Windows Vista で、Microsoft Windows Resource Checker (SFC.exe) プログラムによって生成されるログ ファイル エントリを解析する方法

はじめに

この資料では、Windows Vista で、Microsoft Windows Resource Checker (SFC.exe) プログラムによって生成されるログ ファイルを解析する方法について説明します。

詳細

概要

SFC.exe プログラムを使用して、Windows Vista のユーザー モード部分で発生したクラッシュのトラブルシューティングを行えます。このようなクラッシュは、オペレーティング システム ファイルの不足や破損に関連している場合があります。



SFC.exe プログラムでは、以下の処理が実行されます。

  • 任意に構成できない Windows Vista システム ファイルに対して変更が加えられていないことを確認します。また、それらのファイルが、オペレーティング システムの定義どおりにコンピュータにインストールされていることを確認します。

  • 可能な場合は、任意に構成できない Windows Vista システム ファイルを修復します。

SFC.exe プログラムによって生成されるログ ファイルを解析する方法

ログ ファイルを参照する方法

SFC.exe プログラムによって、各確認処理および修復処理の詳細が CBS.log ファイルに書き込まれます。CBS.log ファイルに書き込まれた SFC.exe プログラムのエントリには、すべて [SR] タグが付いています。CBS.log ファイルは、%windir%\Logs\CBS フォルダにあります。



: このログ ファイルへの書き込みは、Windows Modules Installer サービスでも行われます (Windows Modules Installer は、オプション機能、更新プログラム、および Service Pack のインストールを行うサービスです)。



[SR] タグを検索することで SFC.exe プログラムのエントリを見つけることができます。このような検索を行って結果をテキスト ファイルにリダイレクトするには、以下の手順を実行します。

  1. [スタート] ボタン[スタート] ボタン をクリックし、[検索の開始] ボックスに cmd と入力します。次に、[プログラム] の下の [cmd] を右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。



    ユーザー アカウント制御の許可 管理者のパスワードを要求するダイアログ ボックスが表示された場合はパスワードを入力して [OK] をクリックし、確認を要求するダイアログ ボックスが表示された場合は [続行] をクリックします。

  2. 次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。

    findstr /c:"[SR]" %windir%\logs\cbs\cbs.log >sfcdetails.txt
Sfcdetails.txt ファイルには、コンピュータ上で SFC.exe プログラムを実行するたびにログ エントリが記録されます。

ログ ファイル エントリの解釈方法

SFC.exe プログラムでは、100 ファイル単位でファイルを確認します。そのため、多数のグループの SFC.exe プログラムのエントリが記録されます。各エントリの形式は次のとおりです。

date time entry_type details
以下の CBS.log ファイルからの抜粋は、SFC.exe プログラムで Windows Vista システム ファイルに問題がまったく見つからなかったことを示しています。

<date> <time>, Info   CSI    00000006 [SR] Verifying 100 (0x00000064) components
<date> <time>, Info CSI 00000007 [SR] Beginning Verify and Repair transaction
<date> <time>, Info CSI 00000009 [SR] Verify complete
<date> <time>, Info CSI 0000000a [SR] Verifying 100 (0x00000064) components
<date> <time>, Info CSI 0000000b [SR] Beginning Verify and Repair transaction
<date> <time>, Info CSI 0000000d [SR] Verify complete
<date> <time>, Info CSI 0000000e [SR] Verifying 100 (0x00000064) components
<date> <time>, Info CSI 0000000f [SR] Beginning Verify and Repair transaction
<date> <time>, Info CSI 00000011 [SR] Verify complete
<additional entries>
<additional entries>
<date> <time>, Info CSI 00000011 [SR] Verify complete
以下の CBS.log ファイルからの抜粋は、SFC.exe プログラムで Windows Vista システム ファイルの問題が見つかったことを示しています。

<date> <time>, Info   CSI    00000006 [SR] Verifying 100 (0x00000064) components
<additional entries>
<additional entries>
<date> <time>, Info CSI 00000007 [SR] Beginning Verify and Repair transaction
<date> <time>, Info CSI 00000008 [SR] Repairing corrupted file [ml:520{260},l:108{54}]"\??\E:\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\DAO"\[l:20{10}]"dao360.dll" from store
<date> <time>, Info CSI 0000000a [SR] Verify complete
: 上記のログ ファイル エントリは変更されたファイルを修復していることを示していますが、ファイルの検証時には、実際の修復処理は行われません。



次の表に、確認の完了後に CBS.log ファイルの SFC.exe プログラムのエントリに記録されていることがあるその他のメッセージを示します。

エントリ説明
Cannot repair member file file detailsCannot repair member file [l:14{7}]"url.dll" of Microsoft-Windows-IE-WinsockAutodialStub, Version = 6.0.5752.0, pA = PROCESSOR_ARCHITECTURE_INTEL (0), Culture neutral, VersionScope = 1 nonSxS, PublicKeyToken = {l:8 b:31bf3856ad364e35}, Type neutral, TypeN
このエントリは、ファイルの内容がオペレーティング システムの定義と一致しないことを示します。この場合、SFC.exe プログラムではこのファイルを修復できません。

Repaired file file details by copying from backup
Repaired file \SystemRoot\WinSxS\Manifests\\[ml:24{12},l:18{9}]"netnb.inf" by copying from backup
このエントリは、ファイルに問題があることを示します。SFC.exe プログラムを使用して、システム ストアの非公開のバックアップにあるファイルをコピーすることにより、このファイルを修復できます。

Repairing corrupted file [ml:520{260},l:36{18}]"\??\C:\Windows\inf"\[l:18{9}]"netnb.inf" from store
Repairing corrupted file [ml:520{260},l:36{18}]"\??\C:\Windows\inf"\[l:18{9}]"netnb.inf" from store
このエントリは、ファイルに問題があることを示します。SFC.exe プログラムでは、システム ストアにあるファイルをコピーすることにより、このファイルを修復できます。

プロパティ

文書番号:928228 - 最終更新日: 2011/07/09 - リビジョン: 1

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