電源オプションの電源設定にて設定を保存できなくなる

概要

この資料では、コントロールパネルの「電源オプション] より、 [電源設定] でカスタマイズされたプロファイルを作成する場合、同じ名前のプロファイルを 2 度以上設定しようとすると、その後の電源設定にてプロファイル名を保存できなくる現象について説明しています。

現象

[電源オプションのプロパティ] 上で、新たな電源設定を [名前をつけて保存] で保存する時に既に設定されている電源設定の名前と同じ名前で保存を繰り返すと、 [会社または自宅のデスク] [ポータブル/ラップトップ] 以外の電源設定が表示されなくなります。

原因

[電源設定] のデフォルト設定と同じ名前で新しい電源設定を保存する場合、レジストリに新規キーが不完全な状態で生成されるため一部のデフォルト設定が表示されなくなります。

デフォルト設定

[電源オプションのプロパティ] の設定は以下のレジストリに登録されています。 任意の設定を追加した場合、6 番目以降に設定が追加されていきます。



HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\PowerCfg\PowerPolicies
名前  データ
0 自宅または会社のデスク


1 ポータブル / ラップトップ


2 プレゼンテーション


3 常にオン


4 最小の電源管理


5 バッテリの最大利用


再現手順

たとえば、 [自宅または会社のデスク] が存在しているにもかかわらず、新たに [自宅または会社のデスク] を使用してしまった場合の構成は以下のようになります。





0 自宅または会社のデスク (オリジナルの正常値)


1 ポータブル / ラップトップ


2 プレゼンテーション


3 常にオン


4 最小の電源管理


5 バッテリの最大利用


6 自宅または会社のデスク (不完全な状態で登録)



また、 [ホーム] という新しい設定が既に作成されているにもかかわらず、 [ホーム] という同一の名前を作成してしまった場合はこのような構成となります。





0 自宅または会社のデスク


1 ポータブル / ラップトップ


2 プレゼンテーション


3 常にオン


4 最小の電源管理


5 バッテリの最大利用


6 ホーム  (新規登録の正常値)


7 ホーム  (不完全な状態で登録)



このように既に存在する設定名で、新たに [名前をつけて保存] をすると、詳細・名称などの情報が不完全な状態のキーが生成され、不完全な状態で登録されたキー以降の設定値が参照できなくなります。





下記の構成の場合は、 [ホーム] までの設定値は表示されますが、 [ホーム2] の設定値は表示されません。





0 自宅または会社のデスク


1 ポータブル / ラップトップ


2 プレゼンテーション


3 常にオン


4 最小の電源管理


5 バッテリの最大利用


6 ホーム  (新規登録の正常値)


7 ホーム  (不完全な状態で登録)


8 ホーム2 (新規登録の正常値)


また、新規の設定値を10 個以上の設定とした場合、11 個目のレジストリーキーは、1 と 2 の間に記録されます。





0 Name 自宅または会社のデスク


1 Name ポータブル / ラップトップ


10 ホーム2 (11番目に登録されたキー)


2 Name プレゼンテーション


3 Name 常にオン


4 Name最小の電源管理


5 Nameバッテリの最大利用


6 ホーム  (新規登録の正常値)


7 ホーム  (不完全な状態で登録)


8 ホーム2 (新規登録の正常値)


9 ホーム3 (新規登録の正常値)





この 11 番目に登録された設定値が、不完全な状態で登録されている値の場合、その設定値以降の設定値が 読み出せなくなります。 この場合には、 [自宅または会社のデスク] と [ポータブル / ラップトップ] のみが表示されます。

0 Name 自宅または会社のデスク
1 Name ポータブル / ラップトップ
10 ホーム2 (不完全な状態で登録)
2 Name プレゼンテーション
3 Name 常にオン
4 Name最小の電源管理
5 Nameバッテリの最大利用
6 ホーム  (新規登録の正常値)
7 ホーム  (不完全な状態で登録)
8 ホーム2 (新規登録の正常値)
9 ホーム3 (新規登録の正常値)


回避策

同名での保存をしない

新しい電源設定をすでに登録された名前で保存しようとした場合に、次のエラーメッセージが表示されます。

2 つのリビジョン レベルに互換性がないことを示します
このメッセージが表示された場合、速やかに [キャンセル] を押してください。


誤って [OK] もしくは [適用] ボタンを押してしまった場合、以下の方法で回避できます。

不正なレジストリを削除

この操作を行う前に電源オプションのプロパティで、現在の電源設定を [会社または自宅のデスク] か [ポータブル/ラップトップ] に変更しておいてください。



注意 : レジストリ エディタの使い方を誤ると、深刻な問題が発生することがあります。最悪の場合、Windows の再インストールが必要です。Microsoft は、レジストリ エディタの誤用により発生した問題に関しては、一切責任を負わないものとします。 レジストリエディタは、自己の責任においてご使用ください。

レジストリのバックアップと復元についての関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
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[HOW TO] Windows XP でレジストリをバックアップ、編集、および復元する方法
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。
  2. "regedit.exe" と入力し、[OK] をクリックしてレジストリエディタを起動します。
  3. 以下のキーを検索します。

    HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\PowerCfg\PowerPolicies
  4. Name や Description といった値を持たないキーを削除します。
  5. レジストリエディタを終了します。 (コンピュータの再起動は必要ありません)

状況

弊社ではこれを Windows XP の問題として認識しています。
プロパティ

文書番号:889427 - 最終更新日: 2008/02/20 - リビジョン: 1

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