セキュリティ更新プログラム 887219 (MS05-004) のインストール後、ASP.NET アプリケーションの参照またはデバッグを行うときにエラー メッセージが表示されることがある

概要

セキュリティ更新プログラム MS05-004 をインストールした後、一部の ASP.NET アプリケーションの参照またはデバッグを行うときにエラーが発生することがあります。この資料では、表示される可能性のあるいくつかのエラー メッセージについて説明します。この問題の解決方法も掲載しています。

現象

セキュリティ更新プログラム MS05-004 のインストール後、URL の末尾に円記号 (\) が含まれる Microsoft ASP.NET アプリケーションの参照またはデバッグを行うときに、以下のエラー メッセージのいずれかが表示されることがあります。
リソースが見つかりませんでした。

説明 : HTTP 404. 探しているリソース (または、その依存関係の 1 つ) が削除されたか、名前が変更されたか、また一時的に使用できません。以下の URL のスペルが正しいことを確認してください。

プロジェクトを実行しようとしているときにエラーが発生しました : Web サーバーでデバッグを開始できません。ASP.NET または ATL Server のデバッグを開始できませんでした。ASP.NET または ATL Server のどちらかが正しくサーバーにインストールされていることを確認してください。

原因

この問題は、Microsoft インターネット インフォメーション サービス (IIS) メタベースで指定されている URL の末尾に円記号が含まれる場合に発生します。

解決方法

この問題を解決するには、IIS メタベースで、問題の発生している Web アプリケーション用に指定されている URL の末尾の円記号を削除します。これを行うには、以下の方法のいずれかを使用します。

方法 1 : IIS マネージャを使用する

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。[名前] ボックスに cmd と入力し、[OK] をクリックします。
  2. %systemroot%\system32\inetsrv ディレクトリに移動します。
  3. コマンド プロンプトで inetmgr と入力して IIS マネージャを開きます。
  4. 変更する URL の Web サイトを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  5. 問題の発生しているアプリケーションが Web サイトの下の仮想ディレクトリである場合、[ディレクトリ] タブをクリックし、[ローカル パス] ボックスに指定されているパスから末尾の円記号を削除します。


    問題の発生しているアプリケーションが Web サイトのルート ディレクトリである場合、[ホーム ディレクトリ] タブをクリックし、[ローカル パス] ボックスに指定されているパスから末尾の円記号を削除します。
  6. [適用] をクリックし、[OK] をクリックします。

方法 2 : .vbs スクリプトを使用する

  1. 以下のサンプル コードを使用して .vbs スクリプトを作成します。
    Option Explicit
    Dim objWebService, objWebSite
    Dim objSite, objArgs, strServer
    Dim WshNetwork
    Set objArgs = WScript.Arguments
    If objArgs.Length = 1 Then
    strServer = objArgs(0)
    ElseIf objArgs.Length = 0 Then
    Set WshNetwork = CreateObject("WScript.Network")
    strServer = WshNetwork.ComputerName
    Else
    WScript.Echo "Usage: CScript ModifyVDir.vbs [servername]"
    WScript.Quit
    End If
    WScript.Echo "Connecting to " & strServer
    Set objWebService = GetObject("IIS://" & strServer & "/W3SVC")
    For Each objWebSite in objWebService
    Set objSite = GetObject(objWebSite.AdsPath)
    If objSite.Class = "IIsWebServer" Then
    WScript.Echo objSite.AdsPath
    EnumVDir objSite, 1
    End If
    Next
    WScript.Echo "Done processing."
    Sub EnumVDir(objVDir, i)
    Dim objSubVDir, objDir
    Dim strNewPath

    For Each objSubVDir in objVDir
    If objSubVDir.Class = "IIsWebVirtualDir" Then
    Set objDir = GetObject(objSubVDir.AdsPath)

    If ((Right(objDir.Path, 1) = "\") and (Right(objDir.Path, 2) <> ":\")) Then
    WScript.Echo Space(i*3) & objDir.AdsPath
    WScript.Echo Space(i*3) & "Path = " & objDir.Path
    strNewPath = Left(objDir.Path, Len(objDir.Path) - 1)
    WScript.Echo Space(i*3) & "New Path = " & strNewPath

    objDir.Put "Path", strNewPath
    objDir.SetInfo
    End If

    EnumVDir objDir, i + 1
    End If
    Next
    End Sub
  2. 次の手順に従って、コマンド ラインからこの .vbs スクリプトを実行します。
    1. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。[名前] ボックスに cmd と入力し、[OK] をクリックします。
    2. コマンド プロンプトで cscript [file_name.vbs] と入力します。


      : file_name には .vbs スクリプトの名前を入力します。
    3. exit と入力してコマンド プロンプトを閉じます。

詳細

このセキュリティ更新プログラムを適用すると、ASP.NET による検証が、物理パスと要求された仮想パスの両方に関して、より厳密に実行されます。

関連情報

セキュリティ更新プログラム MS05-004 の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
887219 [MS05-004] ASP.NET パス検証の脆弱性により、無断アクセスが行われる可能性がある

関連情報

この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 894670 (最終更新日 2005-03-16) を基に作成したものです。


この資料に含まれているサンプル コード/プログラムは英語版を前提に書かれたものをありのままに記述しており、日本語環境での動作は確認されておりません。
プロパティ

文書番号:894670 - 最終更新日: 2008/07/14 - リビジョン: 1

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