Windows 2000、Windows XP Service Pack 1、または Windows XP Service Pack 2 を実行するコンピュータにグループ ポリシーが正常に適用されない

現象

有線ネットワーク、または IEEE 802.11 認証を使用するワイヤレス ネットワークに接続されている Microsoft Windows 2000、Microsoft Windows XP Service Pack 1 (SP1)、または Microsoft Windows XP Service Pack 2 (SP2) ベースのコンピュータを起動したとき、グループ ポリシーが正常に適用できないことや、コンピュータが Active Directory ディレクトリ サービスに接続できないことがあります。

イベント ビューアのログ ファイルを参照すると、以下のエントリが出力されていることがあります。
また、Userenv.log ログ ファイルに以下のエントリが出力されます。

原因

この問題は、グループ ポリシー エンジンまたは Active Directory がネットワークの起動完了を待つ間にタイムアウトする場合に発生することがあります。ネットワーク アダプタのドライバが Microsoft Network Driver Interface Specification (NDIS) を使用して登録を行うときに、TCP/IP プロトコルとドライバとの間で競合が発生している可能性があります。ネットワーク アダプタのドライバよりも先に TCP/IP プロトコルが NDIS を使用して登録を行うと、ネットワーク接続が禁止されている高位のユーザー モード ネットワーク コンポーネントが有効になる時間がわずかに生じます。この間、グループ ポリシーのスタートアップ スクリプトをダウンロードすることはできません。

この問題は、1 ギガビットのネットワーク アダプタを使用する高速ネットワーク、またはネットワークでリンク速度のネゴシエーションにいくつかの追加サイクルが必要なチーミング環境で多く発生します。

解決方法

Windows 2000

マイクロソフトでは、この問題を修正する修正プログラムを提供しています。ただし、この修正プログラムは、ここで説明する問題のみを修正することを目的としたものです。この修正プログラムは、ここで説明する問題が発生しているシステムにのみ適用してください。この修正プログラムは、今後さらにテストを行う場合があります。したがって、この問題で深刻な影響を受けていない場合は、この修正プログラムが含まれる次のソフトウェア更新プログラムがリリースされるまで待つことを推奨します。

修正プログラムをダウンロードできる場合は、この「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) の資料の上部に「修正プログラムのダウンロード」セクションがあります。このセクションが表示されていない場合は、Microsoft Customer Service and Support にお問い合わせのうえ、修正プログラムを入手してください。

: 別の問題が発生した場合、またはトラブルシューティングが必要な場合には、別のサービス リクエストを作成することが必要になる場合があります。特定の修正プログラムの対象とならない追加の質問および問題については、通常のサポート料金が適用されます。Microsoft Customer Service and Support の電話番号一覧または別のサービス リクエストの作成については、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。 :「ダウンロード」フォームには、修正プログラムを入手できる言語が表示されます。使用している言語が表示されない場合は、その言語の修正プログラムが存在しないことになります。

必要条件

必要条件はありません。

再起動の必要性

この修正プログラムの適用後、コンピュータを再起動する必要があります。

修正プログラムの置き換えに関する情報

この修正プログラムを適用しても、他の修正プログラムが置き換えられることはありません。

ファイル情報

修正プログラム (英語版) のファイル属性は次表のとおりです。ただし、これより新しい修正プログラムがリリースされている可能性もあります。これらのファイルの日付と時刻は世界協定時刻 (UTC) で表示されます。ファイル情報に表示される時刻は、ローカル時刻に変換されています。UTC とローカル時刻との時差を確認するには、コントロール パネルの [日付と時刻] の [タイム ゾーン] タブを使用してください。
   日付            時刻    バージョン        サイズ      ファイル名
----------------------------------------------------------
17-Jun-2004 23:05 5.0.2195.6951 46,352 Basesrv.dll
21-Sep-2003 00:45 5.0.2195.6824 236,304 Cmd.exe
17-Jun-2004 23:05 5.0.2195.6945 231,184 Gdi32.dll
17-Jun-2004 23:05 5.0.2195.6946 712,464 Kernel32.dll
24-Mar-2004 02:17 5.0.2195.6898 37,136 Mf3216.dll
24-Mar-2004 02:17 5.0.2195.6824 54,544 Mpr.dll
17-Jun-2004 23:05 5.0.2195.6928 335,120 Msgina.dll
24-Mar-2004 02:17 5.0.2195.6892 90,264 Rdpwd.sys
06-Jan-2005 04:29 5.0.2195.7017 6,278,656 Sp3res.dll
24-Mar-2004 02:17 5.0.2195.6897 403,216 User32.dll
18-Jan-2005 05:44 5.0.2195.7021 396,048 Userenv.dll
10-Aug-2004 03:51 5.0.2195.6966 1,632,624 Win32k.sys
24-Aug-2004 22:59 5.0.2195.6970 182,544 Winlogon.exe
17-Jun-2004 23:05 5.0.2195.6946 244,496 Winsrv.dll
17-Jun-2004 23:05 5.0.2195.6946 712,464 Kernel32.dll
10-Aug-2004 03:51 5.0.2195.6966 1,632,624 Win32k.sys
17-Jun-2004 23:05 5.0.2195.6946 244,496 Winsrv.dll
修正プログラムの適用後、GpNetworkStartTimeoutPolicyValue レジストリ エントリを追加する必要があります。このエントリは、グループ ポリシーのスタートアップ スクリプトを再度実行するまでの時間 (秒) を定義します。使用している構成での最適な値を決定するには、最初にこの値を 60 (10 進数) に設定し、問題が解決するまでこの値を増やします。レジストリ エントリの追加および値の定義を行うには、以下の手順を実行します。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。「regedit」と入力し、[OK] をクリックします。
  2. 次のサブキーを展開します。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon
  3. [Winlogon] を右クリックし、[新規] をポイントし、[DWORD 値] をクリックします。
  4. 新しい名前として「GpNetworkStartTimeoutPolicyValue」と入力し、Enter キーを押します。
  5. [GpNetworkStartTimeoutPolicyValue] を右クリックし、[修正] をクリックします。
  6. [基数] の下の [10 進] をクリックします。
  7. [値のデータ] ボックスに「60」と入力し、[OK] をクリックします。
  8. レジストリ エディタを終了し、コンピュータを再起動します。
  9. グループ ポリシーのスタートアップ スクリプトが実行されない場合は、GpNetworkStartTimeoutPolicyValue レジストリ エントリの値を増やします。

Windows XP Service Pack 1

マイクロソフトでは、この問題を修正する修正プログラムを提供しています。ただし、この修正プログラムは、ここで説明する問題のみを修正することを目的としたものです。この修正プログラムは、ここで説明する問題が発生しているシステムにのみ適用してください。この修正プログラムは、今後さらにテストを行う場合があります。したがって、この問題で深刻な影響を受けていない場合は、この修正プログラムが含まれる次のソフトウェア更新プログラムがリリースされるまで待つことを推奨します。

修正プログラムをダウンロードできる場合は、この「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) の資料の上部に「修正プログラムのダウンロード」セクションがあります。このセクションが表示されていない場合は、Microsoft Customer Service and Support にお問い合わせのうえ、修正プログラムを入手してください。

: 別の問題が発生した場合、またはトラブルシューティングが必要な場合には、別のサービス リクエストを作成することが必要になる場合があります。特定の修正プログラムの対象とならない追加の質問および問題については、通常のサポート料金が適用されます。Microsoft Customer Service and Support の電話番号一覧または別のサービス リクエストの作成については、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。 :「ダウンロード」フォームには、修正プログラムを入手できる言語が表示されます。使用している言語が表示されない場合は、その言語の修正プログラムが存在しないことになります。
修正プログラム (英語版) のファイル属性は次表のとおりです。ただし、これより新しい修正プログラムがリリースされている可能性もあります。これらのファイルの日付と時刻は世界協定時刻 (UTC) で表示されます。ファイル情報に表示される時刻は、ローカル時刻に変換されています。UTC とローカル時刻との時差を確認するには、コントロール パネルの [日付と時刻] の [タイム ゾーン] タブを使用してください。
Windows XP (64 ビット版)
   日付           時刻     バージョン       サイズ       ファイル名    プラットフォーム
--------------------------------------------------------------------
04-Jun-2004 05:52 5.1.2600.1534 1,718,272 Userenv.dll IA-64
04-Jun-2004 05:44 5.1.2600.1534 672,256 Wuserenv.dll x86
Windows XP, 32-bit versions
   日付           時刻     バージョン       サイズ     ファイル名
-------------------------------------------------------
04-Jun-2004 05:44 5.1.2600.1534 672,256 Userenv.dll
重要 : このセクション、方法、またはタスクには、レジストリの変更方法が記載されています。レジストリを誤って変更すると、深刻な問題が発生することがあります。レジストリを変更する際には十分に注意してください。万一に備えて、編集の前にレジストリをバックアップしてください。問題が発生した場合でも、レジストリを復元できます。レジストリのバックアップ方法および復元方法の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
322756 Windows でレジストリをバックアップおよび復元する方法


修正プログラムの適用後、GpNetworkStartTimeoutPolicyValue レジストリ エントリを追加する必要があります。このエントリは、グループ ポリシーのスタートアップ スクリプトを再度実行するまでの時間 (秒) を定義します。使用している構成での最適な値を決定するには、最初にこの値を 60 (10 進数) に設定し、問題が解決するまでこの値を増やします。レジストリ エントリの追加および値の定義を行うには、以下の手順を実行します。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。「regedit」と入力し、[OK] をクリックします。
  2. 次のサブキーを展開します。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon
  3. [Winlogon] を右クリックし、[新規] をポイントし、[DWORD 値] をクリックします。
  4. 新しい名前として「GpNetworkStartTimeoutPolicyValue」と入力し、Enter キーを押します。
  5. [GpNetworkStartTimeoutPolicyValue] を右クリックし、[修正] をクリックします。
  6. [基数] の下の [10 進] をクリックします。
  7. [値のデータ] ボックスに「60」と入力し、[OK] をクリックします。
  8. レジストリ エディタを終了し、コンピュータを再起動します。
  9. グループ ポリシーのスタートアップ スクリプトが実行されない場合は、GpNetworkStartTimeoutPolicyValue レジストリ エントリの値を増やします。

Windows XP Service Pack 2

Windows XP Service Pack 2 のインストール後、GpNetworkStartTimeoutPolicyValue レジストリ エントリを追加する必要があります。このエントリは、グループ ポリシーのスタートアップ スクリプトを再度実行するまでの時間 (秒) を定義します。使用している構成での最適な値を決定するには、最初にこの値を 60 (10 進数) に設定し、問題が解決するまでこの値を増やします。レジストリ エントリの追加および値の定義を行うには、以下の手順を実行します。
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。「regedit」と入力し、[OK] をクリックします。
  2. 次のサブキーを展開します。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon
  3. [Winlogon] を右クリックし、[新規] をポイントし、[DWORD 値] をクリックします。
  4. 新しい名前として「GpNetworkStartTimeoutPolicyValue」と入力し、Enter キーを押します。
  5. [GpNetworkStartTimeoutPolicyValue] を右クリックし、[修正] をクリックします。
  6. [基数] の下の [10 進] をクリックします。
  7. [値のデータ] ボックスに「60」と入力し、[OK] をクリックします。
  8. レジストリ エディタを終了し、コンピュータを再起動します。
  9. グループ ポリシーのスタートアップ スクリプトが実行されない場合は、GpNetworkStartTimeoutPolicyValue レジストリ エントリの値を増やします。

グループ ポリシーのネットワーク スタート タイムアウト ポリシーの作成

GpNetworkStartTimeoutPolicyValue ポリシーのタイムアウトは、以下の 2 つのレジストリ キーで指定できます。
  • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\Current Version\Winlogon
  • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\System
これを行うには、GpNetworkStartTimeoutPolicyValue という DWORD 値を追加し、秒数を 30 ~ 600 の値に指定します。

Windows によりまず Winlogon サブキーが読み取られ、続いて Policies サブキーが読み取られます。Policies サブキーの値は Winlogon サブキーのすべての値を置き換えます。このグループ ポリシー オブジェクト (GPO) の設定に使用できるユーザー インターフェイスはありません。そのため、GPO を設定するにはカスタム ADM ファイルを展開する必要があります。

値は、接続を確立するのに十分な長さを指定する必要があります。タイムアウトの期間中、2 秒ごとに接続の状態が Windows により確認され、接続が確認されるとすぐに、システムの起動が継続されます。そのため、最低値の 30 秒より大きな値を設定することをお勧めします。ただし、システムが正常に切断された場合でも、タイムアウト期間中は Windows が停止することに注意してください。

: システムが正常に切断される場合の例として、ネットワーク ケーブルが切断された場合や、サーバーがオフライン状態の場合が挙げられます。

状況

マイクロソフトでは、この問題をこの資料の対象製品として記載されているマイクロソフト製品の問題として認識しています。

: この問題は、Intel ネットワーク アダプタを使用している Toshiba Dynabook ラップトップ コンピュータで発生することが報告されています。この資料に記載されているサードパーティ製品は、マイクロソフトと関連のない他社の製品です。明示または黙示にかかわらず、これらの製品のパフォーマンスや信頼性についてマイクロソフトはいかなる責任も負わないものとします。

関連情報

ソフトウェア更新プログラムに関する用語の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
824684 マイクロソフトのソフトウェアの更新で使用される一般的な用語の説明
この資料に記載されているサードパーティ製品は、マイクロソフトと関連のない他社の製品です。明示または黙示にかかわらず、これらの製品のパフォーマンスや信頼性についてマイクロソフトはいかなる責任も負わないものとします。

プロパティ

文書番号:840669 - 最終更新日: 2008/09/18 - リビジョン: 1

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