Exchange Online で異なる地域にホスティングされたメールボックスに対してコマンドレットを実行すると、“Couldn't find database” エラーが表示される

適用対象: Exchange Online

現象


アカウント管理者は、自身のアカウント地域とは異なる地域にホスティングされたメールボックスに対して、New-MailboxSearchSearch-MailboxAuditLogNew-MailboxImportRequest、または New-MailboxRestoreRequest のコマンドレットを実行すると、以下に記載されたエラー メッセージのいずれかが表示されます。

ただし、本シナリオでは、以下を実施することができます。

  • 自身のアカウント地域と同一の地域にホスティングされたメールボックスに対しては、前述のコマンドレットを正常に実行することが可能です。
  • 異なる地域にホスティングされたメールボックスに対して、Set-CalendarProcessing Get-Mailbox といった、上記以外のコマンドレットを実行することが可能です。

原因


管理者アカウントが存在する地域とは異なる地域にあるメールボックスに対しては、前述のコマンドレットを実行することはできません。管理者アカウントが特定の地域でホスティングされているメールボックスを所有している、または管理者アカウントが、メールが有効なユーザー アカウントである場合に、既定の地域にある調停メールボックスに接続されている可能性があります。

回避策


この問題を回避するには、New-PSSession コマンドレットを実行する際、ConnectionUri パラメーターを変更して、別の地域に強制的に接続します。例えば、以下のコマンドレットを実行します。

New-PSSession -ConfigurationName Microsoft.Exchange -ConnectionUri https://outlook.office365.com/powershell-liveid?email=alias@contoso.com -Credential $UserCredential -Authentication  Basic -AllowRedirection

ConnectionUri パラメーターに指定する電子メール アドレスは、New-MailboxSearchSearch-MailboxAuditLogNew-MailboxImportRequestまたは New-MailboxRestoreRequest のコマンドレットを実行する地域でホスティングされているメールボックスの電子メール アドレスを記入します。

例えば、管理者アカウントのメールボックスが欧州連合 (EU) 地域に存在しており、米国地域に属するメールボックスに対してコマンドレットを実行する場合、米国地域内のメールボックスの電子メール アドレスを ConnectionUri パラメーターにて指定し、米国地域内のメールボックス (米国地域内のいずれかのメールボックス) に接続する必要があります。本動作を実行するにあたり、米国地域に属するメールボックスに対して特別なアクセス許可は必要ありません。パラメーターで電子メール アドレスを指定することで、米国地域に強制的に接続させます。電子メール アドレスを指定することにより、米国地域に属するメールボックスに対して、コマンドレットが正常に実行されます。

ステータス


Microsoft は本問題を認識しており、解決に向けて取り組んでいます。