イベント ID 158 は、同一のディスク GUID に対してログに記録されます

この記事では、Windows 10で同一のディスク GUID に対してログに記録されるイベント ID 158 を解決する解決策について説明します。

適用対象: Windows 10 - すべてのエディション
元の KB 番号: 2983588

現象

イベント ID 158 のエラー イベントがログに記録されます。 イベントは、2 つ以上のディスク デバイスに同一のディスク GUID が割り当てられていることを示します。

注:

上記のイベント メッセージは、クライアント システムに対する機能やパフォーマンスへの影響はありません。 このイベントは、システム上の複数のディスクが同じ識別情報 (シリアル番号、83 ページの ID など) を共有していることを示す警告を提供します。

原因

この問題は、いくつかの異なる状況のいずれかが原因である可能性があります。 最も一般的な状況は次の 2 つです。

  • 同じ物理ディスク デバイスへの複数のパスを使用できます。 ただし、Microsoft Multipath I/O (MPIO) は有効になっていません。 この状況では、使用可能なすべてのパスによってデバイスがシステムに公開されます。 これにより、同じデバイス ID データ (デバイスシリアル番号、ベンダー ID、製品 ID など) が複数回公開されます。
  • 仮想ハード ディスク (VHD) がコピーアンドペースト操作を使用して重複して仮想マシン (VM) を作成する場合、内部データ構造は変更されません。 そのため、VM には同じディスク GUID と同じ ID 情報 (デバイスシリアル番号、ベンダー ID、製品 ID など) があります。

解決方法

この問題を解決するには、物理ディスク デバイスで複数のパスを使用できる場合は、MPIO を有効にします。 MPIO が有効になっている場合、システムはドライブを要求し、コンピューターの再起動時に各ディスク デバイスのインスタンスを 1 つだけ公開できます。

詳細情報

MPIO を有効にする方法の詳細については、「MPIO の インストールと構成」を参照してください。

複数の VHD が重複として識別される場合は、Windows PowerShell コマンドレットのパラメーターをSet-VHD使用ResetDiskIdentifierします。 コマンドレットの Set-VHD 詳細については、「 Set-VHD」を参照してください。