[XADM] 削除済みアイテムの保存期間およびメッセージ削除処理について

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概要
この資料では、メッセージ削除処理および Exchange Server で [削除済みアイテムの保存期間] オプションが選択されている場合の削除要求の処理方法について説明します。これは、Exchange Server の管理者がこの処理について理解し、それに従ってこの処理を計画する際に役立ちます。
詳細

クライアント側の観点

サーバー上にメッセージを格納するようにクライアントのプロファイルが構成されていて、メッセージがフォルダ内にあり、削除操作が要求されると、通常の状況では、メッセージは [削除済みアイテム] フォルダに移動されます。[削除済みアイテム] フォルダを空にすると、メッセージ削除の要求が Exchange Server インフォメーション ストアに送信されます。また、該当するメッセージを選択して Shift キーを押しながら Del キーを押すことにより、メッセージを任意のフォルダから強制的に削除することもできます。

Exchange Server メールボックスではなく個人用フォルダ ファイル (.pst) に配信するようにクライアントのプロファイルが構成されている場合、メッセージは [削除済みアイテム] フォルダに移動されずに、ローカルの .pst ファイルにコピーされた後に [受信トレイ] フォルダから削除されます。[削除済みアイテム] フォルダ以外のフォルダから削除されたアイテムの表示方法を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
178630 [XADM] 削除済みアイテム フォルダを使用しないアイテムの復元方法

インフォメーション ストア側の観点

インフォメーション ストアでは、特定のフォルダ内のメッセージ ID で指定されているメッセージを削除する要求を受信したときに、そのメッセージをソフト削除 (論理削除とも呼ばれます) するか、ハード削除 (物理削除とも呼ばれます) するかを決定します。メッセージのハード削除は、以下のいずれかの条件に該当する場合に実行されます。
  • クライアントからの要求でハード削除が指定されている。
  • 有効なアイテム保存期間がゼロである。
  • プライベート インフォメーション ストアまたはパブリック インフォメーション ストアに関して "Force Hard Deletes" (ハード削除を強制的に行う) を示すレジストリ キーが有効になっている。
  • 削除を要求しているアカウントがゲートウェイである。
  • 削除を要求しているアカウントがシステムである。

ソフト削除

ソフト削除は、ハード削除のどの条件にも該当しない場合に実行されます。MsgFolder テーブル内のエントリに、そのメッセージがフォルダからソフト削除されたことを示すフラグが設定されます。メールボックスとフォルダのメッセージ数も更新されます。この時点で、このメッセージは削除済みアイテムの復元で復元可能です。

次回のスケジュールされているインフォメーション ストアの保守作業中に、各フォルダが調べられ、フォルダ内に含まれるソフト削除されたメッセージに削除済みアイテムの保存期間を過ぎたものがあるかどうかが確認されます。プライベート インフォメーション ストアおよびパブリック インフォメーション ストアの削除済みアイテムの保存期間は、Exchange Server 管理ツールで構成します。該当するメッセージが見つかると、そのメッセージはハード削除されます。ハード削除の詳細については、この資料の「ハード削除」を参照してください。Exchange Server 管理ツールを使用してインフォメーション ストアの保守スケジュールを制御することもできます。

削除済みアイテムの保存期間の構成方法の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
246283 [XADM] Exchange Server 5.5 で削除済みメッセージの保存期間を設定する
インフォメーション ストアの保守およびスケジュールの関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
159196 [XADM] IS 保守スケジュールで制御されるタスク

ハード削除

あるメッセージがハード削除されると、そのメッセージの参照は、フォルダ テーブルとメッセージ テーブルのエントリの間のマッピングである MsgFolder テーブルから直ちに削除されます。この時点で、削除済みアイテムの回復を使用したとしても、該当するフォルダを含むメールボックスからは削除済みメッセージを利用できません。メッセージの参照カウントがチェックされます。メッセージの参照カウントがゼロになると (このメッセージのコピーを含むメールボックスが他にないことを意味します)、DeletedMessages テーブルに、このメッセージをメッセージ テーブルから削除する準備ができたことを示すエントリが作成されます。

次回のバックグラウンド クリーンアップ処理中に、DeletedMessages テーブル内のエントリが調べられ、メッセージ テーブル内の対応するエントリが削除されます。この処理はデフォルトで 1 時間ごとに行われますが、次のレジストリ エントリを編集すると、このスケジュールを制御できます。
  • HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\MSExchangeIS \ParametersPublic\Background Cleanup (ミリ秒単位の値)
  • HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\MSExchangeIS\ ParametersPrivate\Background Cleanup (ミリ秒単位の値)
バックグラウンド クリーンアップ処理の関連情報を参照するには、以下の「サポート技術情報」 (Microsoft Knowledge Base) をクリックしてください。
159306 [XADM] IS スケジュールにない IS 保守タスク

結論

削除済みアイテムの保存期間を有効にして値を大きくする場合、容量の追加を計画することが必要な場合があります。以下の例は、ユーザーが削除した後にメッセージが長時間にわたって存在する場合を示しています。
  • 削除済みアイテムの保存期間が 48 時間に設定されている。
  • インフォメーション ストアの保守が午前 3 時~午前 7 時の間に実行するように設定されている。
  • バックグラウンド クリーンアップが 1 時間ごとに実行されるように構成されている。
この例では、午前 8 時に削除したメッセージは、48 時間にわたってハード削除の候補になりません。次回のインフォメーション ストアの保守作業は午前 6 時に終了するようスケジュールされているため、このメッセージは 71 時間にわたってハード削除されません (レコードが削除されません)。
プロパティ

文書番号:249680 - 最終更新日: 12/05/2015 18:03:37 - リビジョン: 4.1

Microsoft Exchange Server 5.5 Standard Edition

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