概要
このセキュリティ更新プログラムは、Microsoft Outlook の情報漏えいの脆弱性を解決します。 これらの脆弱性の詳細については、「Microsoft Common Vulnerabilities and Exposures CVE-2020-17119」を参照してください。
注: このセキュリティ更新プログラムを適用するには、コンピューター上にリリース版の Outlook 2016 がインストールされている必要があります。
Microsoft ダウンロード センターの更新プログラムは、Microsoft インストーラー (.msi) ベース エディションの Office 2016 に適用される点に注意してください。 Microsoft Office 365 Home など、Office 2016 クイック実行エディションには適用されません (「使用している Office のバージョンを確認する方法」を参照してください)。
機能追加および修正
このセキュリティ更新プログラムを適用すると、次のセキュリティ以外の問題が修正されます。
- 手動でオンラインでの作業を選択しない限り、Outlook がオフライン状態で起動するという、一部のユーザーに発生している問題を修正します。
- MapiMessage または MapiMessageW 構造体の lpszSubject メンバーが空白の場合に発生するパブリック API MAPISendMail または MAPISendMailW の問題を修正します。
- ユーザーが複数の予定表を表示すると、現在の時刻インジケーターが同期しなくなる問題を修正します。
- Active Directory ユーザーの otherTelephone 属性と otherHomePhone 属性が、対応する Outlook のライトウェイト ディレクトリ アクセス プロトコル (LDAP) 属性にマップされない問題を修正します。
更新プログラムの入手方法およびインストール方法
方法 1: Microsoft Update
この更新プログラムは、Microsoft Update から利用可能です。 自動更新を有効にすると、この更新プログラムは自動的にダウンロードおよびインストールされます。 セキュリティ更新プログラムを自動的に入手する方法の詳細については、「Windows Update: FAQ」を参照してください。
方法 2: Microsoft Update カタログ
この更新プログラムのスタンドアロン パッケージを入手するには、Microsoft Update カタログ Web サイトを参照してください。
方法 3: Microsoft ダウンロード センター
Microsoft ダウンロード センターからスタンドアロンの更新プログラム パッケージを取得できます。 ダウンロード ページのインストール手順に従って、更新プログラムをインストールします。
詳細情報
セキュリティ更新プログラムの展開に関する情報
この更新プログラムの展開に関する情報については、「セキュリティ更新プログラムの展開に関する情報: 2020 年 12 月 9 日」を参照してください。
セキュリティ更新プログラムの置き換えに関する情報
このセキュリティ更新プログラムは、以前にリリースされたセキュリティ更新プログラム 4486671 に置き換わるものです。
ファイル ハッシュ情報
ファイル名 | SHA1 ハッシュ | SHA256 ハッシュ |
---|---|---|
outlook2016-kb4486748-fullfile-x86-glb.exe | 6E75F0844F041C029466002ED54F2D4F85439B6A | 8524D8B2E44ED70BE1AE55ACC702AE60DC48C72704088FB6B176991EE23C77BD |
outlook2016-kb4486748-fullfile-x64-glb.exe | 436CE4669254A4A7D4A783E5B2E9106FB18D3C86 | 30A51A38F92A8CE5B880FA4C16604E5EF7FE752DEE7A33D088F28A3D6DB1E943 |
ファイル情報
このソフトウェア更新プログラムの英語 (米国) 版では、次の表に示す各属性を持つファイルがインストールされます。 これらのファイルの日付と時刻は世界協定時刻 (UTC) で記載されています。 ローカル コンピューター上では、これらのファイルの日時は、夏時間 (DST) が反映された現地時間で表示されます。 さらに、ファイルに対して特定の操作を実行すると、日時が変更される場合があります。
保護とセキュリティに関する情報
オンライン環境で身を守る: Windows セキュリティ サポート
サイバー脅威を防ぐ方法の詳細: マイクロソフト セキュリティ