ファイル サーバーのクライアントを Windows 7 以降の OS に移行すると、ファイル サーバーが過負荷となる

適用対象: Windows 7 EnterpriseWindows 7 Home BasicWindows 7 Home Premium

現象


ファイル サーバーのクライアントが Windows 7 以降の OS で、エクスプローラー上ナビゲーション ウィンドウのフォルダ ツリーが表示されている場合、Windows XP や Windows Vista をクライアント端末として使用していた時と比較して、ファイル サーバーの CPU 使用率が非常に高くなる、メモリ リソースが枯渇する、ネットワーク トラフィックが大幅に増える可能性があります。

原因


Windows 7 以降のエクスプローラーでは、ナビゲーション ウィンドウのフォルダ ツリーに対する変更もすぐに反映されるように動作が変更されています。この動作により、現在開いているフォルダ以外にも、ナビゲーション ウィンドウのフォルダ ツリーに表示されているフォルダ内で変更がある度に、クライアントからファイル サーバーに対して最新のフォルダ構成を確認するためのクエリが行われます。ナビゲーション ウィンドウのフォルダ ツリー内で頻繁に更新が行われるフォルダが含まれている場合など、共有フォルダの構成や用途によってはファイル サーバーへのクエリ量が非常に多くなるため、ファイル サーバーやネットワークが過負荷となる場合があります。

回避策


クライアントのエクスプローラーで以下の設定が有効になっている場合はナビゲーション ウィンドウのフォルダ ツリーが全て展開されます。ファイル サーバーが過負荷な環境ではナビゲーション ウィンドウのフォルダ ツリーは出来るだけ展開せず、本設定は共に無効状態でご利用ください。(既定値は無効です)
  • すべてのフォルダーを表示する
  • 自動的に現在のフォルダーまで展開する

navigation window


また、 ファイル サーバーが Windows Server 2008 R2 SP1 環境で発生している場合には、ファイル サーバーへ以下の修正プログラム適用も実施ください。

2831013 User receives SMB change notifications from a subfolder that the user does not have permission to access in Windows 7 SP1 or Windows Server 2008 R2 SP1

詳細


エクスプローラーを開くクライアント側で、以下のレジストリを追加する事により、共有フォルダの自動更新を無効化する事も可能です。自動更新を無効にした場合には、共有フォルダに変更があってもクライアントから自動的にクエリが行われないため、ファイル サーバーやネットワークの負荷を下げる事が可能です。
重要: 共有フォルダ内にファイルを追加したりファイル名を変更してもすぐに自動更新が行われないため、最新内容を表示するためにはフォルダを開き直したり、F5 キーを押す必要などがあります。

コンピューターに設定する場合
キー : HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer
名前 : NoRemoteChangeNotify
種類 : REG_DWORD
データ : 1

ユーザーに設定する場合
キー : HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer
名前 : NoRemoteChangeNotify
種類 : REG_DWORD
データ : 1