Windows XP のワイヤレス機能に関する更新プログラムのロールアップ パッケージ

概要

マイクロソフトは、Microsoft Windows XP 用の更新プログラムのロールアップ パッケージをリリースしました。このパッケージには、以下に記載されている修正プログラムと更新プログラムが含まれています。このロールアップ パッケージに含まれている修正プログラムと更新プログラムは、Windows XP Service Pack 2 にも実装されています。最新の Windows XP Service Pack の関連情報を参照するには、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。

322389 最新の Windows XP Service Pack を入手する方法
このロールアップ パッケージはサイズが小さく、包括的な内容になっており、ワイヤレス関連の修正を簡単に導入することができます。

この更新プログラムを適用すると、以下の問題が解決されます。
  • ワイヤレス ネットワークへの接続時に長時間の遅延が発生する

    802.1x 認証方式を使用してワイヤレス ネットワークに接続する際、ネットワーク接続の確立までに 30 ~ 60 秒かかることがあります。この問題が発生するのは、Wireless Zero Configuration サービスの開始に時間がかかるためです。Wireless Zero Configuration サービスは NETMAN コンポーネントに依存していますが、起動時には NETMAN コンポーネントが読み込まれていないため、Wireless Zero Configuration サービスの開始に時間がかかります。
  • ワイヤレス インターフェイスに対して誤ったメディア状態が表示される

    コンピューター相互 (ad-hoc) モードのワイヤレス ネットワーク上にコンピューターが 1 台しかない場合でも、ワイヤレス ネットワーク接続のアイコンに、ワイヤレス ネットワーク アダプターがネットワークに接続されていると誤って表示されることがあります。
  • ユーザー インターフェイス項目の翻訳に誤りがある

    東アジアの一部の言語で、以下のサポート技術情報の資料に記載されている WPA (Wireless Protected Access) パッケージに関する Windows XP サポート更新プログラムに含まれているいくつかのユーザー インターフェイスの翻訳に誤りがあります。
    815485 Windows XP の WPA (Wi-Fi Protected Access) セキュリティ更新プログラムの概要

  • AES/TKIP 混在モードで WPA が正しく機能しない

    ユニキャスト転送には AES (Advanced Encryption Standard) 暗号化方式を使用し、ブロードキャスト転送には TKIP (Temporary Key Integrity Protocol) 暗号化方式を使用するように構成されたアクセス ポイントでは、WPA が正しく機能しません。
  • 既定で弱い暗号化方式が WPA で使用される

    ワイヤレス クライアントが TKIP 暗号化方式または AES 暗号化方式を使用してワイヤレス ネットワークに接続できる場合、クライアントでは既定で弱い暗号化方式が選択されます。
  • WEP 以外のモードで、ワイヤレス ネットワーク クライアントが RC4 キー メッセージに誤って応答する

    AES 暗号化方式を使用して暗号化されているワイヤレス接続に接続する際、Windows が RC4 暗号化アルゴリズム メッセージに誤って応答します。
  • キー交換に失敗すると、優先ネットワークに再接続できなくなる

    ワイヤレス クライアントのキー交換処理が成功しない場合、クライアントは接続に失敗し、自動的には再接続しません。この場合、手動でワイヤレス ネットワークに再接続する必要があります。
  • キー交換が成功しても、802.1x のエラー カウンターがリセットされない

    Wireless Zero Configuration サービスでは、認証およびキー交換の試行に失敗した回数がカウンターに保存されます。しかし、ワイヤレス クライアントが認証およびキー交換に成功しても、このカウンターが自動的にリセットされません。
この更新プログラムを適用すると、以下のサポート技術情報番号の資料に記載されている問題も解決します。
822596 異なる IP サブネットのアクセス ポイントを経由して EAP で再認証した場合に、DHCP で新しいアドレスが取得されない

826239 ワイヤレス ネットワーク接続を使用してネットワークにログオンする際のわずかな遅延

: この更新プログラムにより、修正プログラム Q826942 を適用したシステム上で IPX 構成の変更すると Internet Explorer が応答を停止するという問題の原因となる、Nwlinkipx.sys への依存関係が解消されます。この依存関係の誤りに関する問題を解決するには、Q826942 を適用した後、Q834565 を適用してください。

詳細

必要条件

この更新プログラムをインストールするには、Windows XP Service Pack 1 (SP1) が必要です。最新の Windows XP Service Pack を入手する方法の関連情報を参照するには、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。

322389 最新の Windows XP Service Pack を入手する方法

再起動の必要性

この更新プログラムのインストール後に、コンピューターを再起動する必要があります。

更新プログラムの置き換えに関する情報

この更新プログラムのロールアップ パッケージを適用しても、他の更新プログラムが置き換えられることはありません。

ファイル情報

更新プログラム (英語版) のファイル属性は次表のとおりです。ただし、これより新しい更新プログラムがリリースされている可能性もあります。各ファイルの日付および時刻は、世界協定時刻 (UTC) で示されています。ファイル情報に表示される時刻は、ローカル時刻に変換されています。UTC とローカル時刻との時差を確認するには、コントロール パネルの [日付と時刻] の [タイム ゾーン] タブを使用してください。
Windows XP (32 ビット版)
   日付          時刻     バージョン        サイズ       ファイル名
--------------------------------------------------------------
2004-02-07 08:15 5.1.2600.1331 99,840 Dhcpcsvc.dll
2004-02-06 06:01 5.1.2600.1331 168,192 Ndis.sys
2004-01-10 22:33 5.1.2600.1331 12,416 Ndisuio.sys
2004-02-07 08:15 5.1.2600.1331 1,630,720 Netshell.dll
2004-01-10 22:34 5.1.2600.1331 84,864 Nwlnkipx.sys
2004-02-07 08:15 5.1.2600.1335 57,344 Wzcdlg.dll
2004-02-07 08:15 5.1.2600.1335 31,232 Wzcsapi.dll
2004-02-07 08:15 5.1.2600.1335 282,112 Wzcsvc.dll
2004-01-29 00:57 5.1.2600.1337 586,752 Xpsp2res.dll
Windows XP 64 ビット版
   日付          時刻     バージョン         サイズ      ファイル名      プラットフォーム
--------------------------------------------------------------------
2004-02-06 15:07 5.1.2600.1331 308,736 Dhcpcsvc.dll IA-64
2004-01-10 04:25 5.1.2600.1331 579,328 Ndis.sys
2004-01-10 04:25 5.1.2600.1331 40,960 Ndisuio.sys
2004-02-06 15:07 5.1.2600.1331 2,736,128 Netshell.dll IA-64
2004-01-10 04:25 5.1.2600.1331 329,856 Nwlnkipx.sys
2004-02-06 15:15 5.1.2600.1331 99,840 Wdhcpcsvc.dll x86
2004-02-06 15:15 5.1.2600.1331 1,630,720 Wnetshell.dll x86
2004-02-06 15:15 5.1.2600.1335 57,344 Wwzcdlg.dll x86
2004-02-06 15:15 5.1.2600.1335 31,232 Wwzcsapi.dll x86
2004-02-06 15:15 5.1.2600.1335 282,112 Wwzcsvc.dll x86
2004-01-28 16:57 5.1.2600.1337 586,752 Wxpsp2res.dll x86
2004-02-06 15:07 5.1.2600.1335 117,760 Wzcdlg.dll IA-64
2004-02-06 15:07 5.1.2600.1335 65,024 Wzcsapi.dll IA-64
2004-02-06 15:07 5.1.2600.1335 687,104 Wzcsvc.dll IA-64
2004-01-29 00:57 5.1.2600.1337 586,240 Xpsp2res.dll IA-64

インストール情報

この更新プログラムの標準版では以下のセットアップ スイッチが使用できます。
  • /?: インストール スイッチの一覧を表示します。
  • /u: 無人モードで実行します。
  • /f: コンピューターのシャットダウン時に他のプログラムを強制終了します。
  • /n: アンインストール用にファイルのバックアップを作成しません。
  • /o: 確認メッセージを表示せずに OEM ファイルを上書きします。
  • /z: インストールの完了時に再起動しません。
  • /q: 非表示モードで実行します (ユーザー入力を必要としません)。
  • /l: インストール済みの修正プログラムの一覧を表示します。
  • /x: セットアップ プログラムを実行せずにファイルの展開を行います。
また、この更新プログラムでは、以下のサポート技術情報の資料に記載されているコマンド ライン コマンドもサポートされています。
824687 マイクロソフトのソフトウェア更新プログラム パッケージで使用できるコマンド ライン スイッチ

この更新プログラムのロールアップがインストールされているかどうかを確認するには、Qfecheck.exe ツールを使用します。Qfecheck.exe ツールの関連情報を参照するには、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。

282784 Qfecheck.exe で Windows 2000 および Windows XP にインストールされた修正プログラムを検証する

次のレジストリ キーが存在することを確認することによっても、このロールアップ パッケージがインストールされていることを確認できます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Updates\Windows XP\SP2\KB826942
: この更新プログラムのロールアップをインストールすると、[プログラムの追加と削除] ダイアログ ボックスにそれまで表示されていた重要な更新プログラムのうち、このパッケージに含まれているものは表示されなくなります。このため、一部のツールでは、このパッケージに含まれている重要な更新プログラムがインストールされていないと認識される場合があります。たとえば、Marimba Software Change-Management ソリューションでは、重要な更新プログラムがインストールされているかどうかの確認に、プログラムの追加と削除ツールの各更新プログラムに対応するレジストリ エントリが使用されます。このため、Marimba Software Change-Management ソリューションでは、この更新プログラムのロールアップ パッケージに含まれている個々の重要な更新プログラムがインストールされていないという誤った結果が表示されることがあります。

展開方法に関する情報

ユーザー操作なしで、この更新プログラムをインストールするには、次のコマンドを実行します。
WindowsXP-KB826942-x86-JPN.exe -u -q
更新プログラムのインストール後にコンピューターが再起動されないようにするには、次のコマンドを使用します。
WindowsXP-KB826942-x86-JPN.exe -z
: 1 つのコマンド ラインで複数のスイッチを組み合わせて実行できます。

アンインストール情報

この更新プログラムのロールアップ 826942 を削除するには、コントロール パネルの [プログラムの追加と削除] を使用します。

: この更新プログラムをインストールすると、[プログラムの追加と削除] ダイアログ ボックスにそれまで表示されていた重要な更新プログラムのうち、このパッケージに含まれているものは表示されなくなります。この更新プログラムを削除すると、この更新プログラムのロールアップより前にインストールしていた個々の重要な更新プログラムの項目が [プログラムの追加と削除] ダイアログ ボックスに再び表示されるようになります。


システム管理者は、Spuninst.exe ユーティリティを使用してこの更新プログラムを削除できます。Spuninst.exe ユーティリティは %Windir%\$NTUninstallKB826942$\spuninst フォルダーにあります。このユーティリティでは、以下のセットアップ スイッチがサポートされています。
  • /?: インストール スイッチの一覧を表示します。
  • /u: 無人モードで実行します。
  • /f: コンピューターのシャットダウン時に他のプログラムを強制終了します。
  • /z: インストールの完了時に再起動しません。
  • /q: 非表示モードで実行します (ユーザー入力を必要としません)。
この更新プログラムのロールアップがインストールされているかどうかは、次のレジストリ キーの存在を確認することによっても検証できます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Updates\Windows XP\SP2\KB826942\Filelist
関連情報を参照するには、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。

816915 Microsoft Windows ソフトウェア更新プログラム パッケージの新しい名前付けスキーマ
824684 マイクロソフトのソフトウェアの更新で使用される一般的な用語の説明

この資料に記載されているサードパーティ製品は、マイクロソフトと関連のない他社の製品です。明示または黙示にかかわらず、これらの製品のパフォーマンスや信頼性についてマイクロソフトはいかなる責任も負わないものとします。

プロパティ

文書番号:826942 - 最終更新日: 2010/03/26 - リビジョン: 1

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