インフラストラクチャ マスター役割の強制転送を行っても、アプリケーション パーティションの fSMORoleOwner 属性の値が変更されません

適用対象: Windows Server 2008 R2 DatacenterWindows Server 2008 R2 EnterpriseWindows Server 2008 R2 Standard

現象


ドメイン コントローラー上でインフラストラクチャ マスター役割の強制転送 (Seize) を行っても、 アプリケーション パーティションにおける Infrastructure オブジェクトの fSMORoleOwner 属性が変更されず、強制転送前のドメイン コントローラーの情報が残ります。

既定ではアプリケーション パーティションとして DomainDnsZones や ForestDnsZones が存在しており、これらのパーティションが影響を受けます。

これにより、 以下のような現象が発生します。

Adprep /rodcprep コマンドの実行に失敗する

Adprep /rodcprep コマンドを実行すると、「Adprep は、パーティション DC=DomainDnsZones,DC=Contoso,DC=com のレプリカに接続できませんでした。 」というエラー メッセージが表示されます。

ドメイン コントローラーの降格が行えない

ドメイン コントローラーの降格を行おうとすると、「ディレクトリ サービスで必須の構成情報が不足しているため、浮動単一マスター操作の役割に対する所有権を判断できません。」というエラー メッセージが表示され、降格ができません。

回避策


fSMORoleOwner 属性に格納されるドメイン コントローラーの情報を更新します。fSMORoleOwner 属性値については、手動での変更が可能です。 手動で正しいドメイン コントローラーの情報に変更することで、問題は解決します。

スクリプトを用いて fSMORoleOwner 属性値を自動的に変更する手順については、以下のマイクロソフト Web サイトを参照してください。

http://support.microsoft.com/kb/949257/ja

状況


マイクロソフトでは、この問題を製品の問題として認識しています。