Windows Server のターミナル サーバー ライセンス サーバー上で、2010 年 2 月 26 日以降に ID: 17 の証明書破損の警告イベントが記録される

現象

Windows Server 2008 R2、Windows Server 2008、Microsoft Windows Server 2003 および Microsoft Windows 2000 Server のターミナル サーバー ライセンス サーバーを 2010 年 2 月 26 日以前に、[自動接続] (Windows 2000 Server では [インターネット]) の方法を使用してアクティブ化した場合 2010 年 2 月 26 日以降、ターミナル サーバー ライセンス サーバー (リモート デスクトップ ライセンス サーバー) 上で、以下のソース TermServLicensing の警告イベント ID: 17 が記録されます。



[Web ブラウザ] (Windows 2000 Server では [World Wide Web]) や [電話] の方法によりアクティブ化した場合には、証明書の期限は 2049 年であるため、この現象は発生しません。



この現象は、警告イベントの表示上の問題であり、現象が発生後も、ターミナル サーバー ライセンスの機能に異常が発生することは無く、ユーザーは正常にターミナル サーバーに接続可能です。また、ターミナル サーバーは正式なライセンスも発行可能です。



ただし、この現象が発生後に、ターミナル サーバー ライセンス サーバーに追加のターミナル サービス クライアント アクセス ライセンス (TS CAL) をインストールした場合には、ターミナル サーバー ライセンス サーバーが自動的に非アクティブな状態となり、ターミナル サーバー ライセンス発行の機能を失うため、ユーザーがターミナル サーバーに接続出来ない状況となります。その場合には、早急に以下の回避策を実施してください。

原因

この現象は、ターミナル サーバー ライセンス サーバーのアクティブ化を行った際に、[自動接続] の方法を使用した場合、マイクロソフト ライセンス クリアリング ハウスから提供される証明書の期限が 2010 年 2 月 26 日にて失効するために発生します。

ターミナル サーバー ライセンス サービスは、システムの起動時に自動的に起動されます。ターミナル サーバー ライセンス サービスが起動される際には、証明書の異常を検知する処理が行われ、上記の証明書失効後の場合は、イベント ID: 17 を記録します。

回避策

この現象を回避するには、ターミナル サーバー ライセンス サーバーのレジストリに保持されている、失効されたライセンスを削除し、ターミナル サーバー ライセンス サーバーを [Web ブラウザ] もしくは [電話] により再アクティブ化してください。

ここでは例として、Windows Server 2003 のユーザー インターフェースで手順を説明しています。
  1. 現象の発生するターミナル サーバー ライセンス サーバーにログオンします。
  2. [スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] の [サービス] をクリックして、[サービス] コンソールを起動します。
  3. [サービス] コンソールの右ペインのサービス名のリストより [Terminal Server Licensing] サービス を右クリックし、[停止] をクリックして、[Terminal Server Licensing] サービスを停止します。

    補足 : Windows Server 2008、および Windows Server 2008 R2 の場合は、[サービス] コンソールの右ペインのサービス名のリストより [Remote Desktop Licensing] サービス を右クリックし、[停止] をクリックして、[Remote Desktop Licensing] サービスを停止します。

  4. [スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックし、[名前] ボックスに regedit と入力します。
  5. [レジストリ エディター] で、以下のレジストリ キーを見つけて右クリックし、[削除] をクリックして、以下のレジストリ キーをすべて削除します。

    補足 : レジストリ キーを削除後、システムの再起動は必要ありません。

    HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\TermServLicensing\Certificates HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\services\TermservLicensing\Parameters\Certificates.000 HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\services\TermservLicensing\Parameters\Certificates.001

  6. 手順 2 で起動した [サービス] コンソールの右ペインのサービス名のリストより [Terminal Server Licensing] サービスを右クリックし [開始] をクリックして、[Terminal Server Licensing] サービスを開始します。

    補足 : Windows Server 2008、および Windows Server 2008 R2 の場合は、[サービス] コンソールの右ペインのサービス名のリストより [Remote Desktop Licensing] サービス を右クリックし、[開始] をクリックして、[Remote Desktop Licensing] サービスを開始します。

  7. [ターミナル サーバー ライセンス] のコンソールで、問題の発生するライセンス サーバーに接続します。
  8. [ターミナル サーバー ライセンス] のコンソールの左ペインで、[すべてのサーバー] のツリーを展開し、<ライセンス サーバー名> を右クリックして [プロパティ] をクリックします。
  9. [ライセンス ウィザードのプロパティ] 画面の [インストールの方法] タブをクリックし、[インストールの方法] の [Web ブラウザ] または [電話] をクリックして、[OK] をクリックします。

    補足 : [インストール方法] の設定値は、以前アクティブ化を行った方法 ( [自動接続]、[Web ブラウザ]、または [電話] のいずれか) が既定で選択されています。

  10. [ターミナル サーバー ライセンス] のコンソールの左ペインで、[すべてのサーバー] のツリーを展開し、<ライセンス サーバー名> を右クリックして、[拡張] をポイントし、[サーバーの再アクティブ化] をクリックします。
  11. 画面の表示に従い、ライセンス サーバーを再アクティブ化します。
補足 : 再アクティブ化についての詳細は、次のサポート技術情報、またはマイクロソフト Web サイトを参照してください。

Windows Server 2008 および Windows Server 2008 R2 の場合 :

リモート デスクトップ ライセンス サーバーを再アクティブ化する
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc754189.aspx
Windows Server 2003 の場合 :

814593 ターミナル サーバー ライセンスを使用してライセンス サーバーを非アクティブ化または再アクティブ化する方法
ターミナル サーバー ライセンス サーバーを再アクティブ化する
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc787541(WS.10).aspx
Windows 2000 Server の場合 :

306622 ターミナル サービス ライセンスを使用して、ライセンス サーバーをアクティブ化する方法

状況

マイクロソフトでは、この問題について現在調査中です。詳細については、わかりしだいこの資料に掲載する予定です。
プロパティ

文書番号:982205 - 最終更新日: 2010/04/07 - リビジョン: 1

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