特定の暗号化方式で暗号化したファイルを Windows 7 または Windows XP 環境上の Office 2003 で開けない

Office 2003 のサポートは終了しました

マイクロソフトでは、2014 年 4 月 8 日に Office 2003 のサポートを終了しました。この変更は、ソフトウェアの更新プログラムおよびセキュリティ オプションに影響しています。 この変更の意味および保護された状態を維持する方法について説明します。

現象
Microsoft Windows XP 環境上の Microsoft Office 2003 で、暗号化方式を RC4, Microsoft Enhanced RSA and AES Cryptographic Provider (Prototype) に設定して暗号化した Office ファイルを、Windows 7 環境上の Office 2003 で開こうとすると、読み取りパスワードを入力後、以下の警告メッセージが表示されてファイルが開けません。

また、Windows 7 環境上の Office 2003 で、暗号化方式を RC4, Microsoft Enhanced RSA and AES Cryptographic Provider に設定して暗号化した Office ファイルを、Windows XP 環境上の Office 2003 で開こうとすると、読み取りパスワードを入力後、以下の警告メッセージが表示されてファイルが開けません。

このファイルを開けません。使用されている暗号化の種類が無効です。ファイルの作成者に連絡してください。その他の暗号化の種類は、高度暗号化パックを使えば、利用できます。

この現象は Office 2007 以降のバージョンでは発生しません。
原因
この現象は、暗号化および複合化の際に参照するレジストリ キー名が Windows XP と Windows 7 とでは一致しないために発生します。

Windows XP 環境上のレジストリ キー
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Cryptography\Defaults\Provider\Microsoft Enhanced RSA and AES Cryptographic Provider (Prototype)


Windows 7 環境上のレジストリ キー
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Cryptography\Defaults\Provider\Microsoft Enhanced RSA and AES Cryptographic Provider


また、Office 2003 では暗号化する際に、Office データに暗号化の種類を埋め込みます。そして複合化する際に、暗号化した際の種類と一致するレジストリ キーを参照して、複合化処理時に利用する DLL ファイルを確認しますが、完全に一致するレジストリ キー名が存在しない場合、警告メッセージを表示します。
解決方法
この現象を解決するには、暗号化および複合化の際に参照するレジストリ キー名を一致させるため、お使いの環境に応じてレジストリを追加します。

重要 : このセクション、方法、またはタスクには、レジストリの編集方法が記載されています。レジストリを誤って変更すると、深刻な問題が発生することがあります。レジストリを編集する際には十分に注意してください。万一に備えて、編集の前にレジストリをバックアップしておくと、問題が発生した場合にレジストリを復元することができます。バックアップおよび復元方法の詳細を参照するには、以下のサポート技術情報をクリックしてください。
322756 Windows でレジストリをバックアップおよび復元する方法

Windows 7 x86 環境上の Office 2003 で、Windows XP の Microsoft Enhanced RSA and AES Cryptographic Provider (Prototype) 方式に暗号化されたファイルを開く場合

以下の内容をメモ帳などのテキスト エディタにコピーして *.reg 形式で任意の名前をつけて保存し、レジストリ エディタで実行します。
Windows Registry Editor Version 5.00[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Cryptography\Defaults\Provider\Microsoft Enhanced RSA and AES Cryptographic Provider (Prototype)]"Image Path"="%SystemRoot%\\system32\\rsaenh.dll""Type"=dword:00000018"SigInFile"=dword:00000000

Windows 7 x64 環境上の Office 2003 で、Windows XP の Microsoft Enhanced RSA and AES Cryptographic Provider (Prototype) 方式に暗号化されたファイルを開く場合

以下の内容をメモ帳などのテキスト エディタにコピーして *.reg 形式で任意の名前をつけて保存し、レジストリ エディタで実行します。
Windows Registry Editor Version 5.00[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Cryptography\Defaults\Provider\Microsoft Enhanced RSA and AES Cryptographic Provider (Prototype)]"Image Path"="%SystemRoot%\\system32\\rsaenh.dll""Type"=dword:00000018"SigInFile"=dword:00000000

Windows XP 環境上の Office 2003 で、Windows 7 のMicrosoft Enhanced RSA and AES Cryptographic Provider 方式に暗号化されたファイルを開く場合

以下の内容をメモ帳などのテキスト エディタにコピーして *.reg 形式で任意の名前をつけて保存し、レジストリ エディタで実行します。
Windows Registry Editor Version 5.00[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Cryptography\Defaults\Provider\Microsoft Enhanced RSA and AES Cryptographic Provider]"Image Path"="rsaenh.dll""Type"=dword:00000018"SigInFile"=dword:00000000
状況
マイクロソフトでは、この問題をこの資料の対象製品として記載されているマイクロソフト製品の問題として認識しています。
詳細

問題の再現手順

  1. Windows XP 上の Excel 2003 を起動します。
  2. [ツール] の [オプション] をクリックします。
  3. [セキュリティ] タブ の [このブックのファイル暗号化の設定] セクションの [詳細] ボタンをクリックします。
  4. [RC4, Microsoft Enhanced RSA and AES Cryptographic Provider (Prototype)] をクリックして [OK] をクリックします。
  5. [読み取りパスワード] を入力して [OK] をクリックします。
  6. [パスワードの確認] で再度パスワードを入力して [OK] をクリックします。
  7. ファイルを保存して閉じます。
  8. Windows 7 上の Excel 2003 で、手順 7 で保存したファイルをダブルクリックして開きます。
  9. [パスワード] 画面で、手順 5 で入力したパスワードを入力して [OK] をクリックします。

結果

以下の警告メッセージが表示されてファイルを開くことができません。

このファイルを開けません。使用されている暗号化の種類が無効です。ファイルの作成者に連絡してください。その他の暗号化の種類は、高度暗号化パックを使えば、利用できます。
プロパティ

文書番号:2541382 - 最終更新日: 10/04/2016 15:20:00 - リビジョン: 5.0

Microsoft Office Basic Edition 2003, Microsoft Office Professional Edition 2003, Microsoft Office Professional Enterprise Edition 2003, Microsoft Office Standard Edition 2003

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