ネットワークの待機時間により、サイズが大きいメールボックスの移行が遅い

現象

1 つ以上のサイズが大きいメールボックスのハイブリッド メールボックス移行において、ネットワークの待機時間が原因で移行が遅い。移行要求の分析によると、SourceSideDuration の値が想定されている範囲の 60% から 80% よりも上回っています。

解決方法

Exchange 2013 SP1 以降のバージョンについては、エクスポート バッファー サイズを増やせます。これを実行するには、MSExchangeMailboxReplication.exe.config ファイルの “MRSConfiguration” セクションに ExportBufferSizeOverrideKB パラメーターを追加します。これにより移行関連の呼び出し数が減少し、ネットワークの待機時間によって消費される時間が短縮されます。本設定に推奨される最大値は 7500、最小値は 512 です。また、ExportBufferSizeOverrideKB パラメーターの値を変更する場合は、DataImportTimeout 値も変更してください。

以下は、構成ファイルに追加した後の ExportBufferSizeOverrideKB 設定の例です。
<MRSConfiguration
...
ExportBufferSizeKB="512"
ExportBufferSizeOverrideKB="7500"
OldItemAge = "366.00:00:00"
...
/>

さらに、MSExchangeMailboxReplication.exe.config ファイルの “MRSProxyConfiguration” セクションの DataImportTimeout 値を、移行中に維持できる最低のアップロード速度に対応するよう設定する必要があります。
7.5 MB / (60 秒) = 131,072 バイト/秒 (参考: 1024 KB/秒 = 1 メガビット/秒)

これは、上記速度より低速にできないということを示しています。一方、DataImportTimeout 値は、計算後の最小値より多少増加できます。以下の例は、構成ファイルの DataImportTimeout 設定を示しています。この例では 5 分に設定されています。この場合、値を 20 分まで増加できます。


<MRSProxyConfiguration MaxMRSConnections="100"
DataImportTimeout="00:05:00" />

警告: これにより、Exchange 2013 以降のバージョンと Exchange 2010 サーバーの間でフォレストをまたいだダウングレード移行はできなくなります。

メールボックス移行パフォーマンスの解析方法の詳細については、「メールボックスの移行パフォーマンスの解析」を参照してください。
プロパティ

文書番号:3184611 - 最終更新日: 2016/08/18 - リビジョン: 1

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