[INF] SQL Server クライアントでの接続試行時、プロトコルの変更が可能

概要

Microsoft Data Access Components (MDAC) 2.6 以降がインストールされたクライアント コンピュータでは、複数のプロトコルまたはプロセス間通信 (IPC) を使用して、SQL Server への接続を試行することができます。

詳細

MDAC 2.6 以降では、クライアント側ネットワーク ライブラリ Dbnetlib.dll の機能が強化されています。MDAC 2.6 以降を使用すると、複数のプロトコルが利用可能な場合、クライアント アプリケーションは最初のプロトコルでの接続試行が失敗すると、すぐに他のプロトコルを使用して接続を試行します。


デフォルトでは、クライアントの利用できるプロトコルは、TCP と名前付きパイプです。SQL Server クライアント ユーティリティを使用して、プロトコルの順序を操作することができます。クライアント アプリケーションでは、クライアント コンピュータで指定された順序でプロトコルが使用されます。プロトコルの順序は、次のレジストリ キーの値 ProtocolOrder に格納されています。
HKLM\Software\Microsoft\MSSQLServer\Client\SuperSocketNetLib
たとえば、クライアント コンピュータで TCP と名前付きパイプの両方が利用でき、その順序が次のようになっているとします。
  • TCP



    次に


  • 名前付きパイプ
このとき、クライアント コンピュータからサーバーに対して TCP 接続が試みられ、その接続試行の結果、ゼロ (0) 以外のコードの戻り値が返されると、クライアントでは自動的にリストの次のプロトコルを使用して接続が試行されます。ここでは、名前付きパイプが使用されます。この場合、クライアントでは TCP での接続は行われませんが、名前付きパイプでの接続は正常に行われます。


: クライアントには、最初のプロトコルで接続が失敗したことを示すエラーは返されません。


クライアント アプリケーションで 2 番目のプロトコルが使用され、エラーが返された場合は、クライアントにエラーが返されます。


以下のいずれかの方法で別名を作成している場合、


  • SQL Server クライアント ネットワーク ユーティリティを使用して別名を作成



    または


  • ODBC DSN (データ ソース名) を作成するときに別名を作成



クライアント アプリケーションではサーバーとの接続の確立に別名の情報が使用され、他のプロトコルは使用されません。


クライアント アプリケーションでのすべての接続試行に使用されるプロトコルを制御し、複数のプロトコルを使用して接続を試行することを許可しない場合は、以下のいずれかの方法を実行します。


  • SQL クライアント ネットワーク ユーティリティを使用して、使用するプロトコルを指定して別名を作成します。


    または


  • 接続文字列でプロトコルを指定します。たとえば、以下のように指定します。
    "DSN=DSNName;SERVER=servername;DATABASE=YourDataBaseName;Network=DBMSSOCN;Address=IP_Address,1433;UID=YourUID;PWD=YourPassword;"
    この例では、ネットワーク プロトコルに "DBMSSOCN" を指定しています。これは、TCP/IP プロトコルを使用することを意味しています。接続文字列内でプロトコルを指定すると、Dbnetlib は指定されたプロトコルだけを使用し、他のプロトコルでの接続は試行しません。同様に、名前付きパイプ プロトコルだけを有効にする場合は、次のような接続文字列を使用します。
    "DSN=DSNName;SERVER=servername;DATABASE=YourDataBaseName;Network=DBNMPNTW;Address=\\.\pipe\sql\query;UID=YourUID;PWD=YourPassword;"
    または


  • クライアント ネットワーク ユーティリティを使用して、他のプロトコルを削除します。

関連情報

SQL Server Books Online のトピック 「クライアント ネットワーク ユーティリティ」

関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 328383 (最終更新日 2002-09-04) をもとに作成したものです。



プロパティ

文書番号:328383 - 最終更新日: 2008/07/10 - リビジョン: 1

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