現象
Microsoft Exchange Server 2019 または Exchange Server 2016 でホストされているメールボックス (user1@contoso.com など) の自動discoverV1 エンドポイントを取得する GET 要求を行おうとするとします。出力される JSON は {"プロトコル":"AutoDiscoverV1","URL":"https://mail.contoso.com/api"} {"プロトコル":""自動発見V1""、URL":"https://autodiscover.contoso.com/autodiscover/autodiscover.xml"} です。
原因
AutodiscoverV1 は、サポートされているプロトコルの列挙にありません。その結果、ResourceUrlBuilder.GetResourceUrlSuffixForProtocol メソッドでは、間違った列挙値が計算されます。コードが Enum.TryParse を使用する場合、解析が成功したかどうかを確認するために戻り値はチェックしません。解析は成功し、列挙値は REST になります。そのため、REST エンドポイントが返されます。
解決方法
この問題を解決するには、次のいずれかの更新プログラムをインストールします。
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Exchange Server 2019 の累積的な更新プログラム 3または後の累積的な更新Exchange サーバー 2019 用。
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Exchange Server 2016 の累積的な更新プログラム 14または後の累積的な更新Exchange サーバー 2016 用。
参照情報
マイクロソフトが ソフトウェア更新プログラムの説明に使用する用語について説明します。