Update.exe を使用するために必要なユーザー権利

はじめに

Microsoft ソフトウェア更新プログラムの中には、Update.exe をセットアップ プログラムとして使用するものがあります。5.4.1.0 以降のバージョンの Update.exe では、ソフトウェア更新プログラムをインストールするユーザーは特定のユーザー権利を持つ管理者であることが必要です。この資料では、そのユーザー権利の要件について説明します。


必要なユーザー権利が付与されていないユーザーが、Update.exe を使用するソフトウェア更新プログラム パッケージをインストールしようとすると、次のエラー メッセージが表示されることがあります。

<OS name> を更新するアクセス許可がありません。システム管理者に問い合わせてください。
ソフトウェア更新プログラムのインストールが、/quiet または /passive コマンド ライン スイッチのどちらかを指定して無人モードで実行された場合、このエラー メッセージはインストール ログに出力されます。デフォルトでは、インストール ログは %systemroot%/KB######.log に保存されます。###### は、適用される修正プログラムのサポート技術情報 (Microsoft Knowledge Base) の文書番号です。

詳細

ソフトウェア更新プログラムで、2004 年 7 月以降にリリースされたパッケージのセットアップ プログラムとして Update.exe が使用されているかどうかを判断するには、ソフトウェア更新プログラム パッケージの [プロパティ] ダイアログ ボックスの [バージョン] タブでインストーラ エンジンの値を確認します。2004 年 7 月より前にリリースされたパッケージについては、パッケージの内容を抽出して、使用されているインストーラ名とそのバージョンを確認する必要があります。

この手順を実行する方法の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。


832475 Windows ソフトウェア更新プログラムのパッケージ インストーラに含まれる新機能について

次の表は、Update.exe で必要とされるユーザー権利の一覧を示したものです。

グループ ポリシー オブジェクトの表示名

Update.exe での必要性
説明

ファイルとディレクトリのバックアップ
必須

バックアップ操作を実行するのに必要なユーザー権利です。


ファイルとディレクトリの復元

必須

復元操作を実行するのに必要なユーザー権利です。このユーザー権利により、有効なユーザーまたはグループのセキュリティ識別子 (SID) をオブジェクトの所有者として設定できます。

監査とセキュリティ ログの管理

必須

監査メッセージの制御や参照など、さまざまなセキュリティ関連の機能を実行するために必要なユーザー権利です。このユーザー権利が割り当てられているユーザーまたはグループは、セキュリティ管理担当者と見なされます。

ファイルとその他のオブジェクトの所有権の取得

必須

随意アクセスが付与されていないオブジェクトの所有権を取得するために必要なユーザー権利です。このユーザー権利を持つユーザーがオブジェクトの所有者として正当に割り当てる値のみが、所有者の値として設定されます。

システムのシャットダウン
必須

コンピュータをシャットダウンするのに必要なユーザー権利です。ソフトウェア更新プログラムの中には、コンピュータの再起動が必要なものがあります。ユーザーにこの権利が付与されていないと、ソフトウェア更新プログラムのインストール完了後にコンピュータの再起動が必要な場合、必要なユーザー権利を持つ管理者に依頼してコンピュータを再起動することが必要です。

プログラムのデバッグ
必須

プロセスのデバッグを行うのに必要なユーザー権利です。5.4.1.0 より前のバージョンの Update.exe では、管理者がソフトウェア更新プログラムを正常にインストールするために、このユーザー権利が必要な場合がありました。


ホットパッチ技術はメモリ内のコードを更新するもので、Microsoft Windows Server 2003 Service Pack 1 (SP1) に組み込まれてリリースされ、一部の更新プログラムに使用される予定です。ホットパッチを使用するには、プログラムのデバッグ ユーザー権利が必要です。修正プログラムおよび更新プログラムの関連情報については、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。
http://www.microsoft.com/japan/security/guidance/topics/PatchManagement.mspx

Update.exe の以前のバージョン、および管理者に必要な "プログラムのデバッグ" 権利の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。


830846 Windows 更新プログラムのインストール中、応答が停止するか、大部分またはすべての CPU リソースが消費される


ユーザー権利が不足しているかどうかを確認するには、インストール ログ ファイルを調べます。インストール ログ ファイルに、次のエラー メッセージが出力されます。

2.744: d:\aab949b8ae7e35434dde6b\update\update.exe (version X.X.X.X)
2.744: Failed To Enable SE_SECURITY_PRIVILEGE

2.754: Setup encountered an error: You do not have permission to update OS_name. Please contact your system administrator.

2.764: You do not have permission to update OS_name.
: OS_name は、オペレーティング システムの名前です。SE_SECURITY_PRIVILEGE は、不足しているユーザー権利です。X.X.X.X は、バージョン番号です。



ユーザー権利の参照や変更を行うには、次の手順を実行します。

  1. ローカルまたはドメイン環境のグループ ポリシー エディタを起動します。これを行う方法の詳細については、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。

  2. [コンピュータの構成] の下の [Windows の設定] を展開します。

  3. [セキュリティの設定] を展開し、[ローカル ポリシー] をクリックし、[ユーザー権利の割り当て] をダブルクリックします。

  4. 上記の表のポリシーを割り当てるには、ポリシーを右クリックし、[プロパティ] (または [セキュリティ]) をクリックし、ユーザーを追加します。

関連情報

Update.exe、Windows および Windows コンポーネント用のパッケージ インストーラについて解説したホワイト ペーパーを参照するには、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。

プロパティ

文書番号:888791 - 最終更新日: 2008/07/20 - リビジョン: 1

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