PowerPoint で印刷をキャンセルすると 2 回目以降の印刷で警告メッセージが表示され印刷できない

適用対象: PowerPoint 2013PowerPoint 2010Microsoft Office PowerPoint 2007

現象


Microsoft PowerPoint で印刷実行中に [キャンセル] すると、以降、印刷時に警告メッセージ ダイアログ ボックスが表示され、印刷できない場合があります。この現象は、以下の条件に該当する場合に発生します。

  • [バックグラウンドで印刷する] オプションが無効
  • 印刷時のスプーリング方法が RAW スプーリングの場合

原因


PowerPoint では処理高速化を目的とし、[バックグラウンドで印刷する] オプション設定に依存し、クライアントにキャッシュされたプリンタのデバイス コンテキストを再利用する場合があります。
PowerPoint でキャッシュされた同じデバイス コンテキストを使用し印刷を実行すると、印刷時のスプーリング方法が RAW スプーリングの場合、警告メッセージ ダイアログ ボックスが表示され印刷ができない場合があります。

  • [バックグラウンドで印刷する] オプションが有効の場合 (既定の設定)

    印刷実行中にキャンセルしても、処理完了後にデバイス コンテキストの解放処理を行います。
    印刷を実行するたびにデバイス コンテキストを再作成します。
    この場合、印刷時のスプーリング方法に依存せず現象は発生しません。
  • [バックグラウンドで印刷する] オプションが無効の場合

    印刷実行中にキャンセルしても、処理完了後にデバイス コンテキストの解放処理を行いません。
    再印刷実行時に PowerPoint でキャッシュされたデバイス コンテキストが存在すると、これを再利用します。
    この時、印刷時のスプーリング方法が RAW スプーリングの場合、以下の警告メッセージ ダイアログ ボックスが表示され印刷できない場合があります。
警告メッセージ


解決方法


この問題は、2013 年 8 月に公開された PowerPoint 2010 累積更新プログラムで修正されました。

2817569 Description of the PowerPoint 2010 hotfix package (Powerpoint-x-none.msp): August 13, 2013


回避策


PowerPoint 2010 累積更新プログラムを適用せずに回避する場合、警告メッセージが表示されたら、 PowerPoint を一度終了し、PowerPoint を起動し直します。
その後、印刷を実行します。

詳細


問題の再現手順

  1. PowerPoint を起動します。
  2. [ファイル]-[オプション]-[詳細設定] から [印刷] セクションにある [バックグラウンドで印刷する] オプションのチェックを外し無効に設定します。
  3. [OK] を押下し、[PowerPoint のオプション] ダイアログを閉じます。
  4. [ファイル]-[印刷] から [印刷] ボタンを押下し、印刷を開始します。
  5. 印刷中のダイアログの [キャンセル] を押下します。
  6. 再度、[ファイル]-[印刷] から [印刷] ボタンを押下し、印刷を開始します。

結果

警告メッセージ ダイアログ ボックスが表示され、印刷ができません。