe で DHCP コマンドに移動するには、Netsh コマンド プロンプトから次のコマンドを入力します。ここで、 servername は管理する DHCP サーバーの名前です。
dhcp server \\ servername

NETSH DHCP SERVER コマンド プロンプトから、次の例に従ってスコープをエクスポートおよびインポートできます。

エクスポートの例

次のコマンドは、完全なサービス構成を c:\Temp\Dhcpdb ファイルにエクスポートします。
c:\temp\dhcpdb all をエクスポートする
次のコマンドは、スコープ 10.0.0.0 および 20.0.0.0 に関連する構成を c:\Temp\Dhcpdb ファイルにエクスポートします。
export c:\temp\dhcpdb 10.0.0.0 20.0.0.0

インポートの例

次のコマンドは、c:\Temp\Dhcpdb ファイルから完全な構成をインポートします。
c:\temp\dhcpdb all をインポートする
次のコマンドは、スコープ 10.0.0.0 および 20.0.0.0 に関連する構成を c:\Temp\Dhcpdb ファイルからインポートします。
import c:\temp\dhcpdb 10.0.0.0 20.0.0.0