\Autodiscover キーの下にレジストリ設定があると、予期しない Autodiscover の動作が発生する

現象
Autodiscover の制御に使用できる利用可能なレジストリ値を 1 つ以上使用している場合、Outlook が Microsoft Exchange サーバーから Autodiscover の情報を取得しようとすると、予期しない結果が発生することがあります。


原因
クライアント アクセス サーバー (CAS) の役割を使用している Exchange サーバー上で Outlook が Autodiscover サービスにコンタクトしようとする場合、クライアント/サーバーのトポロジに応じて、Outlook は複数の方法を使用してサービスにコンタクトできます。Outlook により使用される、現在実装されている方法には次のものがあります。
  • SCP ルックアップ
  • HTTPS ルート ドメイン クエリ
  • HTTPS Autodiscover ドメイン クエリ
  • ローカル XML ファイル
  • HTTP リダイレクト方法
  • SRV レコード クエリ
  • Outlook プロファイルのキャッシュされた URL (Outlook 2013 の新機能)

既定では、Outlook は Autodiscover にコンタクトできない場合、上記の 1 つ以上の方法を試行します。たとえば、ドメインに参加していないコンピューターのシナリオでは、Outlook は DNS を使用して、定義済みの URL (例: https://autodiscover.contoso.com/autodiscover/autodiscover.xml) に接続しようとします。これが失敗した場合、Outlook は HTTP リダイレクト方法を試行し、さらにそれが失敗すると、Outlook は SRV レコード ルックアップ方法を使用しようとします。すべてのルックアップ方法が失敗すると、Outlook は Outlook Anywhere 構成と URL 設定を取得できなくなります。

Outlook により使用されるさまざまな Autodiscover の接続方法のすべての詳細については、ホワイト ペーパー『Exchange 2007 Autodiscover Service』を参照してください。

ホワイト ペーパー: Exchange 2007 Autodiscover Service
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/bb332063.aspx

ただし、場合によっては、Autodiscover に関連するレジストリ/ポリシーの値を使用して、Autodiscover にコンタクトするために Outlook により使用される方法を制御することができます。しかし、Autodiscover のレジストリ/ポリシーの値を不適切に構成すると、Outlook で Autodiscover の情報を取得できなくなることがあります。
解決方法
この問題を解決するには、Outlook クライアント上に存在する可能性がある Autodiscover 関連のレジストリ データを調べ、データが適切に構成されていることを確認してください。また、レジストリ データが必要であるかどうかが不明である場合は、これらのレジストリ値のいずれかをゼロ (0) に変更してから、Outlook をテストして、Autodiscover の動作に違いが生じるかどうかを確認することを検討してください。

重要: このセクション、方法、またはタスクには、レジストリの変更方法が記載されています。レジストリを誤って変更すると、深刻な問題が発生することがあります。レジストリを変更する際には十分に注意してください。万一に備えて、編集の前にレジストリをバックアップしてください。問題が発生した場合でも、レジストリを復元できます。レジストリのバックアップ方法および復元方法の詳細を参照するには、以下のサポート技術情報番号をクリックしてください。

322756 Windows でレジストリをバックアップおよび復元する方法
  1. レジストリ エディターを起動します。

    Windows 7 では、[スタート] ボタンをクリックし、[プログラムとファイルの検索] ボックスに「regedit」と入力し、Enter キーを押します。

    Windows Vista では、[スタート] ボタンをクリックし、[検索の開始] ボックスに「regedit」と入力し、Enter キーを押します。

    Windows XP では、[スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。「regedit」と入力し、[OK] をクリックします。

  2. 次のレジストリ サブキーを見つけてクリックします。

    HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\x.0\Outlook\AutoDiscover

    注: 上記のレジストリ パスの x.0 の部分は、Outlook のバージョンに対応します (15.0 = Outlook 2013、14.0 = Outlook 2010、12.0 = Outlook 2007)。
  3. \Autodiscover サブキーの下に存在する可能性がある、以下の取りうる値を確認します。
    • PreferLocalXML
    • ExcludeHttpRedirect
    • ExcludeHttpsAutoDiscoverDomain
    • ExcludeHttpsRootDomain
    • ExcludeScpLookup
    • ExcludeSrvRecord
    • ExcludeLastKnownGoodURL (Outlook 2013 の場合のみ)

    注: 一部のドキュメントでは、このシナリオでは ExcludeSrvLookup の値が Outlook により使用されると記載されています。ExcludeSrvLookup の値は Outlook のコードに存在しないため、このドキュメントは正しくありません。Autodiscover に関する SRV レコードのルックアップを制御するために Outlook により使用されるのは、ExcludeSrvRecord レジストリ値のみです。そのため、\Autodiscover サブキーの下に ExcludeSrvLookup という名前の値を見つけた場合は、その値を 0 に変更しても問題ありません。

  4. 以下のレジストリ サブキーを使用して手順 3. を繰り返します。

    HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Office\x.0\Outlook\AutoDiscover

    注: 上記のレジストリ パスの x.0 の部分は、Outlook のバージョンに対応します (15.0 = Outlook 2013、14.0 = Outlook 2010、12.0 = Outlook 2007)。
詳細
Outlook で以下の手順を使用すると、Outlook が Exchange から Autodiscover の情報を取得しようとする手段である方法を確認できます。
  1. Outlook を起動します。
  2. Ctrl キーを押して通知領域の Outlook アイコンを右クリックし、[電子メールの自動構成のテスト] をクリックします。
  3. [電子メール アドレス] ボックスに電子メール アドレスが正しく入力されていることを確認します。
  4. ドメインにログインしていない場合、または自分のメールボックスとは異なるメールボックスにアクセスする場合は、パスワードを入力します。
  5. [Guessmart を使用する] チェック ボックスおよび [セキュア Guessmart 認証] チェック ボックスをオフにします。
  6. [テキスト] をクリックします。
  7. [ログ] タブで詳細を確認します。
以下の図は、ExcludeScpLookup の値と ExcludeHttpsAutoDiscoverDomain の値が 1 に設定されている場合の [ログ] タブを示しています。



ExcludeScpLookup の値のみが 1 に設定されている場合のこの情報を比較します。



注: この情報は、Outlook により行われるさまざまなルックアップの試行を示すことのみを目的としているため、上記の図のエラーは無視してください。

また、Outlook (2007 または 2010) でログを有効にすると、%temp%\Olkdisc.log ファイルにさまざまな Autodiscover のルックアップの試行が見つかります。このログ ファイルには、いずれかの Autodiscover のルックアップ方法を除外するためにユーザーが構成したレジストリ設定も含まれます。以下の図では、ExcludeScpLookup の値と ExcludeHttpsAutoDiscoverDomain の値が両方とも 1 に設定されていることが明確にわかります。



Autodiscover のクライアント側管理に関連する以下の資料を参照してください。

2612922 グループ ポリシーを使用して Outlook の AutoDiscover を制御する方法
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;JA-JP;2612922


Autodiscover の機能、および Outlook が Exchange 上の Autodiscover サービスとコンタクトする方法の詳細については、以下の資料を参照してください。

ホワイト ペーパー: Exchange 2007 Autodiscover Service
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/bb332063.aspx



注意 : これは、マイクロソフトのサポート組織内で直接作成された "緊急公開" の資料です。 この資料には、確認中の問題に関する現状ベースの情報が記載されています。 情報提供のスピードを優先するため、資料には誤植が含まれる可能性があり、予告なしに随時改定される場合があります。 その他の考慮事項については、使用条件を参照してください。
プロパティ

文書番号:2212902 - 最終更新日: 11/09/2015 08:51:00 - リビジョン: 2.0

Microsoft Outlook 2013, Microsoft Outlook 2010, Microsoft Office Outlook 2007, Outlook 2016

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