Exchange Server 2007 に対して、メッセージ分割の機能を使ってメッセージを送信すると配信不能となる

現象

Microsoft Exchange Server 2007、2010、2013 に対して、Microsoft Outlook Express および Windows メールのメッセージを分割する機能を使用し、設定したメッセージ サイズを超えるメッセージを送信すると、送信者に配信不能通知が送信されます。

原因

Exchange Server 2007 以降では分割されたメッセージを受信することによるスパム対策機能、ウィルス対策機能の回避を予防するため、および分割されたメッセージをサポートする stm 形式のデータベースを使用していないことが原因でこの問題が発生します。

Outlook Express および Windows メールによるメッセージ分割の設定は、メッセージの MIME (Multipurpose Internet Mail Exchange) ヘッダーに、メッセージの分割を指定する "content-type:message/partial" を記述することにより処理されます。このメッセージ ヘッダーはメッセージが分割されたものであることを意味し、このヘッダーを含むメッセージを受信するクライアント側でメッセージを結合する必要があります。そのため、メッセージを受信するクライアント側まで MIME ヘッダーを含むメッセージをそのままの形式で配信する必要があります。

この結果分割されたメッセージの受信を可能とする場合、Exchange Server 2007 の強化されたスパム対策機能、ウィルス対策機能などによる検疫処理が適切に行われない可能性があります。



また、Exchange Server 2003 および Exchange Server 2000 は、stm 形式のデータベースをサポートしているため MIME 形式のメッセージを変換することなく保持することが可能ですが、Exchange Server 2007 は、edb 形式のデータベースのみをサポートしているため、MIME 形式のメッセージを保持できず、ヘッダーに指定された分割メールの結合を処理することができません。

回避策

Exchange Server 2007 以降に対してメッセージを送信する場合には、分割機能を使用せずにメッセージを送信してください。
プロパティ

文書番号:949490 - 最終更新日: 2016/09/29 - リビジョン: 1

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