[HOWTO] SQL Server で ASP.NET セッション状態管理を構成する方法

概要

この資料では、Microsoft SQL Server で ASP.NET SQL Server モードのセッション状態管理を構成する方法について、手順を追って説明します。



必要条件

推奨する必要なハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク インフラストラクチャ、および Service Pack は、次のとおりです。

  • Microsoft Windows 2000 Professional、Microsoft Windows 2000 Server、Microsoft Windows 2000 Advanced Server、または Microsoft Windows XP
  • Microsoft .NET Framework
  • Microsoft インターネット インフォメーション サービス (IIS)
  • Microsoft SQL Server

ASP.NET SQL Server モードのセッション状態管理の構成

以下の手順は、InstallSqlState.sql スクリプト ファイルおよび UninstallSqlState.sql スクリプト ファイルを実行して、SQL Server モードのセッション状態管理を構成する方法を示しています。

  1. SQL クエリ アナライザで、[ファイル] メニューの [開く] をクリックします。

  2. [クエリ ファイルを開く] ダイアログ ボックスで、InstallSqlState.sql スクリプト ファイルを選択し、[開く] をクリックします。デフォルトでは、InstallSqlState.sql は次のいずれかのフォルダにあります。

    system drive\WINNT\Microsoft.NET\Framework\version\


    system drive\Windows\Microsoft.NET\Framework\version\
  3. InstallSqlState.sql が SQL クエリ アナライザで開いたら、[クエリ] メニューの [実行] をクリックしてスクリプト ファイルを実行します。

  4. UninstallSqlState.sql スクリプト ファイルを実行して SQL Server モードのセッション状態管理の構成をアンインストールする前に、以下の手順に従って、w3svc プロセスを停止する必要があります。

    1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。cmd と入力し、[OK] をクリックしてコマンド プロンプトを開きます。

    2. コマンド プロンプトで net stop w3svc と入力します。w3svc プロセスが停止したという確認のメッセージが表示されます。

  5. SQL クエリ アナライザで、[ファイル] メニューの [開く] をクリックします。

  6. [クエリ ファイルを開く] ダイアログ ボックスで、UninstallSqlState.sql スクリプト ファイルを選択し、[開く] をクリックします。デフォルトでは、UninstallSqlState.sql は次のいずれかのフォルダにあります。

    system drive\WINNT\Microsoft.NET\Framework\version\


    system drive\Windows\Microsoft.NET\Framework\version\
  7. UninstallSqlState.sql が SQL クエリ アナライザで開いたら、[クエリ] メニューの [実行] をクリックしてスクリプト ファイルを実行します。

  8. SQL Server モードのセッション状態管理の構成をアンインストールした後、w3svc サービスを再開する必要があります。w3svc サービスを再開するには、コマンド プロンプトで net start w3svc と入力します。

アプリケーションの Web.config ファイルの修正

ASP.NET SQL Server モードのセッション状態管理を実装するには、以下の手順に従って、アプリケーションの Web.config ファイルの <sessionState> 要素を変更する必要があります。

  1. セッション状態が SQL Server に格納されることを示すために、<sessionState> 要素の mode 属性に SQLServer を設定します。

  2. sqlConnectionString 属性を設定して、SQL Server の接続文字列を指定します。たとえば、次のように指定します。

    sqlConnectionString="data source=MySQLServer;user id=<username>;password=<strongpassword>"

    : ユーザー <user name> には、データベースに対するこの操作の実行許可が必要です。



    修正後の <sessionState> 要素は以下のようになります。

    <sessionState 
    mode="SQLServer"
    sqlConnectionString="data source=127.0.0.1;user id=<username>;password=<strongpassword>"
    cookieless="false"
    timeout="20"
    />
    : <sessionState> 要素および関連の属性値を指定する場合は、大文字と小文字を正しく指定してください。このコードでは大文字と小文字が区別されます。

トラブルシューティング

  • UninstallSqlState.sql スクリプト ファイルを実行する前に w3svc プロセスを停止しない場合、以下のエラー メッセージが表示されます。

    データベース 'ASPState' は現在使用中なので、削除できません。

  • 関連するセッションの有効期限が切れた後に、ASPStateTempSessions テーブル内のエントリが削除されていない場合は、SQL Server エージェントが実行されていることを確認してください。この機能は、SQL Server 内のジョブを使用してスケジュールされたストアド プロシージャによって実装できます。これらのジョブは、SQL Server エージェントによって管理されます。

  • デフォルトの InstallSqlState.sql スクリプト ファイルおよび UninstallSqlState.sql スクリプト ファイルを使用して ASP.NET SQL Server モードのセッション状態管理を構成すると、SQL Server の tempdb データベースに、ASPStateTempSessions テーブルおよび ASPStateTempApplications テーブルがデフォルトで追加されます。なお、SQL Server を再起動すると、ASPStateTempSessions テーブルおよび ASPStateTempApplications テーブルに格納されているセッション状態データは失われます。

    サーバーを再起動した際にセッション データが失われないように、持続性のある SQL Server セッション状態管理を構成するための別のスクリプトを実行する方法の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。

    311209 [HOWTO] ASP.NET で永続的な SQL Server セッション状態管理を構成する方法

関連情報

関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。

305140 ASP.NET ロードマップ
307598 [INFO] ASP.NET の状態管理について
236166 NET STOP と NET START コマンドを使用して、IIS サービスによるレジストリの再読み込みを強制的に行う方法

ASP.NET のセッション状態管理の詳細については、以下のマイクロソフト Web サイトを参照してください。

セッション状態


http://msdn.microsoft.com/library/ja/cpguide/html/cpconSessionState.asp

Cutting Edge: Using Session and Application Objects in ASP.NET (MSDN Magazine の記事)

http://msdn.microsoft.com/msdnmag/issues/01/11/cutting/default.aspx
プロパティ

文書番号:317604 - 最終更新日: 2008/07/14 - リビジョン: 1

フィードバック