Windows Server 2003 を搭載中のコンピューターにターミナル サービスを使用してログオンまたはログオフすると、コンソール セッションの全プロセスのワーキング セット サイズが縮小される

現象

Microsoft Windows Server 2003 を搭載しているコンピューターにターミナル サービスを使用してログオンまたはログオフしたときに、コンソール セッションの全プロセスのワーキング セット サイズがコンピューターの起動直後のサイズに縮小されることがあります。ワーキング セット サイズは、一時的に縮小されることもあります。また、コンピューターがワークグループ コンピューター、メンバー サーバー、ドメイン コントローラーのいずれの場合でも縮小されます。

ワーキング セットが縮小されると、メモリ内のデータがページ ファイルに書き込まれる可能性があります。この動作により、ディスクへのアクセスが増加します。最終的には、エラー メッセージ "仮想メモリ最小値が低すぎます" が表示されることがあります。

ページ ファイルのすべてのバイトが消費されることもあります。ワーキング セットがキャッシュされた状態に戻るまでは、コンピューターのパフォーマンスが低下する可能性があります。現在のメモリの要求を満たすのに十分な物理メモリがある場合や、Active Directory ディレクトリ サービスのデータベースや Microsoft SQL Server のデータベースなどのファイル ベースのストアの内容をすべてキャッシュするのに十分な物理メモリがある場合でも、ワーキング セットが縮小されることがあります。

この問題により、コンピューター上で実行されるすべてのサービスのワーキング セットが影響を受けます。これらのサービスには、コア オペレーティング システムの機能を提供するために実行されるサービスや、ローカル サーバー上で実行されるプログラムが含まれます。ファイル ベースのストアをキャッシュすることでパフォーマンスが向上するサービスは、ワーキング セットの縮小によって最も影響を受けます。

この問題は、Service Pack 1 または修正プログラム 834293 が適用された Windows Server 2003 を実行しているコンピューターにターミナル サービスを使用して接続する場合に発生します。

注: コンピューターの物理的なコンソールでログオンまたはログオフする場合、ワーキング セットは縮小されません。

解決方法

Service Pack の情報

この問題を解決するには、Windows Server 2003 の最新の Service Pack を入手します。詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。
889100 最新の Windows Server 2003 Service Pack を入手する方法

修正プログラムの情報

マイクロソフトでは、この問題を修正する修正プログラムを提供しています。ただし、この修正プログラムは、ここで説明する問題のみを修正することを目的としたものです。この修正プログラムは、ここで説明する問題が発生しているコンピューターに対してのみ適用してください。この修正プログラムは、今後さらにテストを行う場合があります。したがって、この問題で深刻な影響を受けていない場合は、この修正プログラムが含まれる次のソフトウェア更新プログラムがリリースされるまで待つことを推奨します。

修正プログラムをダウンロードできる場合は、このサポート技術情報の上部に「修正プログラムのダウンロード」セクションがあります。このセクションが表示されていない場合は、マイクロソフト カスタマー サービス サポートにお問い合わせのうえ、修正プログラムを入手してください。

注: 別の問題が発生した場合、またはトラブルシューティングが必要な場合には、別のサービス リクエストの作成が必要になる場合があります。特定の修正プログラムの対象とならない追加の質問および問題については、通常のサポート料金が適用されます。マイクロソフト カスタマー サービス サポートの電話番号一覧、または別のサービス リクエストの作成については、次のマイクロソフト Web サイトを参照してください。注: 「修正プログラムのダウンロード」フォームには、修正プログラムを入手できる言語が表示されます。使用している言語が表示されない場合は、その言語の修正プログラムは提供されていません。
この問題を解決するには、Windows Server 2003 Service Pack 1 を実行しているすべてのコンピューターにこの修正プログラムを適用します。また、ビルド サーバーのインストール処理にこの修正プログラムを追加して、Windows Server 2003 Service Pack 1 が今後インストールされるときに、この修正プログラムが含まれるようにします。

必要条件

ファイルの依存関係のため、この修正プログラムには Windows Server 2003 Service Pack 1 が必要です。詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。

889100 Windows Server 2003 の最新の Service Pack を入手する方法

再起動の要件

この修正プログラムを適用した後に、コンピューターを再起動する必要があります。

修正プログラムの置き換えに関する情報

この修正プログラムを適用しても、他の修正プログラムが置き換えられることはありません。

ファイル情報

修正プログラム (英語版) のファイル属性 (または後のファイル属性) は次の表のとおりです。これらのファイルの日付と時刻は世界協定時刻 (UTC) で記載されています。ファイル情報に表示される時刻は、ローカル時刻に変換されています。UTC とローカル時刻との時差を確認するには、コントロール パネルの [日付と時刻] の [タイム ゾーン] タブを使用してください。
Windows Server 2003 (32 ビット版)
File nameFile versionFile sizeDateTimePlatformSP requirementService branch
Msgina.dll5.2.3790.25251,211,90408-Sep-200505:21x86SP1SP1QFE
Windows Server 2003 (x64 ベース)
File nameFile versionFile sizeDateTimePlatformSP requirementService branch
Msgina.dll5.2.3790.25251,193,47207-Sep-200515:14x64SP1SP1QFE
Wmsgina.dll5.2.3790.25251,211,90407-Sep-200515:14x86SP1WOW
Windows Server 2003 (Itanium ベース)
File nameFile versionFile sizeDateTimePlatformSP requirementService branch
Msgina.dll5.2.3790.25251,465,85607-Sep-200515:13IA-64SP1SP1QFE
Wmsgina.dll5.2.3790.25251,211,90407-Sep-200515:13x86SP1WOW

状況

マイクロソフトでは、この問題をこの資料の対象製品として記載されているマイクロソフト製品の問題として認識しています。 この問題は Microsoft Windows Server 2003 Service Pack 2 で最初に修正されました。

詳細

注意事項
  • リモートの Windows Server 2003 ベースのコンピューターにターミナル サービスでログオンしても、イベントまたはログ ファイルでは追跡が行われません。セキュリティ イベント ログではログオンとログオフのトランザクションが追跡されますが、ターミナル サービスを使用したログオンであることは識別されません。
  • Qwinsta ユーティリティを使用すると、ローカルまたはリモートのコンピューター上のターミナル サービス セッションを対話的に検出できます。構文情報を表示するには、コマンド プロンプトで「qwinsta /?」と入力します。
  • この問題に関連したメモリの減少を確認するには、システム モニターを使用してプロセスのワーキング セットを追跡するか、タスク マネージャーを使用してメモリ使用量を表示します。
詳細については、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。

834293 リモート デスクトップを切断して再接続すると、Windows の状態が正しく復元されないことがある

プロパティ

文書番号:905865 - 最終更新日: 2011/11/10 - リビジョン: 1

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