SQL Server セットアップ済 MSCS への Option Pack セットアップ

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この資料は、アーカイブされました。これは "現状のまま" で提供され、更新されることはありません。
概要
この資料では、SQL Server 6.5 (Windows NT SP4 か SQL Server SP5a を適用済み) または SQL Server 7.0 をインストール済みの Microsoft Cluster Server (MSCS) に Windows NT Option Pack (NTOP) をインストールする手順について説明します。この手順により、WWW サービスや FTP サービスのフェールオーバーを正しく構成することができます。

これらの説明は、次の Microsoft Knowledge Base の資料で提供される一般的なインストール説明への補足です。
191138How to Install Windows NT Option Pack on Microsoft Cluster Server
191138[IIS] HOWTO: Option Pack を Cluster Server 上にインストールする方法
Microsoft Cluster Server に Windows NT Service Pack 4 MSDTC、SQL Server 6.5 SP5a、または SQL Server 7.0 が インストールされている場合、クラスタに NT Option Pack を正しくインストールするには、新しいインストール手順を使用する必要があります。次の新しいインストール手順を実行した後、191138の資料にある注意を使用することで、Microsoft Cluster Server 1.0 に Windows NT Option Pack をインストールできます。

Windows NT Service Pack 4、SQL Server SP5a および SQL Server 7.0 でアップグレードされた、Microsoft Distributed Transaction Coordinator (MSDTC) のファイルへの小変更が原因で、191138の資料に記載されている Windows NT Option Pack のインストール手順では、Microsoft Cluster Server システムの 2 番目のノードに対するインストールがうまくいきません。この資料では、更新された MSDTC を使用している Cluster Server の両方のノードに Windows NT Option Pack を正常にインストールするための必要な手順を説明します。

: 新しい MSDTC コンポーネントと Windows NT Option Pack セットアップ プログラムに伴うこの問題のため、インストールに手順が追加され複雑になっています。Cluster Server システムに対する Windows NT Option Pack のインストールを始める前に、この資料全体をよく読んで内容を確実に理解するようにしてください。
詳細
Microsoft Cluster Server に Windows NT Option Pack をまだインストールしていない場合は、次の手順を使って、Q191138 の標準的なインストール手順を使用するのか、次に記す新しいインストール手順を使う必要があるのかを判断できます。
  1. クラスタに対する Windows NT Option Pack のセットアップでは、クラスタの両方のノード上でセットアップを実行する必要があります。一方のノード上でセットアップを完了してから、2 番目のノードのセットアップを開始しなければなりません。この資料では、セットアップを最初に実行するノードを Node A と呼び、2 番目にセットアップを実行するノードを Node B と呼ぶことにします。

    この資料と 191138の資料の全体にわたって一貫して使用する限り、Node A と Node B の指定はどちらでもかまいません。

    Node B となるノード (最後に Option Pack セットアップ プログラムを実行するノード) について、次のファイルのバージョンを確認してください。
    %windir%\system32\msdtc.exe
    %windir%\system32\msdtc.dll
  2. これら 2 つのファイルのバージョンがどちらも 1997.11.532.0 の場合は、191138に書かれているインストール手順をそのまま使用できます。
  3. これら 2 つのファイルのバージョンが、どちらもバージョン 1997.11.532.0 より新しい場合は、次に記述するインストール手順を使用する必要があります。
新しい方の MSDTC ファイルがインストールされた Microsoft Cluster Server システムに Windows NT Option Pack をインストールしようとすると、Node B へのインストール途中に次のエラー メッセージが表示されます。
The command "C:\Winnt\System32\msdtc.exe" -join failed
Error Code = 0xffffffff
MSDTC サービスをインストール中に、例外が発生しました。
Error Code = 0x80004005
"Transaction Server Core Components" をセットアップできませんでした。エラー コードは 0x748dd88 です。
セットアップは継続しますが、コンポーネントは正しく機能しない可能性があります。
(次のエラーが 1 行に 8 件分表示されます。)
CreateIISPackage or DeleteIISPackage, 0x80040154
Class not registered.
(Index Server をインストールする指定をしていた場合は次のエラーが表示されます。)
Setup could not set webhits OOP.
(Windows NT Option Pack のインストールの最後に次のエラーが表示されます。)
Microsoft Transaction Server Setup was not completed successfully.
これらのメッセージは、Node B に対する Windows NT Option Pack のインストールが失敗し、IIS、MTS、および MSDTC が Node B では正常に動作しないことを意味します。Node B に Windows NT Option Pack を正常にインストールするには、Node B から Windows NT Option Pack を削除し、再インストールしてください。Node B から Windows NT Option Pack を正しく削除するには、次の手順を使用します。
  1. Node B の Cluster Service を停止します。
  2. Node B で、コントロール パネルの [アプリケーションの追加と削除] をクリックします。
  3. 一覧から Windows NT 4.0 Option Pack を選択し、[プログラムの変更と削除] ボタンをクリックします。
  4. Windows NT Option Pack のセットアップが開始されたら、[すべて削除] を選択して Option Pack をアンインストールします。
  5. 次の手順 6. に進み、Node のインストール処理を再開します。
SQL Server がインストールされた Microsoft Cluster Server への Windows NT Option Pack のインストールの失敗を避けるには、次の順序で各製品を新規インストールしてください。
  • Windows NT Server 4.0 Enterprise Edition
  • Windows NT Service Pack 3
  • Microsoft Cluster Server 1.0
  • SQL Server 6.5 Enterprise Edition
  • SQL Server Cluster Service
  • Internet Explorer 4.01
  • Windows NT Option Pack
(オプション)
  • SQL Server Service のクラスタ化解除
  • SQL Server Service Pack 5a
  • SQL Server Service の再クラスタ化
(推奨)
  • Windows NT Service Pack 4 以降の サービスパック(Windows NT Option Pack をインストールする前に SQL Server SP5a または Windows NT SP4 を適用すると、エラーが発生します。)
Microsoft Cluster Server 1.0 に Windows NT Option Pack および SQL Server 7.0 をインストールするには、次の順序で行ってください。
  • Windows NT 4.0 Server Enterprise Edition
  • Windows NT Service Pack 3
  • Microsoft Cluster Server 1.0
  • Internet Explorer 4.01
  • Windows NT Option Pack
  • Windows NT Service Pack 4
  • SQL Server 7.0 Enterprise Edition
  • SQL Server Cluster Service
新しい方の MSDTC ファイルを使用しているシステムの場合は、次の手順を実行してください。

: Windows NT のシステム ディレクトリは、Node A と Node B の両方で同じ場所に存在しなければなりません。たとえば、Windows NT を Node A の C:\Winnt にインストールした場合は、Node B でも同じく C:\Winnt に Windows NT をインストールする必要があります。Windows NT の %SystemRoot% フォルダが Node A と Node B の両方で同じでない場合は、IIS のフェールオーバーを実行できません。

  1. すべてのクラスタ リソース グループを Node A に移動します。
  2. Node A に対する Windows NT Option Pack のインストールを開始します。"Microsoft Internet Information Server" セットアップ画面での、WWW、FTP、およびアプリケーションのインストール先の設定はデフォルトのままにします。Transaction Server のインストール中 "Microsoft Transaction Server 2.0" 画面で、Windows NT Option Pack セットアップ プログラムによって、現在そのノードで所有しているすべてのリソース グループのクラスタ ディスク リソースでの MSDTC トランザクション ログの場所が検索されます。MSDTC リソースは、現在 SQL Server が置かれているリソース グループに存在しなければなりません。MSDTC ログのインストール先となるリソース グループの指定を求めるダイアログ ボックスが表示されたら、作成済みの SQL Server リソース グループのネットワーク名をドロップダウン リストから選択し、SQL Server リソース グループに所属するディスク リソース上に MSDTC Log ディレクトリを配置します。たとえば、SQL Server リソース グループのネットワーク名が "SQLGroup" で、そのグループに割り当てられたディスク リソースがドライブ文字 S: に割り当てられている場合は、[仮想サーバー] ドロップダウン リストで "SQLGroup" を指定し、MSDTC Log ディレクトリへのパスとして S:\MSDTCLog を指定します。

    デフォルトのクラスタ グループには何もインストールしないでください。
  3. Windows NT Option Pack のインストールの最後に、Node B へのインストールを開始し完了後 [OK] をクリックすることを指示するダイアログ ボックスが表示されます。このメッセージは無視し、このダイアログ ボックスで [OK] をクリックしてセットアップを続けます。
  4. Node A の再起動を求める確認メッセージが表示されますが、[いいえ] をクリックしてください。この時点では、Node A を再起動しないでください。
  5. リソース グループを Node A から Node B に移動しないでください。リソース グループが Node A で動作している状態のままにします。
  6. Node B に移り、コマンド プロンプトを開いて、次のように入力して Microsoft Cluster Service を停止します。
    NET STOP CLUSSVC
  7. Node B に対する Windows NT Option Pack のインストールを開始します。"Microsoft Internet Information Server" セットアップ画面での、WWW、FTP、およびアプリケーションのインストール先の設定はデフォルトにままにします。このインストールでは、トランザクション ログの場所を求めるダイアログ ボックスは表示されません。このインストールが完了したら、Node B を再起動します。
  8. Windows NT Service Pack 4 が Node B にインストールされている場合、Windows NT Option Pack をインストールしてコンピュータを再起動しても、Cluster Server サービスは開始されません。これは既知の問題です。詳細については、次の Microsoft Knowledge Base の資料を参照してください。
    218922Installing NTOP on Cluster Server with SP4 Causes Event IDs 1009 and 1058
    SP4 を Node B に再度適用してコンピュータを再起動しなければ、Microsoft Cluster Server サービスは開始されません。
  9. リソース グループを Node A から Node B に移動します。
  10. Node A を再起動します。
  11. Windows NT Service Pack 4 が Node A にインストールされている場合、Windows NT Option Pack をインストールした後、クラスタ サービスが開始されません。これは既知の問題です。詳細については、次の Microsoft Knowledge Base の資料を参照してください。
    218922Installing NTOP on Cluster Server with SP4 Causes Event IDs 1009 and 1058
    SP4 を Node A に再度適用してコンピュータを再起動しなければ、Microsoft Cluster Server サービスは開始されません。

    MSDTC が、クラスタ化システムに対応した正しい構成となるように、次の 7 つの手順を実行します。

  12. リソース グループを Node B から Node A に移動します。リソース グループが Node A で動作している状態のままにします。
  13. Node A のコマンド プロンプトで、次のように入力します。
    msdtc -remove
  14. Node B のコマンド プロンプトで、次のように入力します。
    msdtc -remove
  15. Cluster Server リソース グループのどれかに MSDTC リソースがある場合は、該当するグループからこのリソースを削除してください。MSDTC リソースをインストールした場合、そのリソースは 1 つのリソース グループ内にしか存在できません。MSDTC リソースがどのリソース グループにもない場合は、問題ありません。
  16. Node A のコマンド プロンプトで、次のように入力します。
    msdtc -install -d %windir%\system32 -l <SQL 共有ディスク上の DTC ログ ファイルの場所> -v <SQL グループの仮想サーバー名>
    : DTC ログ用に指定するディレクトリが共有ディスク上に存在することを確認してください。たとえば、-l 変数に「S:\MSDTCLog」と入力した場合は、S ドライブのルートに MSDTCLog ディレクトリが存在することを確認してください。存在しない場合は、上記のコマンドを実行する前に作成してください (たとえば、SQLGroup であれば、msdtc - install -d %windir%\system32 -l S:\MSDTCLog -v SQLGroup と入力します)。

  17. : DTC ログ用に指定するディレクトリが共有ディスク上に存在することを確認してください。たとえば、-l 変数に「S:\MSDTCLog」と入力した場合は、S ドライブのルートに MSDTCLog ディレクトリが存在することを確認してください。存在しない場合は、上記のコマンドを実行する前に作成してください (たとえば、SQLGroup であれば、Node B のコマンド プロンプトで、次のように入力します。
    msdtc -join %windir%\system32
    この時点で、MSDTC はクラスタ上に正しくインストールされ、MSDTC リソースは Cluster Administrator の SQL Server リソース グループに存在しています。SQL Server グループのフェールオーバーが正しく機能するように、必ず手順 18. を実行するようにしてください。手順 18 の実行を怠ると、SQL Server グループのフェールオーバーが一方のノードからもう一方のノードに移る際、最長で 5 分かかることになります。

  18. : DTC ログ用に指定するディレクトリが共有ディスク上に存在することを確認してください。たとえば、-l 変数に「S:\MSDTCLog」と入力した場合は、S ドライブのルートに MSDTCLog ディレクトリが存在することを確認してください。存在しない場合は、上記のコマンドを実行する前に作成してください (たとえば、SQLGroup であれば、Cluster Administrator で、指定した SQL Server リソース グループ内の MSDTC リソースを強調表示し、右クリックして [プロパティ] を選択します。[依存関係] タブをクリックして、[変更] ボタンをクリックします。[依存関係の変更] の左フレームで、SQL Server 仮想サーバーのネットワーク名を強調表示してダブルクリックします。こうすることで、仮想サーバー名が左側のフレームから右側の一覧に移動し、"依存関係" の下に表示されます。[OK] をクリックし、[適用] をクリックして、[OK] をクリックします。同様の手順で SQL Server の仮想汎用サービスも依存関係に追加します。
  19. : DTC ログ用に指定するディレクトリが共有ディスク上に存在することを確認してください。たとえば、-l 変数に「S:\MSDTCLog」と入力した場合は、S ドライブのルートに MSDTCLog ディレクトリが存在することを確認してください。存在しない場合は、上記のコマンドを実行する前に作成してください (たとえば、SQLGroup であれば、ここで、Web または FTP のフェールオーバー サイトを作成する必要があります。この構成での Internet Information Server (IIS) の仮想サーバーには、少なくとも IP アドレスを持つリソース グループが必要です。ただし、Web ページを保存するためのディスク リソースも同様に用意することをお勧めします。

    デフォルトのクラスタ グループは使用しないでください。
  20. : DTC ログ用に指定するディレクトリが共有ディスク上に存在することを確認してください。たとえば、-l 変数に「S:\MSDTCLog」と入力した場合は、S ドライブのルートに MSDTCLog ディレクトリが存在することを確認してください。存在しない場合は、上記のコマンドを実行する前に作成してください (たとえば、SQLGroup であれば、IIS のインスタンスを作成するリソース グループがまだ Node A 上で動作していない場合は、これを Node A に移動します。World Wide Web サイトのリソース グループを作成していない場合は、ここで作成し、WWW サイトで使用するディスク リソースと IP アドレスを指定します (たとえば、Web サイトのリソース グループが WWWGroup であれば、その WWWGroup を Node A に移動します)。
  21. : DTC ログ用に指定するディレクトリが共有ディスク上に存在することを確認してください。たとえば、-l 変数に「S:\MSDTCLog」と入力した場合は、S ドライブのルートに MSDTCLog ディレクトリが存在することを確認してください。存在しない場合は、上記のコマンドを実行する前に作成してください (たとえば、SQLGroup であれば、Node A の Microsoft 管理コンソール (MMC) で、Internet Information Server のツリーを展開し、コンピュータ名を右クリックして、新しい Web (または FTP) サイトを作成します。
  22. : DTC ログ用に指定するディレクトリが共有ディスク上に存在することを確認してください。たとえば、-l 変数に「S:\MSDTCLog」と入力した場合は、S ドライブのルートに MSDTCLog ディレクトリが存在することを確認してください。存在しない場合は、上記のコマンドを実行する前に作成してください (たとえば、SQLGroup であれば、この新しいサイトのプロパティに、この Web サイトが存在するリソース グループの IP アドレス リソースと同じ IP アドレスを設定します (たとえば、WWWGroup に "IP Address" リソースがあり、10.5.5.1 に設定されている場合は、MMC で、このアドレスを使って新しい Web サイトを構成します)。
  23. : DTC ログ用に指定するディレクトリが共有ディスク上に存在することを確認してください。たとえば、-l 変数に「S:\MSDTCLog」と入力した場合は、S ドライブのルートに MSDTCLog ディレクトリが存在することを確認してください。存在しない場合は、上記のコマンドを実行する前に作成してください (たとえば、SQLGroup であれば、ディレクトリ、Universal Naming Convention (UNC) 接続、またはサイトがホーム ディレクトリとして使用するリダイレクションを選択します。ドライブを選択する場合は、IP アドレスと同じリソース グループにあるディスク リソースでなければなりません。
  24. : DTC ログ用に指定するディレクトリが共有ディスク上に存在することを確認してください。たとえば、-l 変数に「S:\MSDTCLog」と入力した場合は、S ドライブのルートに MSDTCLog ディレクトリが存在することを確認してください。存在しない場合は、上記のコマンドを実行する前に作成してください (たとえば、SQLGroup であれば、フェールオーバー機能を提供するそれぞれの WWW または FTP サイトについて、手順 21. ~ 23. を繰り返します。
これ以降のインストール作業は、191138に戻って、「Synchronize the IIS User Accounts」から始まる残りの処理を問題なく進めることができます。

関連情報については、次の Web ページを参照してください。
詳細
この資料は米国 Microsoft Corporation から提供されている Knowledge Base の Article ID 223258 (最終更新日 2000-03-22) をもとに作成したものです。

プロパティ

文書番号:223258 - 最終更新日: 01/24/2014 03:22:54 - リビジョン: 1.0

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