Windows NT との TCP/IP 接続のトラブルシューティング

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概要
ARP、PING、FTP、NETSTAT、および NBTSTAT ユーティリティを使用すると、Windows NT における TCP/IP ネットワーキングの問題の原因を突き止めるのに役立つ情報が得られます。以下に TCP/IP に関して想定される現象の一覧を示し、こうしたユーティリティを使って問題を診断することを推奨します。この一覧ですべての現象を網羅している訳ではありませんが、これらのユーティリティを使用してネットワーク上の問題を追跡する参考になります。
詳細
Q: Windows NT システムに TCP/IP が正常にインストールされているかどうかをどのようにしたら確認できますか?

A: ローカル システムのコマンド ラインで、IP ループバック アドレス 127.0.0.1 に PING を実行してみてください。
ping 127.0.0.1


システムから直ちに応答が返ってくるはずです。PING が見つからないか、または PING コマンドの実行が失敗した場合には、イベント ビューアでイベント ログを見て、セットアップまたは TCP/IP サービスによって報告された問題を調べてください。また、ローカル インターフェイスの IP アドレスに対し PING を実行して、IP が正しく設定されているかどうかも確認する必要があります。PING が正常に実行されれば、ターゲット システムの IP 層は機能します。

Q: FTP Server サービスが Windows NT システム上に正しくインストールされているかどうかをどのようにしたら確認できますか?

A: ローカル システムのコマンド ラインで、次の IP ループバック アドレスを入力して FTP を実行してみてください。
ftp 127.0.0.1


ローカルでのサーバーの操作は、他の Windows NT (およびほとんどの UNIX) クライアントの操作と同じです。このコマンドは、FTP Server サービスのディレクトリ、アクセス許可などが正しく設定されているかどうかを調べる場合にも使用できます。

Q: Windows NT、Windows for Workgroups、または Microsoft LAN Manager サーバーに接続しているときにエラー 53 が発生しましたが、何が原因でしょうか?

A: エラー 53 は、指定されたコンピュータ名を解決できない場合に返されます。コンピュータがローカル サブネット上にある場合には、その名前が正しく指定されていて、ターゲット システムでも TCP/IP が実行されていることを確認してください。コンピュータがローカル サブネット上にない場合には、その名前と IP アドレスとのマッピングが LMHOSTS ファイルに記述されていることを確認します。すべて正しくインストールされているようであれば、リモート システムに対して PING を実行し、この TCP/IP ソフトウェアが機能していることを確認してください。

Q: LMHOSTS ファイルに新しいマッピングを追加してから、サーバーへの接続に要する時間が異常に長くなった場合にはどうしたらよいでしょうか?

A: ファイルの最後に、複数の #INCLUDE エントリがあるようなサイズの大きい LMHOSTS ファイルの場合に、このような動作が見られることがあります。接続時間を短縮する方法は 2 つあります。マッピングの後に #PRE タグを付けてエントリをプリロードされたエントリとしてマークし、NBTSTAT -R コマンドで即座にローカル名キャッシュを更新する方法と、マッピングを LMHOSTS ファイル内の先頭近くに配置する方法です。

非 #PREloaded エントリを見つけるため、LMHOSTS ファイルは順次解析されます。したがって、頻繁に使用するエントリをファイルの先頭近くに配置し、#PRE エントリを末尾近くに配置することをお勧めします。

Q: ユーザーが特定のサーバーに接続しようとして、同じ名前を指定しても接続しにくい場合にはどうしたらよいでしょうか?

A: NBTSTAT -N コマンドを使用すると、サーバーがネットワーク上にどのような名前を登録しているかを (正式に) 調べられます。出力された一覧には、TCP/IP 上の NetBIOS を使用してシステムに登録されている名前が表示されます。システムのコンピュータ名に似た名前が表示されるはずです。表示されていない場合には、別の一意的な名前を試してください。NBTSTAT コマンドではさらに、リモート システムのキャッシュされたエントリ、つまり LMHOSTS で #PRE タグが付いているエントリか、現在のネットワーク活動により最近解決された名前も表示することができます。リモート ユーザーが使用している名前が同一であり、他のシステムがリモート サブネット上にある場合には、LMHOSTS ファイルにシステムのマッピングが記述されていることを確認してください。

Q: TELNET、FTP を使用するとき、ホスト名では外部システムに接続できないが、IP アドレスを使用すれば接続できる場合にはどうすればよいでしょうか?

A: [コントロール パネル] の [ネットワーク] アイコンのTCP/IPに関する設定 ([TCP/IP Connectivity) を調べ、システムに対して HOSTS および DNS が適切に設定されていることを確認します。HOSTS ファイルを使用している場合には、HOSTS ファイルに記述されているリモート システムの名前とアプリケーションで使用している名前とが一致していることを確認してください。DNS を使用している場合には、DNS サーバーの IP アドレスに間違いがなく、順序も正しいことを確認してください。ホスト名がきちんと解決されているかどうかを確認するには、リモート システムのホスト名と IP アドレスの両方に対して PING を実行します。

Q: 特定のコンピュータで TELNET を使用しているときに、正しい IP アドレスを指定しているにもかかわらず、自分が接続しようとしているコンピュータとは異なるコンピュータのバナーが表示されます。何が原因なのでしょうか?

A: 通常、このような状況は、同じネットワーク上の 2 台のシステムが同じ IP アドレスに (間違って) 設定されている場合に生じます。Ethernet および IP アドレスのマッピングは、ARP (Address Resolution Protocol: アドレス解決プロトコル) モジュールによって行われ、一番最初に受け取った応答を正しいとみなします。そのため、目的のコンピュータから応答が返る前に、意図しないコンピュータから応答が返ってくることがあります。このような問題は、分離して追跡するのが困難です。コマンド ARP -g を実行すると、ARP キャッシュ内のマッピングが表示されます。目的のリモート システムの Ethernet アドレスがわかっている場合には、両者が一致しているかどうかを簡単に判別できます。そうでない場合は、ARP -d でそのエントリを削除し、その後、同じアドレスに PING を実行し (新しい ARP マッピングを強制する)、再び ARP -g を実行してキャッシュ内の Ethernet アドレスをチェックします。両方のシステムが同じネットワーク上にある場合、結局異なる応答を受け取ることになります。受け取らない場合、意図しないホストからのトラフィックをフィルタ処理して、システムの所有者または場所を決定しなければならない可能性があります。

Q: リモート システムへの TCP/IP 接続がハングしているように思われるときにはどうしたらよいでしょうか?

A: NETSTAT -a コマンドを実行すると、ローカル システム上の TCP および UDP ポートの全活動状況が表示されます。正常な TCP 接続の状態は、通常、送信および受信キュー内のバイト数 が 0 として判別されます。キュー内でデータがブロックされていたり、状態が異常な場合には、接続に問題があると思われます。それ以外の場合には、ネットワークまたはアプリケーションに遅延が発生していると考えられます。

Q: [TCP/IP 設定] ダイアログ ボックスに、"デフォルト ゲートウェイの設定が違います。変更しますか?" という主旨のメッセージが表示される場合があります。どうすればよいでしょうか?



A: このエラーは、デフォルト ゲートウェイが、システム上にインストールされているインターフェイスと同じ論理ネットワークに置かれていないということを示しています。これは、デフォルト ゲートウェイの ID 部分 (サブネット マスクとデフォルト ゲートウェイのビット AND 演算を計算して求められます) とインストールされているインターフェイスのネット ID とを比較することで確認できます。たとえば、1 つのインターフェイスが IP アドレス 102.54.0.1、サブネット マスク 255.255.0.0 に設定されているシステムの場合、デフォルト ゲートウェイは 102.54.a.b という形式でなければなりません。これは、IP インターフェイスのネット ID 部分が 102.54 だからです。
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この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 102908(最終更新日 2000-10-25) をもとに作成したものです。

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プロパティ

文書番号:102908 - 最終更新日: 12/04/2015 09:37:54 - リビジョン: 4.1

Microsoft Windows NT Advanced Server 3.1, Microsoft Windows NT Workstation 3.1, Microsoft Windows NT Advanced Server 3.1, Microsoft Windows NT Server 4.0 Standard Edition, Microsoft Windows NT Workstation 4.0 Developer Edition, Microsoft Windows 2000 Professional Edition, Microsoft Windows 2000 Server, Microsoft Windows 2000 Advanced Server

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