第 7 章: ナレーターを点字ディスプレイで使う

適用対象: Windows 10

この章では、ナレーターと共に点字ディスプレイを使用する方法について説明します。PC に点字をインストールする方法、PC のナビゲーション方法、テキストを読み上げる方法などについての情報が含まれます。

ナレーターでは、複数の製造元の点字ディスプレイがサポートされています。サポートされる点字ディスプレイについては、「付録 D: サポートされている点字ディスプレイ」を参照してください。

点字をインストールする

ナレーターは、USB またはシリアル ポートを使用する点字ディスプレイで使用できます。お使いの点字ディスプレイでナレーターを使用するには、点字をダウンロードおよびインストールします。

  1. Windows ロゴ キー  を押しながら Ctrl キーと N キーを押して、ナレーター設定を開きます。
  2. [点字 (ベータ)] の下の [点字のダウンロードとインストール] を選択します (これには一定の時間がかかります。また、Windows による PC への変更を許可するかどうかを尋ねるメッセージが表示されます)。
  3. ダウンロードとインストールが完了したら、[点字を有効にします] を選択します。
  4. 次に、点字ディスプレイを追加します。[点字ディスプレイを追加します] を選択し、点字ディスプレイの製造元と接続の種類 (USBまたはシリアル ポート) を選択します。

他のスクリーン リーダーで点字ディスプレイを使用する

別のスクリーン リーダーで点字ディスプレイを既に使用している場合や、ナレーターが点字ディスプレイですぐに動作しない場合は、ディスプレイと通信するために Windows が使用するドライバーを変更しなければならない可能性があります。これを行うには、Windows ロゴ キー を押しながら Ctrl キーと N キーを押してナレーターの設定を開き、[点字ディスプレイ ドライバーを変更する] のオプションを選択します。ナレーターで使用するドライバーには、名前の前に "(Narrator)" が付いています。

点字をアンインストールする

PC からナレーター点字を削除するには:

  1. Windows ロゴ キー  を押しながら I キーを押して [設定] を開きます。
  2. [アプリ][アプリと機能][オプション機能を管理する] の順に選択します。
  3. [アクセシビリティ - 点字サポート] を選択した後、[アンインストール] を選択します。

点字設定を変更する

さまざまな設定を使用して、ナレーターと共に点字ディスプレイを使用する方法をカスタマイズできます。別の設定にアクセスするには、Windows ロゴ キー  を押しながら Ctrl キーと N キーを押して、ナレーター設定を開きます。[点字 (ベータ)] で、次のオプションから選択します。

  • 入力と出力に使用する言語
  • 入力と出力のテーブルの種類 (グレード 1、グレード 2、または 8 ドット コンピューター点字)
  • 通知のタイムアウト
  • カーソルの表示方法と、点字ディスプレイでカーソルが点滅するかどうか

PC にサインインする前にシリアル点字ディスプレイを使用する場合は、目的の設定を選択した後、[サインイン前に現在の設定を使用する] を選択します。

点字キーボード コマンド

点字ディスプレイに点字キーボードがある場合は、それを使用してテキストを入力したり、次のコマンドを実行することができます。キーボードを切り替えるコマンドは、スペース + ドット 1-3 です。

点字ドット

ナレーター コマンド

1-2-3-4 または 1-2-3-4-7 次または前の段落に移動する
1-2-5 または 1-2-5-7 次または前の見出しに移動する
2-3-4-5 または 2-3-4-5-7 次または前の表に移動する
1-3 または 1-3-7 次または前のリンクに移動する
2-4 または 2-4-7 次または前の項目に移動する
1-4-5 または 1-4-5-7 次または前のランドマークに移動する
1-2-4 または 1-2-4-7 次または前のフォーム フィールドに移動する
1-2 または 1-2-7 次または前のボタンに移動する
1-4 または 1-4-7 次または前のコンボ ボックスに移動する
1-5 または 1-5-7 次または前の編集フィールドに移動する
1-2-3-5 または 1-2-3-5-7 次または前のラジオ ボタンに移動する
1-3-4-6 または 1-3-4-6-7 次または前のチェック ボックスに移動する
1-6 または 1-6-7 次または前の見出しレベル 1 に移動する
1-2-6 または 1-2-6-7 次または前の見出しレベル 2 に移動する
1-4-6 または 1-4-6-7 次または前の見出しレベル 3 に移動する
1-4-5-6 または 1-4-5-6-7 次または前の見出しレベル 4 に移動する
1-5-6 または 1-5-6-7 次または前の見出しレベル 5 に移動する
1-2-4-6 または 1-2-4-6-7 次または前の見出しレベル 6 に移動する
1-2-4-5-6 または 1-2-4-5-6-7 次または前の見出しレベル 7 に移動する
1-2-5-6 または 1-2-5-6-7 次または前の見出しレベル 8 に移動する
2-4-6 または 2-4-6-7 次または前の見出しレベル 9 に移動する
スペース + 1-2-3 入力の学習をオンにする (2 回押してオフにする)
 

キーボード入力には、次のコマンドを使用します。

点字ドット

キーボード入力

スペース + 4-5 Tab キー
スペース + 1-2 Shift + Tab キー
スペース + 2-3-4-5 Alt + Tab キー
スペース + 2-4-5-6 Windows ロゴ キー 
スペース + 1-2-3-5 Windows ロゴ キー + Tab キー
スペース + ルーティング キー 1 ~ 12 F1 ~ F12 キー
7 BackSpace キー
8 Enter キー
スペース + 2-6 Esc キー
スペース + 3 左方向キー
スペース + 6 右方向キー
スペース + 1 上方向キー
スペース + 4 下方向キー
スペース + 2-3 Page Up キー
スペース + 5-6 Page Down キー
スペース + 2 Home キー
スペース + 5 End キー
スペース + 3-5 Insert キー
スペース + 2-5-6 Delete キー

次のコマンドを使用すると、修飾キーを長押しした後、別の文字またはキーを入力することができます。

点字ドット

キーボード入力

スペース + 1-8 Windows ロゴ キー  を長押しする
スペース + 2-8 Alt キーを長押しする
スペース + 3-8 Ctrl キーを長押しする
スペース + 4-8 Shift キーを長押しする
スペース + 5-8 AltGr キーを長押しする
スペース + 6-8 CapsLock キーを長押しする
スペース + 7-8 すべての修飾キーをリリースする

点字ディスプレイでタッチ カーソルを使用する

点字ディスプレイにタッチ カーソルがある場合は、これを使用してさまざまな操作を行うことができます。

対話型要素を操作する

表示するコンテンツが対話型要素である場合は、コンテンツの上でタッチ カーソルをタップすると、1 次的なアクションを実行することができます。2 次的なアクションがある場合は、コンテンツの上で隣り合った 2 つのタッチ カーソルをタップして操作します。

表示されたコンテンツがテキストではない場合は、コンテンツの上で隣り合わない 2 つのタッチ カーソルをタップして、コンテキスト メニューを表示します (コンテキスト メニューがある場合)。

テキストを編集する

テキストの編集中に、次のタッチ カーソル コマンドを使用します。

  • テキスト挿入ポイントを特定の文字に移動するには、対応するセルの上のタッチ カーソルをタップします。文字またはその前の修飾子 (大文字や数字など) を表すセルの上のタッチ カーソルをタップして、同じ操作を行うことができます。キャレット記法は、修飾子の後のセルにあります。
  • テキスト挿入ポイントをディスプレイの最後の文字に移動するには、ディスプレイの最後にある空白のセルの上のタッチ カーソルをタップします。
  • 2 次的アクションを実行するには、対応する文字の上で隣り合った 2 つのタッチ カーソルをタップします。
  • コンテキスト メニューを表示するには、隣り合わない 2 つのタッチ カーソルの中央に近い場所にある文字の上で、これら 2 つのタッチ カーソルをタップします。

 

次: 付録 A: サポートされている言語

目次に戻る