[ACC2003] ふりがなプロパティを設定したフィールドのIME入力モードが不正

概要

この資料は、ふりがなウィザードを使用して全角カタカナのふりがなを生成するフィールドを作成すると、漢字を入力するフィールドに文字を入力する際の IME 入力モードが「全角カタカナ」になってしまう現象について説明しています。

詳細

再現手順

  1. Windows XP Service Pack 1 にて、Access を起動し、新規データベース (mdb) を作成します。
  2. [挿入] メニューの [テーブル] より [デザイン ビュー] を選択し、以下のテーブル を作成します。



    フィールド名データ型
    F1テキスト型
    F2テキスト型
  3. 作成したテーブルを "テーブル1" として保存します。
  4. F1 フィールドのフィールド プロパティにて、ふりがなウィザードを起動し、以下の設定を行います。
    ふりがなの入力先F2
    ふりがなの文字種全角カタカナ
  5. テーブルを保存して、データシート ビューで開きます。
  6. 1つめのレコードとして、F1 フィールドに「漢字」と入力します。
  7. F2 フィールドに「カンジ」と入力されていることを確認し、[Enter] キーを 2 度押下して、2 つめのレコードの F1 フィールドに移動します。

結果

F1 フィールドであるにもかかわらず、IME 入力モードが全角カタカナに設定されます。

原因

この現象は、以下のサポート技術情報が説明する現象と同じ原因で発生しています。
813803 [ACC2003]フォーム上のコントロールを移動する際に、直前のコントロールのIMEモードが引き継がれる
ふりがなウィザードを使用して、「再現手順」に記載された操作を行うと、以下の設定が行われます。
F1 フィールドのふりがなプロパティF2
F1 フィールドの IME 入力モードオン
F2 フィールドの IME 入力モード全角カタカナ
この設定が行われると、1 レコード目の F2 フィールドにカーソルが移動した時点で、IME 入力モードが「全角カタカナ」に設定され、2 レコード目の F1 フィールドの IME 入力モードは「オン」であるため、移動した後にも IME 入力モードが引き継がれてしまいます。このため、2 レコード目の F1 フィールドにカーソルが移動した時点で、IME 入力モードが全角カタカナとなります。

また、データシート ビューで開いているテーブルを閉じた後にも、IME 入力モードは全角カタカナのままです。このため、Access を終了せずに、その他のテーブルやフォームなどを開いたときにも、IME 入力モードは、「全角カタカナ」のままです。

この現象は、以下のいずれかの条件を満たした場合には発生しません。
  • 詳細なテキストサービスを無効に設定している
  • Windows 2000 環境にて作業を行っている

解決方法

この問題を解決するには、以下の手順にて、全角ひらがなで入力を行いたいフィールドの IME 入力モードを [ひらがな] に設定します。
  1. 問題の発生しているテーブルをデザイン モードで開きます。
  2. 漢字を入力するフィールドのフィールド プロパティにて、IME 入力モードを [ひらがな] に設定します。
  3. テーブルをデータシート ビューで開き、IME の入力モードを確認します。
また、以下のいずれかの方法により、テキストサービスを無効に設定することで、この問題を回避することができます。

IME 2003 を利用している場合

IME 2003 スタンダードのプロパティの [互換性] タブにて、[詳細なテキスト サービスを使用しない] を有効にすることで、この問題を回避できます。

IME 2003 を利用していない場合

Windows XP 環境であれば、[テキスト サービスと入力言語のプロパティ] にて、[詳細なテキスト サービスを無効にする] を有効にすることでこの問題を回避できます。
プロパティ

文書番号:831563 - 最終更新日: 2008/11/12 - リビジョン: 1

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