Visual C++ で文字列配列を作成して使用する

この記事では、Visual C++ で文字列配列を作成して使用する方法を示すコード サンプルを提供します。

元の製品バージョン: Visual C++
元の KB 番号: 310809

概要

この記事では、マネージド C++ を使用して、Visual C++ .NET と Visual C++ で文字列配列を作成して使用する方法について説明します。 この例では 2 次元の文字列配列を使用していますが、1 次元文字列配列または多次元文字列配列にも情報を適用できます。

配列の初期化

クラスへのポインターの要素を含む 2 次元 __gc 配列の新しいインスタンスを String 初期化します。

Int32 nRows, nColumns;
nRows = 10;
nColumns = 10;
String* myStringArray [,]= new String* [nRows,nColumns];

次に、文字列配列を入力します。

String* myString = "This is a test";
myStringArray[x,y] = myString;

変数 xy は、配列の添字付き値を指定する有効な Int32 値または変数のプレースホルダーです。 配列は __gc 0 から始まります。

完全なサンプル コード

#using <mscorlib.dll>
#include <tchar.h>

using namespace System;

int _tmain(void)
{
    Int32 nRows, nColumns;
    nRows = 10;
    nColumns = 10;
    String* myString = "This is a test";

    String* myStringArray[,]= new String* [nRows,nColumns];
    myStringArray[0,0] = myString;

    Console::WriteLine(myStringArray[0,0]);
    return 0;
}

前のコード サンプルを正常にコンパイルするには、Visual Studio で共通言語ランタイム サポート コンパイラ オプションを追加する必要があります。 Visual Studio で共通言語ランタイム サポート コンパイラ オプションを追加するには、次の手順に従います。

  1. [プロジェクト] をクリックし、[ProjectName> プロパティ] をクリックします<

    注:

    <ProjectName> は、プロジェクトの名前のプレースホルダーです。

  2. [ 構成プロパティ] を展開し、[ 全般] をクリックします。

  3. 右ペインの [プロジェクトの既定値] の下の共通言語ランタイム サポートの右側にある [共通言語ランタイム サポート]、[適用] の順にクリックし、[OK] をクリックします。

共通言語ランタイム サポート コンパイラ オプションの詳細については、「 /clr (共通言語ランタイム コンパイル)」を参照してください。