Windows Server 環境で更新プログラムをインストールした場合、サーバーの動作状況に関わらず再起動が自動で実施されることがあります。

適用対象: Windows Server 2008 R2 DatacenterWindows Server 2008 R2 EnterpriseWindows Server 2008 R2 Standard

概要


Windows OS は自動更新により更新プログラムをインストールした場合、自動的に再起動を試みます。

Windows Server 環境では自動更新の機能は既定で無効となっていますが、自動更新を有効にした時の動作は Windows Client 環境と同様となっています。このため、自動更新を有効にした上、更新プログラムを自動でインストールするようにしている Windows Server 環境では、サーバーが使用中の状況にも関わらず、更新プログラムのインストールに伴い再起動が自動で行われる場合があります。

状況


この動作は仕様です。

詳細


Windows Update による自動更新の設定は、下記グループ ポリシーにて設定可能です。

[コンピュータの構成]
 L [管理用テンプレート]
    L [Windows コンポーネント]
       L [Windows Update]

[スケジュールされた自動更新インストールで、ログオンしているユーザーがいる場合には自動的に再起動しない] ポリシーを有効にすると、スケジュールされた自動更新により更新プログラムをインストールした後、ユーザーがログオンしている状態では再起動は行われません。しかしながら、ユーザーがログオフすると自動的に再起動が実施されます。

このポリシーが無効、または未構成に設定されている場合、インストールを完了するために 5 分以内に自動的に再起動を行う旨をユーザーに通知します。

また、[スケジュールされたインストール時の再起動を再確認する] および [スケジュールされたインストールの再起動を遅らせる] ポリシーを有効にすると、スケジュールされた自動更新により更新プログラムをインストールした後、ポリシーで指定した時間待機した上で自動的に再起動を行います。

このポリシーが無効、または未構成に設定されている場合、更新プログラムのインストール完了後、OS 既定の時間待機した上で自動的に再起動を行います。


なお、上記動作はインストールした更新プログラムを可能な限り早く適用することを目的としています。

更新プログラムのインストールが完了し、再起動を実施していない状態では更新プログラムの内容は反映されておりません。これは更新前プログラムのインストール前と同様に脆弱性を保持したままの状態となります。このような状態の期間を短くするため、Windows OS ではサーバー/クライアントに関わらず、更新プログラムのインストール後はすぐに再起動を実施します。

自動で再起動が実施される状況を回避したい場合、更新プログラムのインストールと再起動の動作を予めスケジュールしておく、自動更新を使用せずに更新プログラムをインストール、再起動を実施するなどの運用を行ってください。