複数の EFI システム パーティションが存在する場合に起動できない

この記事は、プライマリ ハード ディスク上にあった Windows を起動できない問題を回避するのに役立ち、2 番目のハード ディスク上の Windows の新しいインストールに対してのみ起動するオプションがある場合があります。

適用対象: Windows Server 2012 R2、Windows 10 - すべてのエディション
元の KB 番号: 2879602

現象

次のような状況で問題が発生します。

  • Windows を実行しており、uEFI モードで起動している PC があります。
  • 2 つ目のハード ディスクを PC に追加し、uEFI 起動可能メディアを使用して Windows の 2 つ目のインストールを開始します。 プライマリ ハード ディスク上の既存の ESP に加えて、2 番目のディスクに新しい EFI システム パーティション (ESP) が作成されます。

このシナリオでは、セットアップが完了した後、プライマリ ハード ディスク上にあった Windows を起動できなくなり、2 番目のハード ディスク上の Windows の新しいインストールに対してのみ起動できるオプションがある場合があります。

原因

uEFI ブート プロセスでは、起動時に表示される uEFI ファームウェア ブート エントリに依存します。 Windows インストール プロセスでは、利用可能なオペレーティング システムの一覧に最新のインストールが追加され、最新のインストールが既定のブート オプションとして設定されます。 このメニューは、通常、PC の起動時に公開されません。

uEFI ファームウェアのバージョンが異なるため、Windows は以前にインストールしたオペレーティング システムのプロビジョニングを行いません。そのため、「現象」セクションで説明されている方法で複数の ESP の起動は現在サポートされていません。

回避策

uEFI 環境で Windows の複数のインストールを起動するための唯一の Microsoft サポートされている回避策は、 デュアル ブート 構成を使用することです。 これにより、1 つの ESP と 1 つの MSR が使用されますが、ユーザーはディスク 1 またはディスク 2 上のインストールで起動することを選択できます。

注: EFI ファームウェアでは、プライマリ ブート OS として最後の Windows インストール (setup.exe を使用) が使用されます。

詳細

また、既存の EFI パーティションと起動可能な OS を備えた 2 つ目のハード ドライブが追加された場合にも、この問題が発生する可能性があります。 ハードウェアとファームウェアのブート オプションの違いにより、どの Windows OS がプライマリ ブート ディスクとして設定されるかは不明です。