[MSVC] Visual C++ が使用するファイルの拡張子

この記事は、以前は次の ID で公開されていました: JP132340
この資料は、アーカイブされました。これは "現状のまま" で提供され、更新されることはありません。
概要
この資料は、Visual C++ のプロジェクトで使用されるファイルの拡張子について説明したものです。
詳細

Visual C++ が使用するファイル



.C -- C 言語ソース ファイル:

C 言語のソースコードとしてコンパイルされます。C++ のコードを含む場合、拡張子を .CPP か .CXX に変更する必要があります。C++ のコードとしてコンパイルする場合は /Tp コンパイラ オプションを使用する方法もありますが、拡張子を変更する方法をお勧めします。

.CPP or .CXX -- C++ 言語ソースファイル:

C++ 言語のソースコードとしてコンパイルされます。C++ のコードを含まず C 言語としてコンパイルする場合、拡張子を .C に変更する必要があります。C のコードとしてコンパイルする場合は /Tc コンパイラ オプションを使用する方法もありますが、拡張子を変更する方法をお勧めします。

.H, .HPP, or .HXX -- ヘッダファイル:

関数プロトタイプ宣言、クラス定義、定数定義などを記述します。複数のソース ファイルでインクルードすることができます。

.INL -- インライン関数ファイル:

インライン関数の定義が含まれます。

.RC or .RC2 -- リソース ファイル:

ダイアログ ボックス、メニュー バー、ストリング テーブルの記述などのプロジェクトのリソース情報を保持しています。このファイルはリソース コンパイラ (RC.EXE)によりコンパイルされます。AppWizard により MFC (Microsoft Foundation Classes)アプリケーションを生成する場合、.RC ファイルが自動生成されます。.RCファイルはリソース エディタや AppStudio で編集/作成可能です。Visual C++ のバージョンにより.RC2 ファイルが生成されることもあります。

.DEF -- モジュール定義ファイル:

プロジェクト タイプにより2つの用途があります。Windows プログラムでは、エクスポート関数のリスト定義、ヒープサイズの制御、セグメント属性の指定、などを記述します。MS-DOS(R) ベースの 16bit MOVE オーバーレイ プログラムでは個々のオーバーレイに対するセグメントや関数の定義を記述します。

Visual C++ が自動生成するファイル



.APS -- リソース ファイルのバイナリ版:

AppStudio やリソース エディタが読み込みを高速に行うために使用します。

.BSC -- ソースブラウザデータベースファイル:

統合環境でブラウザを使用するために必要なファイルです。個々のビルド単位に 1 つ生成されます。BSCMAKE の実行により .SBR ファイルから作成されます。

.CLW -- Class Wizard ステータスファイル:

メッセージ ハンドラのソース上の位置に関する情報を保持しています。このテキスト ファイルのフォーマットはマニュアルに記載されていませんが、再生成可能です。再生成について詳細は 16bit 版 Visual C++ では、AppStudio ヘルプ メニューから「ClassWizard の使い方」「コード変更時に必要な ClassWizard の更新処理」を参照してください。32bit 版 Visual C++ では、BooksOnlineトピックの「ClassWizardファイルの更新」を参照してください。

.EXE or .DLL -- 実行ファイル、ダイナミック リンク ライブラリ ファイル:

プロジェクトにおいて最終的にリンクされた出力ファイルです。実行可能なコードを含みます。

.ILK (バージョン 2.0 以降のみ) -- インクリメンタル リンク情報ファイル:

リンカが、可能な場合にインクリメンタル リンクを行うために生成します。削除するとリンカはフル リンクを行います。

.OBJ -- オブジェクト モジュール ファイル:

コンパイラが生成するファイルです。リンカは、.EXE .DLL .LIB を生成するためにオブジェクトを結合します。オブジェクト ファイルのフォーマットはコンパイラのバージョンにより異なります。

.PCH -- プリコンパイル済みヘッダー ファイル:

このファイルによりコンパイルに必要な時間を短縮できます。/Yc, /Yu, or /YX コンパイラ オプションを指定することで生成されます。

.PDB -- プログラム データベース ファイル:

プロジェクトをコンパイル リンクする時に集められる型情報とシンボリック デバッグ情報を含みます。Visual C++ デバッガが使用します。オブジェクト ファイルは、このファイルへの参照をデバッグ情報として含みます。この機能によりオブジェクト ファイルは小さいものですみます。オンラインリファレンスの /Zi コンパイラ オプション トピックにより詳しい情報があります。/Z7 オプションを使用する場合は、このファイルは生成されません。

.SBR -- ソースブラウザファイル:

/FR または /Fr オプションでコンパイルされた個々のソース ファイルについて生成されます。Microsoft Browser Database Maintenance Utility (BSCMAKE) がブラウザ データベース ファイル (.BSC file) を作成するときに使用するシンボル情報を含みます。

.WSP -- ワークスペース情報ファイル (16-bit 版のみ):

.VCP -- ワークスペース情報ファイル (バージョン 2.x 以降のみ):

Visual WorkBench 終了時のステータス情報を含むバイナリファイルです。ソースファイルのようなオープンされたファイルやそのウィンドウ座標がこのファイルに保存されます。

.VCW -- Visual WorkBench ステータス ファイル (16-bit 版のみ):

プロジェクト単位に生成されます。プロジェクトの情報を WorkBench に伝えるためにメイク ファイルと共に使用されます。

.EXP -- エクスポート ファイル:

エクスポートされる関数とデータ アイテム情報を含みます。LIB ユーティリティがインポート ライブラリを生成するときに同時に生成されます。他へエクスポートするプログラム、他からインポートするプログラムをリンクするとき、直接または間接的に使用します。このファイルををリンクするとき、リンカは LIB ユーティリティによりインポート ライブラリは生成済みとみなし、インポート ライブラリを作成しません。

.LIB -- ライブラリ ファイル:

スタンダード ライブラリやインポート ライブラリです。スタンダード ライブラリはオブジェクトを含むもので、LIB ユーティリティにより生成されます。インポート ライブラリは、他のプログラムへのエクスポート情報を含み、リンカによりエクスポート関数を含むプログラムのビルド時に生成されるか LIB ユーティリティにより生成されます。

.MAP -- マップ ファイル:

リンクされたプログラムについての情報を含むテキストファイルです。情報には、プログラム ファイル ヘッダーのモジュール名、タイムスタンプ、プログラムの個々のグループの開始アドレス、長さ、グループ名、クラスを含むグループ リストを含みます。また、パブリック シンボルのアドレス、シンボル名、フラット アドレス、シンボルが定義されているオブジェクト ファイルを含みます。プログラムのエントリ ポイントとフィックスアップ リストを含みます。

.RES -- コンパイルされたリソース ファイル:

リソース コンパイラ (RC)により生成されます。

.HPJ -- 状況依存ヘルプ プロジェクト ファイル:

AppWizard による MFC アプリケーションのスケルトン生成時に、状況依存ヘルプのサポートを指定すると生成されます。AppWizard により生成された .RTF .BMP からヘルプファイルを作成する際に必要となります。

.NCB -- パーサー情報ファイル (バージョン 4.0 以降のみ):

クラス ビューとコンポーネント ギャラリで使われたパーサーにより生成された情報を含みます。削除されても自動的に再生成されます。

.MDP -- Microsoft Developer studio プロジェクト ファイル

(バージョン 4.0 以降のみ):

Visual C++ バージョン 2.x における .VCP ファイルに変わるものです。このファイルは .VCP ファイルよりも多くのプロジェクト情報を含みます。

.RCT -- リソーステンプレートファイル (バージョン 4.0 以降のみ):

リソースを挿入する際に使用されるカスタムリソースの情報を含みます。[リソースの挿入] ダイアログに表示される、メニュー、ツール バー、ビットマップなどの情報です。

ビルドの過程で生成され、ビルド終了後に削除されるファイル



.CRF -- リンカ レスポンス ファイル:

ビルドの過程で生成されます。

MSVC.BND -- プロジェクトの .CRF ファイルのコピー:

リソースをバインドする必要がある時に生成されます。
詳細
プロジェクトにより、他にも使用されるファイルがあります。アイコンファイル (.ICO)、カーソルファイル (.CUR)、ビットマップファイル (.BMP) プロジェクトのレジストリ情報ファイル (.REG)、OLE をサポートするプロジェクトにおける .ODL .TLB ファイルなどです。
関連情報
この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 132340 (最終更新日 1996-07-31) をもとに作成したものです。

kbinf 1.00 1.50 2.00 2.10 2.20 4.00
プロパティ

文書番号:132340 - 最終更新日: 12/04/2015 11:37:09 - リビジョン: 2.0

Microsoft Visual C++ 1.0 Professional Edition, Microsoft Visual C++ 1.5 Professional Edition, Microsoft Visual C++ 1.51, Microsoft Visual C++ 1.52 Professional Edition, Microsoft Visual C++ 1.0 Professional Edition, Microsoft Visual C++ 4.0 Standard Edition, Microsoft Visual C++ 2.0 Professional Edition, Microsoft Visual C++ 2.1, Microsoft Visual C++ 2.2

  • kbnosurvey kbarchive 2.00 2.10 kbinfo vc41 vc42 vc4x KB132340
フィードバック