Windows XP Service Pack 2 のインストール後、Bluetooth デバイスをインストールできない

現象

Microsoft Windows XP Service Pack 2 (SP2) をインストールした後、次の現象が発生することがあります。
  • Bluetooth アダプタをインストールできず、以下のいずれかまたは複数の現象が発生します。
    • Bluetooth デバイスを取り付けた後、デバイスのインストールが正常に実行されたように見えますが、デバイス マネージャの [Bluetooth radios] の下に表示されるデバイスを参照すると、デバイスが正しく認識されていません。
    • デバイスを構成するときに、次のようなエラー メッセージが表示されます。
      デバイスが見つかりません。
  • Winnt32.exe を使用して Windows XP SP2 のスリップストリーム アップグレードを実行すると、既存の Bluetooth デバイスが正常に動作しなくなることがあります。たとえば、Bluetooth デバイスの一部の機能が使用できなくなります。

原因

この問題は、以下の条件に該当する場合に発生することがあります。
  • Bluetooth アダプタが取り付けられていて、そのアダプタ用のサードパーティのドライバがまだインストールされていないコンピュータに Windows XP SP2 をインストールしました。または、サードパーティのドライバを使用する Bluetooth デバイスが既に取り付けられているコンピュータに対して、Windows XP SP2 のスリップストリーム アップグレードを実行しました。
  • Bluetooth アダプタに設定されているベンダ ID (VID) または製品識別子 (PID) が、サードパーティの Bluetooth スタックと Windows XP SP2 に含まれている Bluetooth スタックの両方と一致しています。
この問題は、インストールが必要なサードパーティのドライバではなく、Windows XP SP2 に含まれているデバイス ドライバが、Windows XP SP2 により自動的にインストールされるために発生します。スリップストリーム アップグレードの実行中、Windows XP SP2 により、既存のサードパーティの Bluetooth ドライバが、Windows に含まれているデバイス ドライバで上書きされます。

回避策

この問題を回避して、使用する Bluetooth アダプタに適したサードパーティ ドライバをインストールするには、以下に記載されている方法のいずれかを使用します。

方法 1 : Bth.inf ファイルの名前を変更する

サードパーティのデバイスまたはスタックをインストールまたは再インストールする前に、%WINDIR%\inf フォルダの Bth.inf ファイルの名前を Bth.bak に変更します。ファイルの名前を変更すると、Windows のプラグ アンド プレイ (PnP) でこの .inf ファイルが使用されないようになり、Windows XP SP2 に含まれている Bluetooth ドライバがインストールされることを防止できます。このファイルの名前を変更するには、以下の手順を実行します。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。次に、[名前] ボックスに %windir%\inf と入力し、[OK] をクリックします。
  2. [Bth.inf] を右クリックし、[名前の変更] をクリックします。
  3. Bth.inf という名前を Bth.bak に変更し、Enter キーを押します
  4. サードパーティの Bluetooth ドライバをインストールします。

方法 2 : デバイス マネージャで Bluetooth ドライバを更新する

Windows XP SP2 の Bluetooth スタックを置き換えるために、デバイス マネージャでドライバを更新します。この操作を行うとき、使用するサードパーティのドライバを指定します。デバイス マネージャでドライバを更新するには、次の手順を実行します。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。次に、[名前] ボックスに devmgmt.msc と入力し、[OK] をクリックします。
  2. 目的のデバイスを見つけます。
  3. デバイスを右クリックし、[ドライバの更新] をクリックします。
  4. ハードウェアの更新ウィザードの画面の指示に従って、Bluetooth デバイス用のサードパーティのドライバを指定します。

詳細

サードパーティの Bluetooth アダプタ ドライバが既にインストールされているコンピュータに Windows XP SP2 をインストールした場合は、サードパーティのドライバが上書きされることはありません。ただし、Windows XP SP2 のスリップストリーム アップグレードを実行した場合は、この限りではありません。サードパーティのドライバがまだインストールされていないコンピュータに Windows をインストールする場合、またはスリップストリーム アップグレードを実行する場合は、Windows XP SP2 に含まれている Bluetooth アダプタ用のドライバがインストールされます。


サードパーティ ドライバのインストールが失敗するのは、Windows XP に含まれている Bluetooth アダプタ用のドライバが署名されているためです。Windows XP SP2 に含まれているドライバが署名されているため、プラグ アンド プレイの設定では、署名のないドライバや、署名付きのサードパーティのドライバよりも優先されます。

関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 840635 (最終更新日 2004-09-01) を基に作成したものです。
プロパティ

文書番号:840635 - 最終更新日: 2005/02/18 - リビジョン: 1

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