プライマリ SMTP プロキシ アドレスは、ハイブリッド環境の targetAddress 値に置き換えられます
元の KB 番号: 4459261
現象
次のような状況で問題が発生します。
ハイブリッド環境では、ユーザーのメールボックスのプライマリ SMTP プロキシ アドレスが SMTP:FirstName.LastName@domain.com に設定されます。
ユーザーの属性は
targetAddress
SMTP:FirstName.LastName@ExternalDomain.com に設定されます。ハイブリッド環境の電子メール アドレス ポリシーは、次のように設定されます。
- EnabledPrimarySMTPAddressTemplate: @domain.com
- EnabledEmailAddressTemplates: {
smtp:%m@domain.mail.onmicrosoft.com
,SMTP:@domain.com
}
このシナリオでは、 ハイブリッド構成ウィザード (HCW) を実行すると、次のコマンドレットが実行されます。
Set-EmailAddressPolicy -Identity "Default Policy" -ForceUpgrade "True" -EnabledEmailAddressTemplates ("SMTP: @domain.com", "smtp:%m@domain.mail.onmicrosoft.com", + "SMTP: @domain.com" + "smtp:%m@domain.mail.onmicrosoft.com")
Update-EmailAddressPolicy -Identity "Default Policy" -UpdateSecondaryAddressesOnly "True" -DomainController "GlobalCatalog.domain.com"
このシナリオでは、プライマリ SMTP アドレスが 属性の targetAddress
値に置き換えられます。 属性には proxyAddresses
、セカンダリ アドレスとして以前のプライマリ SMTP アドレスが設定され、属性値は {SMTP:FirstName.LastName@ExternalDomain.com
、、 smtp:FirstName.LastName@domain.com
} smtp:FirstName.LastName@domain.mail.onmicrosoft.com
になります。
原因
この動作は、電子メール アドレス ポリシーを targetAddress
更新するときに属性値が考慮されるため、設計上の動作です。
属性は UpdateSecondaryAddressesOnly
セカンダリ SMTP アドレスのみを変更します。 ただし、属性に targetAddress
値がある場合は、属性のアドレスの一覧に proxyAddresses
追加されます。 targetAddress
が SMTP:EmailAddress 形式で書き込まれた場合、属性のproxyAddresses
プライマリ アドレスが置き換えられますが、以前のプライマリ アドレス (SMTP:) はセカンダリ アドレス (smtp:) として表示されるようになります。
回避策
この問題を回避するには、属性の大文字 targetAddress
ではなく小文字を使用します (SMTP の代わりに smtp を使用します)。
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