レプリケーションの反転が Event ID 32090 で継続してエラーとなる

適用対象: Windows Server 2012 DatacenterWindows Server 2012 DatacenterWindows Server 2012 Standard

現象


Hyper-V レプリカにて以下の手順でレプリケーションの反転を行った場合、レプリケーションの反転が継続してエラーとなる場合があります。

1. プライマリサーバの再起動を行います。

2. レプリカサーバより仮想マシンのフェイルオーバーを実行します。

3. レプリカサーバよりプライマリサーバが起動完了前に「レプリケーションの反転」を行います。

4. 「Hyper-V は、レプリケーションの反転を実行できませんでした。 Hyper-V は、レプリカサーバに接続できません」というエラーポップアップが表示され、レプリケーションの反転が失敗します。本エラー自体は接続が不可能であることを意味しており想定内となります。

5. 続けて再起動したレプリカサーバ(旧プライマリサーバ)が起動完了となるまで待ちます。この際、Hyper-V マネージャやレプリケーションの反転ウィザードは表示させたままにします。

6. レプリカサーバ(旧プライマリサーバ)が起動完了後にレプリケーションの反転ウィザードより再度レプリケーションの反転を実行します。

7 レプリカサーバの起動が完了しリモートアクセスできる状態にも関わらず以下のエラーポップアップが表示され、継続してレプリケーションの反転がエラーとなります。

Hyper-V は、レプリカ サーバーでレプリケーションを受け入れる状態にないため、仮想マシン '<仮想マシン名>' の変更をレプリケートできませんでした。(仮想マシン ID <仮想マシン ID>)
 
※上記エラーは Microsoft-Windows-Hyper-V-VMMS-Admin ログにも Event ID 32090 として記録されます。

原因


本件はレプリケーション反転先のサーバへアクセス可能となる前に反転を試行することで、レプリケーションの反転に必要な事前のステータス変更が失敗するために反転を受け入れる状態へ遷移せず、レプリカサーバ起動後も継続して 「レプリケーションを受け入れる状態にないため」という Event 32090 のエラーで反転が失敗します。

回避策


本現象が発生した場合、再度レプリケーション受け入れ可能な状態に遷移させる必要があり、以下のいずれかの方法にて状態を遷移させレプリケーションの反転を実行させることができます。

[方法 1]
レプリケーションの反転ウィザードを「キャンセル」ボタンにて一度終了し、再度「レプリケーションの反転」を 実行します。

上記方法 1 を実行後もエラーが継続する場合、以下の手順で再度レプリケーションの反転を実施してください。

[方法 2]
1. レプリケーションの反転ウィザードを「キャンセル」ボタンにて終了し、Hyper-V マネージャ自体も一度閉じます。
 
2. Hyper-V マネージャを再度起動します。

3. Hyper-V マネージャ内の仮想マシンを選択し、右クリックにて「レプリケーションの反転」を選択します。

4. 「レプリケーションの反転ウィザード」より再度反転を実行します。この際、ウィザード内部で反転の受け入れを可能とする状態遷移の要求が発生し、「完了」ボタン押下時に反転が成功するようになります。