会議出席依頼でタイム ゾーンが大阪、札幌、東京ではなくソウル、あるいはイルクーツクと表示される

Office 2003 のサポートは終了しました

マイクロソフトでは、2014 年 4 月 8 日に Office 2003 のサポートを終了しました。この変更は、ソフトウェアの更新プログラムおよびセキュリティ オプションに影響しています。 この変更の意味および保護された状態を維持する方法について説明します。

現象
Windows XP 上の Outlook で、会議出席依頼を作成、送信すると、OS、および Outlook 上ではタイム ゾーンが大阪、札幌、東京に設定されているにもかかわらず、会議のタイム ゾーンが意図せずソウル、あるいはイルクーツクになる現象が発生する場合があります。

イルクーツクがタイムゾーンとして設定されている会議出席依頼では、適用されている OS の修正プログラムにより、会議の主催者/参加者の間で、会議の時間が 1 時間ずれて表示される場合があります。
原因
Outlook は、OS からバックグラウンドで送信される WM_WININICHANGE というウィンドウ メッセージを受信すると、タイム ゾーンの初期化の設定を行います。
このタイムゾーンの初期化が行われる際には、タイムゾーンのオフセット (GMT+9 という情報) と日本語表記のタイムゾーンの表示名のみを使用して、自分自身が使用するべきタイムゾーンの情報をレジストリより検索します。
この際に、日本語 OS の環境においては、日本語表記のタイムゾーンのレジストリ キーが存在しないため、同じ GMT+9 のタイムゾーンのうち、文字コード順で最初に合致するものが選択されます。

例えば、2011 年のロシアのタイムゾーン変更に対応するための修正プログラム (KB2570791など) が適用されていない環境ではソウルが選択されますが、タイムゾーン変更の修正プログラムが適用されている環境では、イルクーツクが選択されることになります。
(イルクーツクは以前は GMT+8 でしたが、タイムゾーン変更に伴い GMT+9 に変更されました。)

イルクーツクがタイムゾーンとして選択された状態で会議出席依頼を作成し、その後、タイムゾーン変更の修正プログラムが適用されていない環境に会議出席依頼が送信されると、イルクーツクのタイムゾーンに 1 時間のずれが存在するため、会議の時間も 1 時間ずれる現象が発生します。

なお、Windows XP と、それ以降の OS ではタイム ゾーンの初期化の処理が異なるため、上記の現象は Windows Vista 以降の OS では発生しません。



解決方法
Outlook 2010 では以下の修正プログラムの適用により現象を回避可能です。

2597137 Outlook 2010 の修正プログラム パッケージ (x 86 Outlook-x の none.msp、x 64 の Outlook-x の none.msp): 2012 年 2 月 28日
回避策
以下のいずれかの方法で現象を回避可能です。
なお、会議出席依頼送信後に、ソウル、あるいはイルクーツクになっている会議出席依頼のタイム ゾーンを大阪、札幌、東京にもどすことはできません。
以下は会議出席依頼を送信する送信元の PC で問題を防止するための方法です。
  • Windows Vista 以降の OS を使用します。
    Windows Vista 以降では、Vista 以降の OS で使用可能な別の関数を使用してタイムゾーンの情報を取得しているため、Windows XP 上の Outlook と同じ現象は発生しません。
  • 以下の手順でレジストリを追加し、GMT+9 に存在するタイム ゾーンに日本語の表示名である "東京 (標準時)" を追加します。

    重要 : このセクション、方法、またはタスクには、レジストリの編集方法が記載されています。レジストリを誤って変更すると、深刻な問題が発生することがあります。レジストリを編集する際には十分に注意してください。万一に備えて、編集の前にレジストリをバックアップしておくと、問題が発生した場合にレジストリを復元することができます。バックアップおよび復元方法の詳細を参照するには、以下のサポート技術情報をクリックしてください。
    322756 Windows でレジストリをバックアップおよび復元する方法
    1. 以下の内容をコピー後ペーストし、拡張子を .reg として保存します。
      Windows Registry Editor Version 5.00 [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Time Zones\東京 (標準時)]"Display"="(GMT+09:00) 大阪、札幌、東京""Dlt"="東京 (夏時間)""Std"="東京 (標準時)""MapID"="18,19""Index"=dword:000000eb"TZI"=hex:e4,fd,ff,ff,00,00,00,00,c4,ff,ff,ff,00,00,00,00,00,00,00,00,00,00,00,\  00,00,00,00,00,00,00,00,00,00,00,00,00,00,00,00,00,00,00,00,00
    2. 保存した .reg ファイルをダブルクリックし、問題が発生する PC に適用します。
注意 : これは、マイクロソフトのサポート組織内で直接作成された "緊急公開" の資料です。 この資料には、確認中の問題に関する現状ベースの情報が記載されています。 情報提供のスピードを優先するため、資料には誤植が含まれる可能性があり、予告なしに随時改定される場合があります。 その他の考慮事項については、使用条件を参照してください。
プロパティ

文書番号:2589605 - 最終更新日: 11/02/2012 04:51:00 - リビジョン: 2.0

Microsoft Outlook 2010, Microsoft Office Outlook 2007, Microsoft Office Outlook 2003

  • KB2589605
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