Windows Server 2008 以降のドメインコントローラーを追加した場合自動でフォワーダーの設定が追加されることがある。

現象

DNS フォワーダーを設定する動作が、Windows Server 2008 以降の OS は Windows Server 2003 と異なります。
下記の 3 つの条件に合致した状態でドメイン コントローラー (DC) に昇格した際に DNS サーバーのフォワーダーの設定が自動で構成されます。


1. OS が以下のバージョンのいずれかである。
・Windows Server 2008
・Windows Server 2008 R2
・Windows Server 2012
・Windows Server 2012 R2

2. 該当サーバーに DNS サービスのバイナリーがインストールされている。
3. 既存のドメインに DCを追加する。

原因

Windows Server 2008 以降の OS では、 AD DS をインストールする際に自動構成処理がおこなわれるためです。

AD DS のインストール プロセスでは、 DC の役割に加え DNS サーバーの役割もインストールされます。そのインストール プロセスの一部として、参照先 DNS サーバー、フォワーダー、ルート ヒントが自動的に設定されます。

解決方法

DC昇格後、自動構成で追加された設定が不要な場合は個別に変更します。

回避策

DC のインストールを開始する前に、対象サーバーが既に DNS サーバーとして動作している場合、自動構成処理により設定がおこなわれることが適切でない状況が考えられます。
その場合には次のような方法で DNS サーバーの自動構成を実施しないオプションを DC 昇格時に選択します。

対象が Windows Server 2008 または Windows Server2008 R2 の場合
-------------------------------------------------------------------------------- 
DCPROMO 実行時に SkipAutoConfigDNS パラメータを指定します。

参考情報:
Dcpromo 時のパラメーターの詳細については以下の公開情報を参考してください。
http://technet.microsoft.com/en-us/library/cc732887.aspx


対象が Windows Server 2012 以降の場合
-------------------------------------------------------------------------------- 
Windows PowerShell を使用して、 AD DS をインストールします。

以下のように -SkipAutoConfigureDns を指定して PowerShell コマンドを実行し、ドメイン コントローラーを追加します。

PS > Install-ADDSDomainController -DomainName <ドメインのFQDN名>  -SkipAutoConfigureDns

昇格作業前に DNS サーバーの役割がインストールされている必要があります。

参考情報:
Windows PowerShellの パラメータの詳細については以下の公開情報を参考してください。
http://technet.microsoft.com/en-us/library/jj574134.aspx

詳細

この資料は以下の製品について記述したものです。
  • Windows Server 2008
  • Windows Server 2008 R2
  • Windows Server 2012
  • Windows Server 2012 R2 
プロパティ

文書番号:2975139 - 最終更新日: 2016/09/29 - リビジョン: 1

Windows Server 2012 Standard, Windows Server 2012 Standard, Windows Server 2012 Standard, Windows Server 2012 Standard, Windows Server 2012 R2 Standard, Windows Server 2008 Service Pack 2, Windows Server 2008 R2 Service Pack 1

フィードバック