SharePoint Server の IRM で保護されたドキュメント ライブラリにおいて、拡張子 .docx のファイルをテンプレートに使用したコンテンツ タイプを設定すると、コンテンツ タイプから作成したドキュメントを保存できない

現象

SharePoint Server 2010 において、IRM が有効に設定されたドキュメント ライブラリでコンテンツ タイプを設定する際、ドキュメントのテンプレートとして .docx 形式のファイルを使用すると、該当のコンテンツ タイプから作成した Word ファイルを保存できません。

原因

Word はファイルを保存する際、元のドキュメントが IRM で保護されている場合に、その IRM 情報を取得して保存処理を行います。
ただし、すでに存在しているファイル (コンテンツ タイプ) から文書を新規で作成する場合、一部の情報を取得できずに保存処理が失敗します。(IRM 情報がすべて存在する場合のみ保存処理が成功します。)

なお、本現象は Word の docx 形式においてのみ発生し、ドキュメントのテンプレートに doc 形式を利用した場合や、Excel や PowerPoint などの他の Office クライアントでは発生しません。

解決方法

コンテンツ タイプを作成する際、ドキュメントのテンプレートとして .dotx 形式 (テンプレート形式) のファイルを使用します。

詳細

本現象は Word の動作に依存するため、SharePoint が介在しない場合であっても、任意の IRM 付き .docx ファイルからローカル上で新規作成した場合でも同様の動作となります。
以下は、Word アプリケーションを利用した現象の再現手順です。

1) スタート メニューより Word を開始します。
2) IRM のアクセス制限を設定し、デスクトップに拡張子 .docx で保存します。
3) 上記で保存したファイルを右クリックし、[新規作成] をクリックします。
4) 開始した Word を保存できない現象が発生します。

SharePoint を利用した場合、以下の手順で現象を確認することができます。
1) ドキュメント ライブラリに対して IRM を設定します。
2) ドキュメント コンテンツタイプの、[ドキュメントのテンプレート] をファイルをアップロードして、dotx から、docx に変更します。
3) ドキュメント ライブラリの画面から、ドキュメントを新規に作成します
4) ドキュメントの保存を行うと、Word ファイルを保存できない現象が発生します
プロパティ

文書番号:3004996 - 最終更新日: 2016/09/29 - リビジョン: 1

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