Forefront Client Security のクライアント コンピューターに Forefront Endpoint Protection 2010 をインストールすると、Forefront Client Security がアンインストールされない

現象
Microsoft Forefront Client Security がインストールされているクライアント コンピューターに、Forefront Endpoint Protection 2010 をインストールすると、インストーラは Forefront Client Security が存在していることを報告せず、Forefront Client Security のコンポーネントが一部インストールされたままになります。
原因
Forefront Endpoint Protection 2010 がインストール済みの Forefront Client Security を検出する際に、英語の製品名を使って検出しています。しかし、日本語版の Forefront Client Security は検出の条件に合致する製品名でインストールされていないため、この現象が発生します。
回避策
この現象を回避するには、以下のいずれかの方法を実行してください。

方法 1 : Forefront Client Security のコンポーネントをアンインストールする

Forefront Endpoint Protection 2010 のインストールを開始する前に、手動で Forefront Client Security の以下のコンポーネントをアンインストールします。
  • Microsoft Forefront Client Security マルウェア対策サービス
  • Microsoft Forefront Client Security 状態評価サービス
  • Microsoft Operations Manager 2005 エージェント

方法 2 : Forefront Client Security をアンインストールするためのスクリプトを実行する

System Center Configuration Manager パッケージを利用して Forefront Endpoint Protection 2010 をインストールする場合には、Forefront Endpoint Protection 2010 をアンインストールするためのスクリプトを作成し、インストール パッケージの実行前にスクリプトを実行します。

サンプル スクリプト :

注 : 本スクリプトの動作は弊社では保証致しかねます。お使いの環境で展開する時には充分な動作テストを実施してください。
  1. Forefront Client Security (FCS) がインストールされているクライアントのコレクションを作成する

    FCS がインストールされているクライアント コンピューターのコレクションを作成します。アンインストールは、このコレクションに対して実行します。
    1. System Center Configuration Manager (SCCM) 管理コンソールを起動して、[System Center Configuration Manager]、[サイトデータベース]、[コンピューターの管理]、[コレクション] の順にクリックしてツリーを展開します。
    2. [コレクション] を右クリックして [新しいコレクション] をクリックします。
    3. [コレクションの新規作成ウィザード] で、[名前] ボックスに任意のコレクション名を入力し、[次へ] をクリックします。(例:FCS Clients)
    4. [メンバシップの規則] で [クエリ](円柱のアイコン )ボタンをクリックします。
    5. [クエリ規則のプロパティ] で [名前] ボックスに任意のクエリ名を入力し、[クエリ ステートメントの編集] ボタンをクリックします。(例:FCS Client Query)
    6. [FCS Clients クエリ ステートメントのプロパティ] で [条件] タブをクリックします。
    7. [新規作成](* のアイコン)ボタンをクリックします。
    8. [条件のプロパティ] で以下の項目を設定します。
    9. [条件のプロパティ] で以下の項目を設定します。
      [条件の種類] [単純な値]
      [場所][プログラムの追加と削除 – 表示名]
      [演算子][が次の値に等しい]
      [値]Microsoft Forefront Client Security マルウェア対策サービス と入力します。
    10. [FCS Clients クエリ ステートメントのプロパティ] の [条件] タブで、[条件] ボックスに、手順 9 で設定した値が設定されているのを確認して [OK] をクリックします。
    11. [クエリ規則のプロパティ] で [OK] をクリックして閉じます。
    12. [コレクションの新規作成ウィザード] で規則が登録されているのを確認して [次へ] をクリックします。
    13. [コレクションの新規作成ウィザード] の [提供情報]、[セキュリティ] は既定値のまま [次へ] をクリックします。
    14. 処理が完了したら [閉じる] をクリックしてウィザードを終了します。
    15. コレクション ツリーにて新たに作成されたコレクションを確認します。
  2. スクリプトを準備する
    1. SCCM サイト サーバーのローカルのドライブに任意のフォルダを作成します。
    2. 以下のコードをテキスト エディターで入力し、UninstallFCS.vbs として保存します。
      ' FCS の GUID 配列Dim arrFcsGuids(2)' FCS の アプリケーション名配列Dim arrFcsDispName(2)arrFcsDispName(0) = "Microsoft Forefront Client Security マルウェア対策サービス"arrFcsDispName(1) = "Microsoft Forefront Client Security 状態評価サービス"arrFcsDispName(2) = "Microsoft Operations Manager 2005 エージェント"const HKEY_LOCAL_MACHINE = &H80000002Const REG_SZ = 1     strComputer = "."  Set oShell = WScript.CreateObject ("WScript.Shell")Set oReg=GetObject("winmgmts:{impersonationLevel=impersonate}!¥¥" & _     strComputer & amp; "¥root¥default:StdRegProv")   strKeyPath = "Software¥Microsoft¥Windows¥CurrentVersion¥Uninstall"  oReg.EnumKey HKEY_LOCAL_MACHINE, strKeyPath, arrSubKeysFor Each subkey In arrSubKeys    subFindFcsGuid subkeyNextFor I=0 to Ubound(arrFcsDispName)    strCmd = "msiexec.exe /X " & arrFcsGuids(i) & " /q /l* log" & arrFcsGuids(i) & ".log /c"'   wscript.echo strCmd    oShell.run strCmd,,TrueNextSub subFindFcsGuid(subkey)    oReg.GetStringValue HKEY_LOCAL_MACHINE,strKeyPath & _                  "¥" & subkey , "DisplayName" ,strValue    For I=0 to Ubound(arrFcsDispName)        If StrComp( strValue, arrFcsDispName(I)) = 0 then                  arrFcsGuids(I) = subkey                  Exit For              End If    NextEnd Sub
    3. UninstallFCS.vbs ファイルを、手順 1 で作成したローカル ドライブの任意のフォルダに保存します。
  3. スクリプトを配布するパッケージを作成する

    手順 B の作業で作成したスクリプト ファイルを実行するためのパッケージを以下の手順で作成します。

    パッケージを作成する :
    1. SCCM コンソールを起動し、[サイト データベース]、[ソフトウェアの配布] の順にクリックして [パッケージ] を開きます。
    2. [パッケージ]を右クリックし、[新規] をクリックして、[パッケージ] をクリックします。
    3. [パッケージの新規作成ウィザード] で、[名前] ボックスに任意のパッケージ名を入力し、[次へ] をクリックします。
    4. [データソース] で、[このパッケージにソース ファイルを含める] チェック ボックスをオンにします。
    5. [ソースディレクトリ] 項目で [設定] ボタンをクリックします。
    6. [ソースディレクトリの設定] の [ ソースディレクトリの場所] 項目で、[サイトサーバーのローカルドライブ] をクリックします。
    7. [ソースディレクトリ] に、手順 B の 1 で作成した 「UninstallFCS.vbs」 ファイルが保存された 任意のフォルダを指定します。
    8. [ソースディレクトリの設定] の [OK] をクリックします。
    9. [データソース] の [次へ] をクリックします。
    10. [データ アクセス] で、全て既定値のまま [次へ] をクリックします。
    11. [配布の設定] で、全て既定値のまま [次へ] をクリックします。
    12. [レポート] で、全て既定値のまま [次へ] をクリックします。
    13. [セキュリティ] で、全て既定値のまま [次へ] をクリックします。
    14. [概要] で、全て既定値のまま [次へ] をクリックします。
    15. [パッケージの新規作成ウィザード] が完了したのを確認して、[閉じる] をクリックします。

    パッケージに含まれるプログラムの実行について設定する :
    1. [サイト データベース]、[ソフトウェアの配布]、[パッケージ] の順にクリックし、作成したパッケージ名のノードを展開して、[プログラム] を右クリックして、[新規] の [プログラム] をクリックします。
    2. [新しいプログラム ウィザード] で、以下の項目を入力し、[次へ] をクリックします。

      [名前]任意のプログラム名 (例 :uninstallFCS.vbs)
      [コマンド ライン]cscript uninstallFCS.vbs //NOLOGO /B
    3. [要件] で、全て既定値のまま [次へ] をクリックします。
    4. [環境] で、以下の項目を設定し、[次へ] をクリックします。

      [プログラムの実行条件]ユーザーのログオン状態にかかわらず
      [実行モード]

      補足 : 上記設定を実施することで、ユーザーがログオン状態にかかわらず実行されます。

    5. [詳細設定] で、[プログラムの通知を抑制する] チェック ボックスをオンにし、[次へ] をクリックします。
    6. [Windows インストーラ] で、全て既定値のまま [次へ] をクリックします。
    7. [MOM 保守モード] で、全て既定値のまま [次へ] をクリックします。
    8. [概要] で、全て既定値のまま [次へ] をクリックします。
    9. [新しいプログラム ウィザード] が完了したのを確認して、[閉じる] をクリックします。

    パッケージを配布する配布ポイントを設定する :
    1. [サイト データベース]、[ソフトウェアの配布] の順にクリックし、[パッケージ] の下にある、作成したパッケージ名のノードを展開し、[配布ポイント] を右クリックして、[新しい配布ポイント] をクリックします。
    2. [新しい配布ポイント ウィザード] で、[次へ] をクリックします。
    3. [パッケージのコピー] で、[配布ポイント] のいずれかの配布ポイントのチェック ボックスのチェックをオンにし、[次へ] をクリックします。
    4. [新しい配布ポイント ウィザード] が完了したのを確認して、[閉じる] をクリックします。

    提供情報を作成する :
    1. [サイト データベース]、[ソフトウェアの配布]、[パッケージ] の順にクリックし、[提供情報] を右クリックして、[新規] の [提供情報] をクリックします。
    2. [新しい提供情報ウィザード] の [全般] タブで、以下の項目をし、[次へ] をクリックします。
      [名前]任意の提供情報名 (例 :uninstall FCS)
      [パッケージ]作成したパッケージ名
      [コレクション] (手順 A で作成したコレクション)
    3. [スケジュール] で、[必須の割り当て] の右側にある黄色のアイコンをクリックします。
    4. [割り当てスケジュール] で、以下の項目を設定します。

      [提供情報開始時刻]プログラムがいつから利用できるようになるのかを決定します。
      [提供情報の有効期限]必要であればプログラムが利用できる有効期限を決定します。
      [必須の割り当て]提供情報を受け取りすぐに実行させたい場合には、[次のイベント直後に割り当てる] 項目の [直ちに] をクリックします。
    5. [次へ] をクリックします。
    6. [配布ポイント] で、[配布ポイントからコンテンツをダウンロードしてローカルで実行する] チェック ボックスのチェックをオンし、[次へ] をクリックします。
    7. [対話] で、全て既定値のまま [次へ] をクリックします。
    8. [セキュリティ] で、全て既定値のまま [次へ] をクリックします。
    9. [概要] で、全て既定値のまま [次へ] をクリックします。
    10. [新しい提供情報ウィザード] が完了したのを確認して、[閉じる] をクリックします。
状況
マイクロソフトでは、この問題をこの資料の対象製品として記載されているマイクロソフト製品の問題として認識しています。
プロパティ

文書番号:2563523 - 最終更新日: 10/04/2016 15:24:00 - リビジョン: 4.0

Microsoft Forefront Endpoint Protection 2010

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